東アジア 1850年
1895年
日本は1868年明治維新により、新国家に生まれ変わった。以後、近代化と富国強兵を図る。しかし、それには西欧と同様植民地を必要とすることとなり、朝鮮半島への進出を図ることとなる。
1840年アヘン戦争(〜1842)、1856年太平天国の乱(〜1864)、1884年清仏戦争(〜1885年)などで国力は衰退に向かっており、西欧列強が租借地や貿易のための条約を迫っていた。そんな中、日本の近代化にも刺激され、李鴻章らが軍隊などの近代化を図ろうとしていた。朝鮮半島への進出を図ろうとする日本と1894年に日清戦争に突入する。
シベリアを東進してきたロシアは、19世紀から南下をはじめる。海では日本への圧力、陸では清を圧迫し、1858年アイグン条約により黒竜江までを、1860年北京条約によりウスリー江以北の沿海州を獲得した。さらに、清国領内の満州についても、鉄道敷設権、租借など影響力を強めつつあった。
イギリスはインドのほとんどを植民地とし、英領インドができつつあり、ビルマへの進出しようとしていた。さらに1840年のアヘン戦争で、香港を英領とし、極東においても強力な足場を築いた。一方、フランスはヴェトナムに進出しようとしていた。
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