sans sujet
_ 寝床に入る前にうっかり本棚なんか見たのが失敗だった。おくさん蔵書からくらもちふさこ『いつもポケットにショパン』を引っ張り出して通して読んでしまう。
結:で、書きものをするとか何とか言ってたみたいけど。
俺:うん、少しだけ。
結:見せてよ。……まだこんなところ? こんなんじゃあたしがいつ出てくるか分かったもんじゃないわね。
俺:ま、気長に待っててくだされ。
_ 地元で《桃太郎》に寄ってみる。『天使のいない12月』がもう落ちてきている。
_ あまりにネタがないので先月のアクセス数棚卸しでもしようかと思ったが、それもそれで貧相なのでやめ。
結:なんか書き甲斐も読み甲斐もない日記よね。
俺:確かにね。
結:自覚があるんなら何かすればいいのに。
俺:つーても勤め人の生活なんかそう代わり映えのするもんじゃないよ。昼の散歩だって自ずと範囲は限られるし。
結:そんな中で、昨日みたいに林檎を拾ったとかいうのがネタになるわけだ。
俺:そういうこと。
sans sujet
_ 牛乳にブランデーをたらして飲んだら、今朝は目が霞む。
真寿美:アルコールが目に来ちゃったんですね。でも、そんなになるってことは、たらすどころの量じゃなかったんじゃ……
俺:20ccは入らなかったと思うけど。
真寿美:あ、今日はのりが良かったんですね。
俺:にゃ、決していいとは言えないけど、何となく思い立ったんで行っちまおうかと。
真寿美:まさかふらふらするのも面倒になっちゃったとか……
俺:まあ面倒っつーか何つーか……面倒なのかなぁ。
真寿美:そういう抑鬱っぽいこと言わないでください。
_ んでもって、まず《ヨドマル》。EX-S2のレンズカバーを買いに。
真寿美:そう言えばacephaleさん、その子には名前付けてませんね。
俺:ん?
真寿美:だってほら、パソコンにはゲームに出てくる女の子の名前とか付けてるじゃないですか。
俺:ああ、そりゃネットワークでつながるやつは識別名がいるから。
真寿美:あれ? でもWorkPadは違いますよね? なのに名前が付いてる。
俺:それはまあノリで。それにほれ、l'agendaはl'agendaって呼んでるし。
真寿美:それもそうですね。
_ 新大久保で降り、《龍生堂》でカオールの追加。ついでに100円ショップでEX-S2のケースと接写用老眼鏡をチェック。さらに《畸人堂》を覗く。
_ 勢いが付いたというかなんかそんな気になってしまったというか、高田馬場で降りて大きい方の《BookOff》。引き返してきて《未来堂書店》。《未来堂》のレジのお姉さんが出入りする客にいちいち挨拶してくれるのだが、その声がデパートのエレベーターガールそっくりだった。
_ 残っていたメジナを焼き、メインに水餃子。トマトにとんぶり。
sans sujet
_ 昼休み、ふらりと入った本屋。雑誌の棚にオスカル様の姿。しかしその雑誌の特集がデザートだったかの食い物。「甘いものはべつばらです」だと。
_ R&DのY氏と突然ガンダム1年戦争ネタでメッセージのやりとり。で、ギレン総帥のガルマ追悼演説を探していたら、「もしもギレンが○○だったら」というサイトを発見。で、倣って作ってみる。もしもギレンが長嶋茂雄(のカリカチュア)風だったら。
我々は一人のア・ヒーローをロストした。しかし、これは敗北を意味するのか? ノー、!いわゆるひとつのイッツビギニング! 地球連邦に比べ、我がジオンのナショナルパワーはアンダー30分の1である。 にもかかわらず今日まで戦い抜いてこられたのは何故か? 諸君!我がジオン公国の目的オブウォーが正義だからだ。これは諸君らが一番ベストに知っている。 我々は地球を追われ、スペース移民ピープルにさせられた。 そして、一握りのサムオブエリートがスペースにまで膨れ上がった地球連邦をオーナーして50余年、 スペースにライブする我々がフリーをリクエストして何度踏みにじられたか。 ジオン公国の掲げるヒューマン一人一人のフリーのためのバトルをゴッドが見捨てるはずはない。 私のマイブラザー!諸君らがラブしてくれたガルマ・ザビは死んだ。 何故だ!? 「チルドレンだからさ」 ニューエイジの覇権をセレクトされた国民がゲットするは、いわゆる歴史のデスティニーである。 ならば、我らはカラーをライトにし、この戦局をブレークアウトしなければならぬ。 我々はシビアな宇宙スペースをライフの場としながらも共に苦悩し、トレーニングして今日のカルチャーを築き上げてきた。 かつて、ジオン・ダイクンはいわゆるヒューマンの革新はスペースのピープルたる我々からビギンすると言った。 しかしながら地球連邦のモグラ共は、自分たちがヒューマンのオーナー権を有すると増長し我々にアゲインストする。 諸君のユアファーザーも、ユアチルドレンもその連邦のノー思慮なアゲインストの前に死んでいったのだ! この悲しみもアングリーもネバーフォーゲット!それを、ガルマは!死をもって我々にショーダウンしてくれた! 我々はナウ、このアングリーをコレクションし、連邦軍に叩きつけて、初めてリアルなビクトリーをゲットすることができる。 このビクトリーこそ、オール戦死者へのベストな慰めとなる。 国民よスタンダップ!悲しみをアングリーにチェンジして、スタンダップ!国民よ! 我らジオン国国民こそセレクトされたピープルであることをウォント・ネバー・フォーゲット。 グッドタイプである我らこそヒューマンを救い得るのである。ジーク・ジオン!
紗妃:今とっても後悔してるでしょう?
俺:……
_ しかしある種の業界の会話って、これとさして変わらない気がするぞ。
_ 鶴瀬駅周辺を徘徊。《古本大学》《古本FRIEND》にあたり、中田耕治『メディチ家の滅亡』を捕獲。
_ ピーマンだけあれば出来るという青椒牛肉絲、トマトととんぶり。2合炊いた御飯を平らげてしまった。
en voiture
_ 洗濯機で目が醒める。水栓を開け忘れていて警告ブザーがピーピー。0700h。
俺:でもよかったよ。これが無かったら何時に起きたか分からなかった。
真寿美:そう言えば今日はおくさんとお嬢さんを迎えに行くんでしたね。
_ 一通り家事を済ませて0920h出撃。
_ 途中うっかり変なところに迷い込む。今日は道勘バイオリズムが悪い方かな。
_ 《LoveLoveNavi》に寄ろうと思ったが、1200h開店なので通過。
_ 瑞穂《The Mall16》に。ぶたさんがデザインのメインテーマになっている《Drug Store's》で、娘のロンパースを買う。
_ そのままR16経由で町田街道。その界隈のどこかに寄ろうと思ったがまた変なルートに入り込み、何も引っかけられずに終わる。
_ 結局あとは《セブンイレブン》で昼飯を買っただけでおしまい。
_ 現着1310h。43曲入れたl'agendaのMP3が2周目の半ばまで来た。
_ 9日ぶりに見た娘は随分と大きくなった気がした。特に顔が。
_ 1時間半ほどで帰途に。小腹が空いたので《ミニストップ》でおやつを仕入れて首都高。
_ 湾岸線で、フロントガラス越しにEX-S2で2枚ほど撮ってみる。帰宅後momijiに取り込んでチェックしたら、やっぱり遠景の解像度は甘いな。比較的開き気味の固定絞りでパンフォーカスだから仕方ないっちゃないが。
_ うっかり高島平で出損ね、戸田南で降りるがR17BPが渋滞。
_ 《イトーヨーカドー》で晩飯の買い物。ついでに《Can Do》でEX-S2マクロ撮影実験用に虫眼鏡と老眼鏡を買う。
_ で、1920h頃帰着。やれやれ。
_ 出来合いのちらし寿司と炊き込み御飯、五目煮と焼売。発泡酒。
sans sujet
_ ビデオを仕掛けておきながらリアルタイムで見てしまったテレビ埼玉視聴者。
_ でもって、オープニングなしです。タイトルロゴが隅に載った絵が1枚。
_ 「ヨシダという生き物」の本名が明らかに。
_ 本編。短いシーン断章をつないで進めている。ゲームプレイ済みの人間はいいが、そうでないとややわかりにくいかも。
_ 鳴海孝之はこういう顔なのね。少しやる気無しぽい感じの漂う、それほどいい男じゃない風貌。
_ ゲーム本編のディテールは忘れてしまったが、孝之と遙の筋はほぼ原作通りか。
_ 水月の感情表現的シーンが若干目立つ。特に今回のラストシーンなど。
_ 0800h頃目が醒めたような気がする。無視。
_ おくさんと娘が来た。でも起きられず。
_ 電話が鳴ってる……誰も出んわ。
_ ややあってふらふら起き出したところで再度電話。義父からPCヘルプデスク要請だった。
_ 車の点検の予約だけしてあとはぼけぼけの午前中。
_ 午後と夜、たまたま『鉄腕DASH!』の『100人刑事』を見る。こういう規模のでっかいドロ刑(地方によっては「刑ドロ」か)って面白いわ。シナリオが無ければもっと面白いけど。
_ 昨日たまたま見付けた上福岡《サトームセン》の閉店セール。やっぱり家電量販店はどこも厳しいのかね。で、店頭在庫はもうめぼしいものは何も無しと。
_ おくさんが風邪っぽい。まずいですね。
_ 焼き饂飩。
_ プレイ記録
紗妃:今回は書かないのかと思いました。
俺:うーん、実のところ、どうしようか迷っていたのは確かなんだ。そもすっかり総評の手順なんかも忘れてるし。
紗妃:過去の日記を読み返していたのはそのためだったんですか。
俺:ご明察。それに加えて、話そのものも半分忘れてる。
紗妃:プレイ開始が7月20日ですね。確かに間が開いてしまっていますけど、忘れてしまうほど印象が薄かったんですか。
俺:いや、どっちかというと自分の記憶力とか話についていく根性とかがなくなってるのが原因だと思うんだけどね。
紗妃:それならそれ相当の総評ということで、軽くやりましょう。
俺:いいんかなぁ?
紗妃:それじゃあシステム回りから行きますか。
俺:有無を言わさずですか…… まいっか。システムね……これはマシンとの相性なのかも知れないが、反応が無茶苦茶遅くなる上に、BGMが傷の付いたレコードみたいな音飛びループに陥ることが何度かあったのが参った。
紗妃:今回はtsubasaにインストールしたんでしたね。これがmomijiだったら……
俺:もう少しまともに動いたかも知れん。その他はまあこんなもんだろ。ヴィジュアルノヴェルエンジンとして必要なものは一通り備えていたようだし。
紗妃:なるほど。ではCGは?
俺:原画はex-ら〜YOUのカワタヒサシ氏だったな。なので必然的に長瀬一族の顔が受け継げなかったと。
紗妃:ああ、そう言えば出てきてましたね。博物館長。
俺:で、塗りがベタっぽかったので今ひとつだったかな。元からキャラ絵萌えするタイプの絵ではないっちゃないんだが。
紗妃:おや? 『WHITE ALBUM』の美咲さんもカワタさんの絵じゃありませんか。
俺:『WHITE ALBUM』の時は今回より描き方が細かかったしな。今回全体的にマンガチックって感じだったし。
紗妃:では音楽に行きましょう。今回は40曲でした。多めですね。
俺:あれを含めてな。
紗妃:あれ……そうですね、あれも含めてです。
俺:今回はBGMがOgg Vorbis形式の供給だったから詰め込めたんだな。
紗妃:確か『白詰草話』がそれと同じでしたか。
俺:そうそう。
紗妃:で、内ヴォーカル曲は3つ。『Routes』『あなたを想いたい』『君をのせて』です。
俺:『Routes』はサビから始まるせいか、他の部分の印象が全然ない。『あなたを想いたい』は今回のお気に入りの1つだね。最初の部分が小室の『departure』っぽいけど。Leafは女性に作詞をさせているケースが多いみたいで、これもそうだった。
紗妃:女性の方が詞が細やかだったりしますか。
俺:そんな感じだね。
紗妃:インストルメンタルの方はどうですか? ヴォーカル曲もインスト版がありましたけど。
俺:全体的にいかにもLeafって思えるのが不思議なんだよな。
紗妃:作曲者がずっと同じなんですよね、確か。
俺:全く同じというわけではあるまいけど、社長が少なくとも『雫』の頃からは音楽をやってるはず。だからその作風が脈々と今回まで続いてるってことなんだろう。
紗妃:で、お気に入りは?
俺:『あなたを想いたい』のピアノ版がよかったんだけど、ただ本編中で使い回されすぎ。雰囲気のある曲なんだから、これぞというところでびしっと使って欲しかった。
紗妃:それは曲の印象が強すぎて、聞こえるたびに気にしてしまうからでは?
俺:あー、ことによるとそうかもな。その意味では、演奏頻度の高かった『Pristine Air』も印象は強かった。
紗妃:あとは?
俺:そんなもんかな。出囃子もあんまりぴんと来なかったし。敢えて言うならエディの出囃子『Back Swing』かね。
紗妃:全体的にはぱっとしなかった風ですね。
俺:うん、《I've》とか《Nachtmusik》とかっていう強者が最近はいるから、それに比べると見劣りつーか聞き劣りするかも。まああくまで個人的にはだけど。
紗妃:《Nachtmusik》の方は特にいろいろ意見が出そうですね。ではそろそろストーリーの方に入りましょう。
** これ以降一応ネタバレ警告 **
俺:指弾覚悟で一言で言うと、大分無理があるって気がする。
紗妃:それはどの辺で?
俺:順不同で並べると、まず『Routes』と『Roots』の二部構成だな。『Roots』の方で、『AIR』の『SUMMER』篇を思い出した人は少なくないんじゃないか?
紗妃:acephaleさんも確かにそう言ってらっしゃいましたね。
俺:『AIR』の方は構成としてこういうのも有りかなと思ったけど、こっちはちょっと。
紗妃:それは二番煎じという意味でですか?
俺:いや、それよりもむしろ消化しきれていないというところで。根の国の話篇『Roots』は『AIR』での『SUMMER』『AIR』の2章を兼ねるような印象だった。
紗妃:あ、そういう意味だったんですか。
俺:へ?
紗妃:「根」の国で「Roots」。
俺:多分そうだろ。で、過去に飛んでみたり、歴史的衒学趣向を入れてみたり、『Routes』側でちらちら触れてきた篁の「理会」だの「理外」だのって言葉をこっちで説明してみたり。そんなのを延々喋らせた上に、挙げ句「さよなら、父さん」と来るし。『Routes』側のエージェント話とつなげる必要があったのかって思った。
紗妃:でも篁が宝物集めをしているとかで、『Roots』への橋渡しは下地ができていたんじゃないですか?
俺:『AIR』みたいな堅固な繋がり方には見えなかったんだよなぁ。むしろそういう変な方に走らないで、エージェントものの方だけでかっちりやった方がすっきりしそうだったが。
紗妃:他の無理っていうのはどの辺でしょう。
俺:無理というのとは違うけど、裏ルートで狙いすぎのキャラが。
紗妃:裏ルートって言うと、七海と夕菜ですか。
俺:うん。七海はまるっきりマルチだし、夕菜も無意味転倒とか「だめだめ、だめだからね」とか、宗一へのしつこいまでのガキ扱いとか、どうもどこかよくあるタイプを狙ってるって気がして。
紗妃:そう言えば、そちらの二人は結局ほとんどメインの筋に関係して来ませんでしたね。七海の方にちょっとだけ研究者の話が出てくるぐらいで。
俺:萌えキャラを入れておけという狙いだったら、それは外している気がする。キャラクター付けという点では、あれも嫌だったんだけどな。
紗妃:あれ、と言いますと?
俺:ゆかりの味音痴。ギャグのネタなんだろうけどさ。
紗妃:今回厳しいですね。いい点はなかったんですか。
俺:そんなことはないが。皐月ルートの後半のアクションシーンとか。エージェント物としてはやっぱりああいうのがないとな。
紗妃:その辺を生かしてエージェント物に徹した方がよかったと?
俺:これについて言えばそうだな。『Roots』は無理にくっつけたという感が否めなかった。あ、あとついでに、『Routes』でよく助詞抜きの言い回しが出てきたけど、あれは気持ち悪かったな。
紗妃:助詞抜き?
俺:例えば「氷の刃抜き放ち」みたいに「を」を抜く。要所要所で使う分には緊迫感とかそれなりの効果が出るんだけど、ちょっと使いすぎ。
紗妃:やっぱり全体的に厳しい評価でしたね。
俺:Leaf Visual Novel Seriesは前3作が高橋龍也氏という名手がメインライターをやってたからね、それに比べるとやっぱりね。ついでに言うと……
紗妃:何でしょう?
俺:半分寝ながら総評をやってるんでむちゃくちゃかも。
紗妃:あのー……
sans sujet
_ 朝と晩で太刀掛秀子『花ぶらんこゆれて…』を読破。
真寿美:朝って……まさかお出かけ前に?
俺:そうだよ。何となく。
真寿美:その時間があるならもう少し寝ててもいいんじゃないですか。
俺:や、バッファは取っておかないと厳しいので。
真寿美:でもこの本随分古いですね。1978年から80年ですか。
俺:確かに今見ると古典的な面が少なくないけど、嫌いじゃないんだなこれが。
_ 保線工事でショベルカーのショベルを置き忘れて、京浜東北線の始発がまともにそれに突っ込んだと。何をやってるか……
_ この前買った『メディチ家の滅亡』を読んでいる。この本、登場人物の肖像が挿絵として入っているのだが、メディチ顔+ハプスブルク顔って面白すぎ。おまけにみんないとこ同士みたいな間で結婚しまくるから大分ひどいことになってるし。
紗妃:メディチ顔+ハプスブルク顔ってどんな顔なんですか?
俺:ぎょろ目受け口鷲っ鼻。
紗妃:うわ……
_ 鶏肉と白菜のクリーム煮、トマト。この手のメニューの時に味噌汁はいらんよ。
sans sujet
_ わずか半日前の記憶がたどれない。
_ 《東急ハンズ》には置いてないんだね。
_ 急に洟がずるずる……
_ メカジキのバターソテー、昨日飲まれ損ねた豆腐と若布の味噌汁。
_ 例によって『カトゆー家断絶』より美少女ゲーム作品発売年別属性ランキング。そっかー雪乃@BLESSはボケボケ属性持ちだったのか。
sans sujet
_ 午前3時か4時(時計を見なかったのでおくさんの記憶による)、おくさんが筆者を起こす。
おくさん:何か変な声聞こえない?
筆者:んあぁ?
おくさん:「おかあさんおかあさん」って。上の家? それとも外?
筆者:んあぁあ?
おくさんが別室に行くと、子供の声が聞こえた。
ママが死んじゃうーっ!
ぁあ?
そして救急車のサイレンが。それが近くで止まる。
おくさん:どうしよ……
筆者:どうしようもないから寝てれ。
その内階上から足音、ドアの音。
_ 今日の昼間、上の家のご主人が挨拶に見えたらしい。おくさんがひっくりかえったとか。とりあえず大事ではなかったらしいが、深夜にこういうのって傍目にも怖いよな。
_ 引き続き『メディチ家の滅亡』。ルイ14世まで巻き込んだ夫婦喧嘩って……
_ 朝、新宿駅前で配っていたNTTコムウェアの何かのサービス宣材(宣材の意味がないぞそれじゃ)。さいころ式の行き先表示板だったので組み立てて机の上に。で、フォルダに印刷してある国仲涼子の写真をしごと中ちらちら見ながらもへぇっと。
結:へぇ、あんたこういう顔が好きなんだ。
俺:たぬき顔の美形は割と。
結:どうせあたしはきつね顔よ。
_ 昼休み、図書館で関東大震災の資料をまとめた大判の本を開く。最初の方に当時の官報が載っているのだが、活字印刷ではなくガリ版を切ったようなのがいくつか。政府の印刷工場も焼けてしまったということらしい。
_ その帰途、家を取り壊した後の空き地に猫2匹発見。EX-S2で撮るが、37mmじゃさすがに厳しいか。
_ 新宿《ミロード》の《小粋》に寄ってみる。風呂敷が見たかったのだが無し。しかし随分と店が小さくなってないかね。
_ 家に帰るとおくさんがぶーぶー言っている。サラダのみじん切り玉葱を冷蔵庫からキッチンの床に比較的派手にこぼしたらしい。自爆なのに怒らないでくでよぉ。
_ 鶏肉とカシューナッツの炒め物、スライストマトとみじん切り玉葱のサラダ。
_ と言ってもMalrauxではなくて。一昨日読んだのでちと勢いが付いて、太刀掛秀子『秋への小径』『雨の降る日はそばにいて』を読破。ついでにGoogleで漁った記事によると、この人って少女漫画の王道的設定が多いのね。
sans sujet
_ 耳コピーを開始している。
紗妃:『あなたを想いたい』ですか。Leafの曲は確かに珍しいですね。
俺:何となく印象に残っちゃってさ。
紗妃:それで公開出来そうですか?
俺:そのつもりでやってみっかね。割と素直に音が取れそうだし。
_ 《池袋古書館》−《芳林堂書店》−《ビックカメラ》
_ 鰤の照り焼き、里芋の煮付け、大根の味噌汁、ヱビスビール。
_ で、耳コピーの続きをやろうかとkaguraを取り出したら、Melody Editorに必要ない、と言うよりは出てくるはず無いところに日本語入力のサインが出てきた。気持ち悪いのでソフトリセットしたら、タップ位置が狂った。液晶保護シートを剥がしても改善せず。初めてのハードリセットに。
俺:人が何かしようとすると邪魔こくんだからまったくもう……
紗妃:確かに運が悪いですね。見事としか言いようがないくらい。
_ いつまで経っても終わらんし、娘までミッドナイト・ハイになってるし。kaguraは放置して寝よう。やれやれ……
sans sujet
_ 睡眠時間3時間半……
真寿美:ずいぶんお嬢さんに粘られちゃったんですねぇ。
俺:その上HotSyncも不調に終わったし……
_ そのkaguraのタップずれだが、PalmV/WorkPad c3系モデルの持病らしく、皆さん結構悩まされた模様。で、その対応用と思しきデジタイザー強制起動パームウェアを入手してインストール。どうにか復帰。ここんとこソフトリセットの必要なんか全然感じてなかったから、これでこのまま行けるかな。
紗妃:また新しいのに乗り換えるのかと思いました。
俺:いや、それはないな。WorkPad c3の軽さと薄さだから持って歩く気になるんで、他には食指が動かない。
紗妃:乗り換える資金がないだけじゃないんですね。
俺:その資金があれば違うところに使いたいよ。
紗妃:具体的には?
俺:いや、別に考えてないけど、そっち方面に使うのは癪だなと思っただけ。
_ バゲットにチキン椎茸マカロニグラタン、惣菜屋で買ってきた3種類のサラダ。
_ 『あなたを想いたい』耳コピーが或程度聞けるまでになったので、楽譜置場にて晒す。kaguraが復活しなけりゃ、楽譜置場ごと閉鎖するつもりだったが。
真寿美:もったいないけど、検証出来る機械がなかったらどうしようもないですもんね。
俺:んだ。