アンクルKの他愛もない話

人形劇・影絵劇の台本 BGMを操作しながらナレーター気分になってお楽しみ下さい。

値段の競争に勝つには

未熟なセールスマンにとっては、値段は最初の口実であり、上達したセールスマンにとっては最後の口実である。

値段に開きがあるあるので商談を成立させることができない。特別の譲歩ができないか。こういった値段の言い訳は日常的なことである。

一般のセールスマンは値段を第一に置く。お客も亦そう思うらしい。

『何はともあれ、まず値段だね。』 あるいは単に『値段はいくらですか』と聞いてくる。

ところが、値段の障害にも拘わらず販売ができるセールスマンがいる。

彼によれば、値段は販売の成立、不成立に関しては主たる要素ではない。二義的なものである、値段よりも先行することがあると言うのだ。

品質の問題、サービスの問題、信頼の問題、さてまた、セールスマンの人格さえ問題とされる。

たとえば、あなたが九十弗もした洋服を着ているとする。こんな時代ではあるが三十弗か、それ以下でも一着の服を買うことができる。それなのに何故、あなたは九十弗の服を買ったのでしょう。

薄汚いカツ屋では、その半値以下で買えるのに、ナゼ、二倍もする値段を払うのだろうか。

勿論、この論は個々のことに当てはめると変なものになるが、それにしても、多くのセールスマンは未だにお客は値段で買っているものと信じている。

それで、お客との対話となると値段の話しかしない。

▲一番上に

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