ある参考書から学んだこと

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ある参考書から学んだこと


10年10月11日


最近は書店の学参のコーナーに平積みされている参考書の中に、基本から一つ一つ至極丁寧に説明されているものがあります。

私も必要があって、購入して今実際に用いていますが、1つ分かった事がありました。

それは、「これは生徒と共に教え手も学べる本だ」という事です。


では、どこが学べると思ったのか1つ簡単に例を挙げてみます。


英語の最初は「動詞の使い方」から始まります。

しかし「動詞」と言っても、be動詞と一般動詞に分かれており、またそれぞれに否定文、疑問文の作り方が異なるため、そこからつまずいて英語が苦手になってゆく場合があります。

では、その参考書はどう説明しているでしょうか。

1. まずbe動詞の肯定文(普通の文)での使い方のみを説明

2. 次にbe動詞の否定文での使い方のみを説明

3. be動詞の疑問文での使い方のみ説明

4. 一般動詞の使い方(いわゆる「3・単・現のS」場合も含めて)

5. 一般動詞の否定文

6. 一般動詞の疑問文‥


と(大体ですが)こんな感じで続いてゆきます。


この順番で教えてゆく事は当たり前なのですが、その参考書は各項目が見開きでまとめられていて、きちっと「事を分けて」進められている事に"教え方の基本"を学ばされたような思いがしました。

生徒に教える時(どの分野でも共通なのかも知れませんが)1つ1つが結びついていることが多いために、つい欲張って「あれもこれも」と(事を分けずに)芋づる式に教えようとしまう傾向が時にあるのではないかと思い反省させられました(常に良かれと思ってしているとしても)。

ある場合に教える側の「今は言わない勇気(?)」も必要(でも言うべき時に忘れてしまっては元も子もないのですが‥)。

つまりは生徒本人の理解度をいつも考えながら(1つ1つ理解したかどうかを十分確かめながら)進めてゆくことをいつも「大前提」として念頭に置いておかないといけないなーと、この参考書を見て考えさせられた次第です。

やはり最後にはまた「基本」に戻るのでしょうか。

いつもそこからそれないようにしたいと思います。
      
エバーラスティング  文責 八田 知明