☆ 口ポカンに気をつけましょう。

 

6月は「ムシ歯予防月間」で学校、職場で検診を受けた方も多いのではないでしょうか。 

 

私も園医をしているので、毎年この月は0歳から6歳までの250人の検診を担当しますが、今年も指しゃぶりのお子さんが気になりました。

 

ところで、あなたのお子さん、お孫さんのお口はキリッと引き締まった口元ですか。 3〜4歳になると唇の力が強くなり、いつも口を閉じて鼻で呼吸するようになります が、この頃までに噛み方が悪く唇、舌、咬みあわせの調和がとれていないと、お口を 開いたままの「お口ポカン」だったり、口を開けてペチャペチャ音が出るような食べ方 になってしまいます。

 

お口ポカンは次のような弊害が出やすいのです。
○ 口呼吸になりやすい。
○ 咬みあわせが不安定になる。
○ 前歯が出る。
○ 上アゴが深く狭い歯並びになる。
○ 発音に影響する。

このような口腔機能不全は生涯続くことになる可能性が高いので、早めに正しい口腔 機能の獲得のための訓練も必要になります。

 

実は指しゃぶりはお口ポカンになりやすく、これが早く卒業出来れば後に出てくる弊害を食い止めることが出来ます。
4歳になっても、指しゃぶりが卒業できない場合はご相談ください。