プロ野球-巨人列伝 ('80-'89)

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    '80年 (昭和55年) の巨人

    清原和博 (12歳) 中学1年 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 3位 (長嶋茂雄監督 / 44歳)  / 130試合 (勝)61 (敗)60 (分)9 (勝率).504

    (3番 左翼) ホワイト 試合 128 本塁打 29 打点 75 安打 133 打率 .284

    (4番 一塁) 王貞治 (39歳) 試合 129 本塁打 30 打点 84 安打 105 打率 .236

    (5番 右翼) 淡口憲治 試合 114 本塁打 14 打点 47 安打 101 打率 .294

    (9番 投手) 江川卓 (25歳) 試合 34 (勝敗S)16-12-0 (防)2.48


    '81年 (昭和56年) の巨人

    清原和博 (13歳) 中学2年 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 優勝 (藤田元司監督)  / 130試合 (勝)73 (敗)48 (分)9 (勝率).603

    相思相愛の東海大の三塁手・原の交渉権を獲得。華やかな原のスター性は暗い印象があった江川をはじめ、チームのムードも一気に明るくなった。
    投手陣は"先発三本柱"の江川が20勝、西本が18勝、定岡が11勝。チーム全体で47完投をしながら最優秀救援投手に角が輝く磐石の布陣。
    安定した投手陣に支えられ、若手の多い野手陣も躍動。当初、セカンドに入った原は、中畑のケガで三塁へ。そこから二塁・篠塚、復帰後には一塁・中畑が固まった。
    篠塚は首位打者争いをし、1厘差で2位。中畑も打率.322、終盤不振の時期があった原も22本塁打、67打点で新人王を獲得し、V9以来の日本一に。



    (3番 二塁) 篠塚利夫 試合 116 本塁打 7 打点 45 安打 147 打率 .357

    (4番 一塁) 中畑清 試合 109 本塁打 16 打点 66 安打 134 打率 .322

    (5番 中堅) ホワイト  試合 127 本塁打 13 打点 55 安打 115 打率 .273

    (9番 投手) 江川卓 (26歳) 試合 31 (勝敗S)20-6-0 (防)2.29

    '82年 (昭和57年) の巨人

    清原和博 (14歳) 中学3年 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 2位 (藤田元司監督)  / 130試合 (勝)66 (敗)50 (分)14 (勝率).569

    「先発三本柱」の江川が19勝、西本が15勝、定岡が15勝と充実の投手陣。しかし、前年絶対の安定感を誇った抑えの角
    の不振で接戦での勝利が減った。攻撃陣も波があり、原が33本塁打、92打点で阪神・掛布と2冠を争うも、打率は.275。
    原と四番の座を争った中畑も打率は.267で、首脳陣の信頼もいまひとつ。健闘したのは、初めて規定打席に到達し盗塁王
    に輝いた松本 (61盗塁)。勝ち星では中日を上回りながら、引き分けの差もあり、勝率で及ばず、悔しい2位に終わった。



    (3番 二塁) 篠塚利夫 (24歳) 試合 124 本塁打 7 打点 67 安打 147 打率 .315

    (4番 一塁) 中畑清 (28歳) 試合 124 本塁打 25 打点 78 安打 125 打率 .267

    (5番 三塁) 原辰徳 (23歳) 試合 130 本塁打 33 打点 92 安打 136 打率 .275

    (9番 投手) 江川卓 (27歳) 試合 31 (勝敗S)19-12-0 (防)2.36


    '83年 (昭和58年) の巨人

    清原和博 (15歳) 高校1年 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 優勝 (藤田元司監督)  / 130試合 (勝)72 (敗)50 (分)8 (勝率).590

    開幕ダッシュの主役は駒田 (50番)、槙原 (54番)、吉村 (55番)の"50番トリオ"。開幕第2戦で急遽先発に起用された駒田が、
    プロ初打席でいきなり満塁アーチ。さらに槙原が初登板初完封。代打起用中心ながら、3試合連続本塁打もあって、打率.326の吉村。
    投手陣では前半戦は角が絶好調で9連続セーブ、先発では開幕投手を務めた西本、槙原が好調を維持。打撃陣は、前年に続き全試合出場
    を果たした四番・原が"3割・30本塁打・100打点"を実現し、3年目にして打点王、MVP獲得。
    この年の巨人は本拠地後楽園で38勝14敗2分、勝率.731と圧倒的な強さを誇った。



    (3番 二塁) 篠塚利夫 (25歳) 試合 115 本塁打 13 打点 56 安打 130 打率 .307

    (4番 三塁) 原辰徳 (24歳) 試合 130 本塁打 32 打点 103 安打 151 打率 .302

    (5番 右翼) スミス 試合 102 本塁打 28 打点 72 安打 75 打率 .285

    (9番 投手) 江川卓 (28歳) 試合 33 (勝敗S)16-9-3 (防)3.27


    '84年 (昭和59年) の巨人

    清原和博 (16歳) 高校2年 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 3位 (王貞治監督 / 44歳)  / 130試合 (勝)67 (敗)54 (分)9 (勝率).554

    球団創立50周年を迎え、助監督3年で"帝王学"を学んだ上で、満を持して王監督就任。しかし、開幕投手の江川がオープン戦で
    右太ももに打球が直撃した影響もあってピリッとせず、原もキャンプで腰痛、オープン戦でも右脇腹故障など主力選手に故障者が続出。
    打撃陣は、篠塚が念願の首位打者 (.334)に輝き、新外国人のクロマティが35本塁打、93打点と結果を残した。
    しかし、優勝した広島には12勝12敗と互角も、"恐竜打線"の2位中日に引き分けを挟む14連敗もあり、8勝17敗と負け越したのも響いた。



    (3番 中堅) クロマティ 試合 122 本塁打 35 打点 93 安打 128 打率 .280

    (4番 一塁) 中畑清 (30歳) 試合 130 本塁打 31 打点 83 安打 145 打率 .294

    (5番 右翼) スミス 試合 84 本塁打 17 打点 50 安打 59 打率 .255

    (9番 投手) 西本聖 (28歳) 試合 31 (勝敗S)15-11-0 (防)3.12


    '85年 (昭和60年) の巨人

    清原和博 (17歳) 高校3年 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 3位 (王貞治監督 / 45歳)  / 130試合 (勝)61 (敗)60 (分)9 (勝率).504

    4月17日の阪神戦で槙原が7回表を終えた時点で3対1とリードしていたが、その裏、バース、掛布、岡田の伝説の
    "バックスクリーン3連発"を浴びる。また、西本の不振、試合後半に必ず崩れる江川の"100球肩"、槙原が
    左股関節骨折で7月上旬に戦線離脱と波に乗り切れず。打撃陣は松本が初の打率3割 (.302)、
    クロマティが112打点、吉村が出塁率リーグ2位をマークするなどヤングジャイアンツが躍動。しかし、
    8月末首位を陥落すると一気に失速。最終的には首位阪神に12ゲーム差の3位。



    (3番 中堅) クロマティ 試合 119 本塁打 32 打点 112 安打 149 打率 .309

    (4番 三塁) 原辰徳 (26歳) 試合 124 本塁打 34 打点 94 安打 125 打率 .283

    (5番 一塁) 中畑清 (31歳)  試合 125 本塁打 18 打点 62 安打 144 打率 .294

    (9番 投手) 斎藤雅樹 (20歳) 試合 41 (勝敗S)12-8-7 (防)2.96


    '86年 (昭和61年) の巨人

    清原和博 (18歳) 西武入団 1年目成績 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 2位 (王貞治監督 / 46歳)  / 130試合 (勝)75 (敗)48 (分)7 (勝率).610

    技巧派にモデルチェンジした江川と36歳の加藤がローテの軸。前年の左足股関節骨折から復活した槙原は、スライダーを駆使し、
    首位躍動の原動力に。最終的には江川が勝ち頭で16勝、加藤が14勝。「角ー鹿取ーサンチェ」の勝利の方程式も確立。
    ただ、若手の宮本、斉藤の不振、西本がコーチと衝突し、7勝に終わる。打撃陣はクロマティがリーグ2位の打率.363、37本塁打。
    さらに原も勝負弱さを言われながらも本塁打量産態勢に。しかし、勝ち星では1位ながら引き分けの差もあって勝率3厘差で優勝を逃した。



    (3番 中堅) クロマティ 試合 124 本塁打 37 打点 98 安打 171 打率 .363

    (4番 三塁) 原辰徳 (27歳) 試合 113 本塁打 36 打点 80 安打 115 打率 .283

    (5番 右翼) 吉村禎章 (23歳) 試合 128 本塁打 23 打点 72 安打 148 打率 .312

    (9番 投手) 江川卓 (31歳) 試合 26 (勝敗S)16-6-0 (防)2.69


    (西武 / 4番 一塁) 清原和博 (18歳 / 推定年俸 600万円) 試合 126 本塁打 31 打点 78 安打 123 打率 .304


    '87年 (昭和62年) の巨人

    清原和博 (19歳) 西武入団 2年目成績 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 優勝 (王貞治監督 / 47歳)  / 130試合 (勝)76 (敗)43 (分)11 (勝率).639

    前半の快進撃の原動力は2年目で15勝の桑田。江川も13勝を挙げているが、一番の功労者はサンチェの不振で抑えとなった鹿取。
    酷使と言われながら、63試合に登板し、7勝18セーブ。打線も好調で、篠塚、吉村、中畑、原の猛打線。山倉も捕手ながら22本塁打
    など攻守の貢献でMVP。後楽園のラストイヤーを独走Vで飾ったが、日本シリーズでは、またも西武に敗退。中堅・クロマティの
    緩慢な守備を突かれての走塁など、野球のレベルの差を感じさせられた屈辱の敗戦。



    (3番 中堅) クロマティ 試合 124 本塁打 28 打点 92 安打 143 打率 .300

    (4番 三塁) 原辰徳 (28歳) 試合 123 本塁打 34 打点 95 安打 133 打率 .307

    (5番 右翼) 吉村禎章 (24歳) 試合 127 本塁打 30 打点 86 安打 138 打率 .322

    (9番 投手) 桑田真澄 (19歳) 試合 28 (勝敗S)15-6-0 (防)2.17


    (西武 / 4番 一塁) 清原和博 (19歳 / 推定年俸 2,200万円) 試合 130 本塁打 29 打点 83 安打 115 打率 .259


    '88年 (昭和63年) の巨人

    清原和博 (20歳) 西武入団 3年目成績 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 2位 (王貞治監督 / 48歳)  / 130試合 (勝)68 (敗)59 (分)3 (勝率).535

    故障者続出で「東京ドーム元年」を飾ることができず、王監督は無念の退任。投手陣は前年引退した江川の代わりと期待されたガリクソンが14勝。
    打撃陣は、クロマティの離脱で、彗星のごとく現れた呂明賜が驚異的な活躍を見せ、一気にチームを首位へと引き上げた。
    しかし、7月6日、吉村が中日戦で守備中に栄村と激突し、左膝に大怪我を負う、"札幌の悲劇"で失速。
    開幕から接戦に弱いのが、この年の巨人の特徴。投打が噛み合わず、2ケタ得点で勝利した次の試合に、必ず負けるという不思議なジンクスも。



    (3番 二塁) 篠塚利夫 (30歳) 試合 116 本塁打 6 打点 58 安打 131 打率 .316

    (4番 三塁) 原辰徳 (29歳) 試合 126 本塁打 31 打点 81 安打 140 打率 .300

    (5番 右翼) 呂明賜 試合 79 本塁打 16 打点 40 安打 70 打率 .255

    (9番 投手) ガリクソン 試合 26 (勝敗S)14-9-0 (防)3.10


    (西武 / 4番 一塁) 清原和博 (20歳 / 推定年俸 3,000万円) 試合 130 本塁打 31 打点 77 安打 129 打率 .286


    '89年 (平成元年) の巨人

    清原和博 (21歳) 西武入団 4年目成績 / 巨人クリーンナップ & エース

    巨人 優勝 (藤田元司監督)  / 130試合 (勝)84 (敗)44 (分)2 (勝率).656

    4月8日の対ヤクルト開幕戦、原の2打席連続弾と桑田の完投で快勝し、開幕ダッシュに成功。斉藤、桑田、槙原の"三本柱"を
    中心とした強力投手陣で挑む。斉藤は11連続完投勝利を達成し、最多勝、最優秀防御率で沢村賞も受賞。打線の牽引役はクロマティで、
    開幕から驚異的打棒でヒットを量産し、4割目前の大活躍 (結果的に.378)。9月2日のヤクルト戦、代打出場を果たした吉村
    の1年2ヶ月ぶり"奇跡の復活"もVロードを後押し。対近鉄日本シリーズでも0勝3敗の土壇場から大逆転し、日本一に。



    (3番 二塁) 篠塚利夫 (31歳) 試合 119 本塁打 4 打点 38 安打 134 打率 .291

    (4番 左翼) 原辰徳 (30歳) 試合 114 本塁打 25 打点 74 安打 103 打率 .261

    (5番 中堅) クロマティ 試合 124 本塁打 15 打点 72 安打 166 打率 .378

    (9番 投手) 斎藤雅樹 (24歳) 試合 27 (勝敗S)20-7-0 (防)1.62


    (西武 / 4番 一塁) 清原和博 (21歳 / 推定年俸 5,300万円) 試合 128 本塁打 35 打点 92 安打 126 打率 .283




  1. 巨人3連覇以上のシーズン
    '65年 '66年 '67年 '68年 '69年 '70年 '71年 '72年 '73年 (前人未到9連覇 / 川上哲治監督)

    '07年 '08年 '09年 (3連覇 / 原辰徳監督)

    '12年 '13年 '14年 (3連覇 / 原辰徳監督)



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