アンクルKの他愛もない話

人形劇・影絵劇の台本 BGMを操作しながらナレーター気分になってお楽しみ下さい。

友人を失うな

あの有名な芸術家のチャールス・ダアナ・ギブソンについて言われていることがあります。彼は、その生涯中、決して友人を失わなかった人であり、また、友人を失うようなことを決してしでかさない人物であった。

これは、ギブソンを非常に尊敬していた新聞記者のアーサー・ブリスベインという人が書き残したものの中にあるのですが、試しに、文中の『友人』の代わりに『お客』という言葉に替えてみたらどうでしょう?

今まで一度もお客様を失ったことがない店など、およそ見当たらないであろう。が、私が懇意にしている店は、お客が引っ越しても、手紙で注文してくる有様。いったい、これはどういう訳合いだろうかと、私は幾度も主人に聞いてみた。

『さあ、強いて言えば、私は他の人よりも人様との友達づきあいが好きなんでしょうか。私の周辺にそういう人たちがいることは、うれしいことですし、単にお客としてではなく個人的な友人としてでも、うちの店に来てくださると思ってお付き合いしています。』

かれの言葉の中に、私は一つの教訓を学びとったが、セールスマンの誰でも同じように、何か教えられるものがあるであろう。

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