●クリムゾンアイズ・キャラクターファイル●
主要キャラクター
本編の主人公。自分や仲間を裏切った兄サグートを殺すために、バトリング大会“グランデュエロ”への出場を目指して旅をしている。ATの操縦技術は並より上程度だが、サグートから教えられた戦術とバトリングで培ってきた技術を駆使して幾つもの戦いを生き延びていく。かつて仲間だったゲリラたちを誤って殺害してしまったことによる罪悪感を持ち続け、サグートを倒すことで贖罪としようとしていた。
クラビウス共和国の大統領であり、レッカの兄。苗字は異なるが、血の繋がった実の兄妹である。戦乱が続くクラビウスに彗星のごとく現われ、各地の軍閥を瞬く間に平定して大統領となった。かつては反政府ゲリラの一員であったが、戦乱を収めるのは強大な力のみと判断して政府軍に寝返った。ATパイロットとしては圧倒的なまでの力量を持つ。
クエント人の女傭兵でATベルゼルガのパイロット。傭兵らしく契約と金勘定にシビアだが、契約者との約束は必ず果たす。戦いに喜びを見出す戦闘狂で、ATの操縦だけでなく自身も高い戦闘力を発揮する。レッカをライバル視するがバシリッサに敗北して左目を失う。
サグートを兄と呼んで慕う少女。出自は戦争孤児で、サグートの理想を信じてATのパイロットとなり、専用にカスタマイズされた黒いATに乗り込む。機械的な肉体改造を施されたバララントＰＳであり、ATと自身を神経接続でリンクさせることが可能である。しかし、その情緒は極めて不安定なものとなり、サグートの関心を集めるレッカに強烈な嫉妬心と憎悪を募らせた。
反政府民兵組織“自由クラビウス”の一員。その正体は、戦争を長引かせるためにバララントから送り込まれた密偵である。レッカの旅を支援するようなふりをしつつ、反政府ゲリラを首都アルザケル襲撃へと導く。バララント本国軍による首都攻略戦の最中、ハリラヤに殺害された。
その他のキャラクター
政府軍の士官で階級は少佐。戦場でもタキシードを着込んでいるが、実は女性である。レッカとの戦いで重傷を負い、身体の左半分が機械化されたサイボーグとなった。指揮官としては優れた力量を持つ。自分を２度も負かしたレッカへの復讐心からグランデュエロへの出場を目論む。自身の出場権獲得のために、レッカと組んでヘルマゴク一味とのバトリングに挑んだ。
レキセルの副官で階級は中尉。凄惨な現場に性的興奮を覚える変態的な人物である。レキセルとともに自由クラビウスの拠点を襲撃するも、レッカの反撃に遭い戦死する。
シッガルトの街のバトリング選手。レッカを追ってきたランバートとハンガーバトルで対決するが敗れる。愛機はストロングバックス。
シッガルドの街のバトリング選手で同地のタッグチャンピオン。リングネームは“ツートン・タランチュラ（２色の毒蜘蛛）” 空間戦闘のベテランで、弟のラインバックと組んだヘルラダー（地獄の梯子）バトルを得意とする。レッカとの２対１勝負に挑み敗れる。愛機はバウンティドッグ。
シッガルドの街のバトリング選手で同地のタッグチャンピオン。リングネームは“ツートン・タランチュラ（２色の毒蜘蛛）” 空間戦闘のベテランで、兄のブリーデンと組んだヘルラダー（地獄の梯子）バトルを得意とする。レッカとの２対１勝負に挑み敗れる。愛機はバウンティドッグ。
首都アルザケルのバトリング選手。リングネームは自称“スター・ボルト（天空の雷鳴）” レッカの持つ選手メダルを盗みグランデュエロに出場しようとするが発覚。兄のヘルマゴクと共同し、選手メダルを賭けてレッカと戦う。
首都アルザケルのバトリング選手でグランデュエロ連続３回出場の強豪。レッカの選手メダルを奪おうとする弟ジェシガンに助力する。元軍閥のＡＴパイロットであり、同軍閥を掃討したレキセルとは因縁があった。
リングネームは“ハウンド・オブ・ビゴニスク（ビゴニスクの猟犬）” バララントの特殊部隊ハンターファングの出身でグランデュエロの優勝候補のひとりである。グランデュエロ選手を闇討ちするバシリッサと戦うが敗れて死亡する。愛機はパイルバンカー付シールドを装備した陸戦用ファッティー。大会No.１の出力を自認する。
リングネームは“セレブリティ・ハングマン（高貴なる処刑人）” 貴族の出身で男爵を自称する。グランデュエロの優勝候補のひとりである。グランデュエロ選手を闇討ちするバシリッサと戦うが敗れて死亡する。愛機は左腕に工事用掘削機を取り付けたスコープドッグ。大会No．１のスピードを自認する。
リングネームは“クレイジー・デモリッシャー（狂った解体屋）” 累計懲役３万年を申し渡された囚人でグランデュエロの優勝候補のひとりである。首都に押し寄せてきたゲリラを相手に戦うが、暴走したバシリッサの襲撃を受けて死亡する。愛機は両腕にチェーンソーを装備したスコープドッグ。