長浜市・虎姫まちづくりセンターにて、個別塾を開講中です |
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個別塾について |
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ただ今開校している個別塾ですが、下のような指導報告書を使って、生 徒さん一人一人に合わせた指導を心掛けています。 ![]() |
学力よりも大切なこと? |
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家庭教師として、こんな題で記事を書くのはどうかとも思いますが、 一人の生徒との関わりの中で感じたことを書こうと思います。 まず、生徒一人一人の学力の伸びしろについての私見ですが、ちょう ど学校で学ぶ副教科、例えば美術とか音楽などは、歌が上手く歌えな いとか、絵が上手に描けない…など個人差があるように、頑張っても 超えられない"限界"というものが生徒一人一人にあると思っています。 ただ、それで諦めてしまうのではなく、どれだけ努力するかがその生 徒にとって非常に大切なことで、その頑張りは将来の貴重な財産にな ると思っています。 それを踏まえた上でお読みいただきたいのですが、 今指導している生徒の一人は、彼が小学3年生の時から教えています ので、かれこれ5年ほどの付き合いになります。 ![]() 上の画像を見てください。何の変哲もないワークに見えますが、こん なふうに○と×の両方が付いているのは、生徒自身が独力で解けなか ったところに×を付けているからなんです。 良いように"ごまかす"こともできるのに、誰から言われなくても普通 にこれができるのは正直なんだろうな、えらいなと思っています。 その彼が、ここ最近やる気を出してきていることに気づきました。 そんなある日のこと、ぽつりと、「いつも朝6時前に起きている」と 言うのです。 どうしてかと尋ねると、「ワークをやってる」との答え。 自発的に、なかなかできることではありません。…自分の中学時代の ことを思い返すと恥ずかしくなります。 そのような頑張りもあって、テストの成績も少しずつですが上がって きています。 もう一つここ最近で驚いたのは (失礼…)、彼が部活の顧問の先生から キャプテンに指名されたことです。 先生も彼のことを良く観察しているんだろうなと思いました。 普段はどことなく適当な雰囲気のある生徒なんですが、中学卒業まで の限られた期間にもっと良い特質を伸ばしてほしい、それが学力向上 につながってほしいと願っています。 そんなわけで彼を見ていると、学力よりも大切なことってあるよな… と思えるのです。 21年 11月 6日文責 八田 知明 |