日々の診療で特に年配の方から「もっと早くこの治療を受けたかった・・」という言葉をいただくと、実はちょっと複雑な気持ちになるのです。
あしはら歯科医院に来院してくださる方皆さんに歯周病治療をお勧めして行っていますが、若い方でも既に多くの歯を失って大きな部分入れ歯や、インプラントが何本も入っている方もいらっしゃいます。
私(古西)も体力的な低下を自覚するようになってきて、将来介護なしでいつまでも元気で過ごすためにはどんな治療が必要か・・ と、真剣に考えるようになりました。
その結果、現在 次の2点に重きをおいて診療をしています。
お口の中は歯磨きの仕方ですぐ環境が変わってきます。
現在歯周病菌が関係していると報告されている病気は以下のものです。
「最近噛みにくいなぁ」と思った時には既に手遅れとなることが多いです。
自宅では歯磨きをしっかり行い、それでも溜まってしまう汚れは定期検診で取り除き、お口の中の悪玉菌を極力少なくすることで歯が長持ちするようになります。
汚れを取ることに加え、噛む力を分散させることも、歯を長持ちさせるためには必要です。
しっかり噛めることで(自分の歯でなくても・・)、 体の軸を安定させることが出来、いつまでも元気に活動出来、それが介護を必要としない体力を保つことになり、寝たきりにならないことに繋がります。
世代が違っても家族皆で同じものが食べられることはうれしいことですよね。
来院される皆さんにはいつまでも元気に歳を重ねて頂きたいので、健康なお口で全身をしっかり護れるように、常に新しい知識や技術を身に着けて頑張りたいと思います。