☆ お酢や夏みかんが歯を溶かすこと、ご存知ですか?
お酢の効果って何でしょうか。 減塩効果、食欲増進、疲労回復、カルシウムの吸収をよくする、などなど色々あります。
お酢だけでなく、柑橘系に含まれるクエン酸にもこの効果があり、レモンやすだちを加えると香りもよくさらに料理がおいしくなりますよね。
最近の健康ブームで、「飲むお酢」を取り入れている方も多いと思います。
お酢やクエン酸は体に良いのですが、歯を溶かすことをご存じですか?
お酢やクエン酸など「酸」によって歯が溶けてみじかくなったり、臼状に凹んだ状態を「歯牙酸蝕症(しがさんしょくしょう)」と言いま
す。
右上の写真は「酸蝕症」のために歯が極端にすり減ってしまった様子です。
私が歯科大生の頃は「歯牙酸蝕症」とは、バッテリー製造や、メッキ産業の職業病だと習いました。
しかし今はお酢やクエン酸の摂取以外にも、酸性食品をたくさん摂ることによる、生活習慣病と言えます。
ここ東三河では庭に夏ミカンの樹があるお宅が多いですね。
夏みかんを毎日食べるあなたも歯がすり減っていませんか。
外側の硬いエナメル質が「溶けて」なくなり柔らかい象牙質が表れると、あっという間に歯は小さくなってきて咬みあわせも乱れてきます。
「知覚過敏」といって歯みがきの時や冷たい物が異常にしみるという症状も出てきます。
体に良いお酢や柑橘類を取りながら歯も守るには、食べた後お茶や牛乳を口に含んで中和する事をお勧めします。
残念ながら、上の写真の様にすり減ってアゴを横、ずらさないと噛めなくなってしまったりしみてしみて食事が全然楽しくない、とお悩みのあなたご安心ください!残っている歯を右写真の様に治療する事が出来ますよ。
残っている歯全部に被せ物をして元あった形や咬みあわせを復元する事が可能です。
アゴを横にずらさなくてもバッチリ咬みあいます。冷たい物がしみにくくなりご家族や友人と一緒に何でも食べることができますよ。
歯がすり減ってお困りでしたら、ご相談ください。