agité
_ 最近言葉というものは、本来の意味が拡散して、印象に基づいてしか使われなくなっていないか。意味を考えることなく、感覚的にばかり使われてはいないか。
_ 午前中車の点検に。バッテリーがいかれかけているとの指摘。この冬を越せないだろうと。まあ6年も使いっぱなしだしな。
紗妃:なるほど、昨日の資金某のお話がこういうところにつながってくるんですね。
俺:これもこれで不本意ではあるがな。仕方ないところではあるけど。
_ で、帰りがけと午後に自動車用品店を数軒当たってみる。安いのはまあ8000円程度からあるんだが、保証が1年または2万kmと。これが3年保証になると15000円近くになる。どうせ積むならBOSCHなりYUASAなりにしたいが、こいつらは後者なんだよな。
_ 同じく帰りがけにRMSに寄ってうっかりやわらかめのを3冊買い込む。
真寿美:『マリア様がみてる』じゃないですか。2作目ですよね、これ。
俺:うん、何となく目に止まったのでつい。今更って感じではあるがね。
真寿美:つい、ですか…… あと、これは『月姫』の4コママンガ。
俺:これも見付けてぱらぱらめくったらうっかり笑ってしまって。
真寿美:あはは……
俺:まあ『歌月十夜』ネタが分からないのが難だったけど。
真寿美:それからこれは少女マンガですね。にしては『禁断』って怪しげなタイトルだし、作者の名前も刑部真芯って怪しげで……え? え、え、え、え?
俺:……
真寿美:え、えと、いいんですかこれ? 少女漫画誌に載ったんですよね?
俺:確かによくGOが出たと思うよ。ヒロインが145cm、B80W52つー体型で明らかに狙ってるし、それを相手にしっかりコトをやってるし。
_ ロサ・ペキネンシス(支那薔薇様)
_ 車のバッテリーの価格チェックと、家電店の閉店セールチェック×2、さらにRMS×2を二輪で回る。所要時90分。
_ 入間の《JUSCO》に。娘関係の買い物。
_ 腹が減ってどうしようもなかったので《JUSCO》の《ふらんす亭》にて。
_ 帰りの車中で娘をあやすのにおくさんが『いぬのおまわりさん』を歌っているのだが、泣いてばかりいるこねこちゃんが「わんわんわわん」と泣いていたり、困ってしまった犬のお巡りさんが「にゃんにゃんにゃにゃん」と吠えていたりと、しっちゃかめっちゃかだった。
_ 今日もリアルタイムで見てしまった。
_ 冒頭から茜登場。ミートパイ記念日、4人の写真、お祭り(打ち上げ花火が苦手ってのは無し)、H未遂(でも本編では茜のインターセプトあったっけか?)、おまじないというところを押さえて、ゲームで言う第1部ラストまで。まあ読み通りと。
_ 『Rumbling hearts』はエンディングテーマ扱いか。で、その時の映像が手術室前の廊下。下手をすると蛇足になりかねないところだが。
sans sujet
_ あれこれと口実を重ねて単独で出撃。
_ 東大宮くんだり(在住の方失敬!)までバッテリーの値段を見に行く。結局どこでも変わらないので、そこで交換してしまう。ブツはBOSCH。
実:acephale君ってもしかして割とドイツ贔屓だったりする?
俺:なんでですか?
実:BOSCHってドイツの会社でしょ?
俺:そうです。
実:acephale君他にもドイツ製のものをたくさん持ってるじゃない。コンパクトカメラがCONTAX、万年筆がPelikanとMontBlanc、腕時計がOMEGAでナイフがVICTORINOX。
俺:後の2つはスイスですけどね。それにCONTAXだって実質は日本製だし。
実:スイス製って言っても、工業製品の場合はイタリアとかフランスのイメージじゃないでしょ。そう思わない? やっぱりドイツ。
俺:言語圏と産業って関係あるんですかね?
実:多分無いけど、ま、イメージの問題ね。
俺:どっちかって言うと実さんの方がドイツ贔屓って気がするんですが。
実:うん、憧れるドイツ製の道具っていうのは確かにあるよ。
俺:何ですか?
実:ゾーリンゲンの包丁。
俺:だったら日本にも関の刃物がありますって。
_ 川越まで引き返して定期を買うついでに若干徘徊。《SuperCompMart》が店を閉めてしまっていた。保たなかったねぇ。まあクレアモールに《Sofmap》があっちゃ勝ち目はなかったろうが。
_ んで食材の買い出し。たいしたことをしていない割に時間ばかり喰った。
_ ヒレカツ。棒カツだったので熱の通しが難しく、衣が大分黒くなってしまった。
_ で、台所にいると娘が高速這いずりで入ってこようとする。都度おくさんが入り口のところで抱え上げる。
おくさん:そこまでだよ。ゴールっ!
思わず「そんなん嫌やぁーーーっ!」と言うところだったが、おくさんに半殺しにされかねないのでやめた。
tour à tour
_ ゴミ出しに備えて0700hに目覚ましを仕掛けておきながら、0645hに目が醒めてしまう。
_ 雲は多いが隙間から青空がところどころ覗く。
_ 新聞を読んでから書き物を少々。
_ 妻子とも割と早起き。
_
おくさんがNHKの朝の連続ドラマ『てるてる×少年家族』を見ている。脇で眺めていたら、スケートリンクの貸し靴のおじいさん、どこかで見たような、でもまさかなと思っていたら、最後に「ご冥福をお祈りいたします」のテロップが。やっぱり故・夢路いとし師匠だったのか。
_ 昼過ぎに近所のアウトレットモールに買い物へ。雨が降り出したので乳母車ではなくスリングで。カーキグリーンのTシャツにこのスリング肩から掛けて、さらにビーズ細工の眼鏡ストラップなんか付けてると、我ながらアジアの異民族みたいだ。
_ で、おくさんのフォーマル服を見たりしている間に風雨が強まる。丁度都内で時間降水量50mm近くまで行った時分のこと。娘が雨をかぶらないようにカバーするのが大変。
_ 昼御飯は、おくさんが前からずっと言っていた《Jam3281》のランチメニュー。中辛でも最初の一口が不思議と甘く感じる。野菜と猪出汁の為か?
_ さらにおくさんのジーパン。買って出てきたら空が明るくなってきた。北の方は雲が切れている。丁度タイミングが悪かったようだ。
_ 食材買って引き上げ。
_ 1時間半も昼寝してしまった。
_ その後書き物の続き。
実:順調そうだね。
俺:比較的ですけど。
実:今どの辺? あれ、チャート?
俺:分岐条件の確定をしてしまおうかと思って。まあほぼ決まったんで、プロローグはもうすぐ固まるかなと。
実:そっか。それで、メインのストーリーは誰のが進みそう?
俺:ごめんなさい、実さんじゃなさそうです。
実:いいよいいよ、気にしないで。
_ おくさん謹製の煮込み饂飩。んまかった。
_ 長期休暇に入ったような気がしてならない。明日起きられるかな。
結:とか言いながら今朝だって起きてたじゃない。
俺:確かに。
sans sujet
結:もう帰りの話だし。
俺:しゃーないやん、しごとばじゃ変化ないんだもの。
_ 池袋《東武》、おもちゃ売場・文具売場経由《旭屋書店》。コンパクトカメラを集めたムック(Rollei35からデジカメまで)とか、Balthusに関する文章を集めた本とか。
_ 実はその前に通過した和服売場も覗きたかったんだが。
結:まだ和服普段着化計画とかって考えてるわけ?
俺:うん、出来ればね。
結:でも和服じゃ車の運転とかできないんじゃないの? 裾とか袂とか邪魔になって。
俺:だからそういう予定のない時だけ着てるとか。
結:もったいない。
J'avais sommeil.
_ 1630h頃、千葉県北西部を震源とする地震。珍しく縦揺れを感じた。どうやら体格のいい先輩K嬢が誕生日だというので飛び跳ねたらしい。
_ 昼休み、中野弥生町の《猫額洞》の前まで行く。店のガラスに貼り紙。子猫の里親募集中だと。父母の写真と、子猫の写真が2枚。それぞれに「ねこ1号オス」「ねこ4号オス」とある。生まれた順に1号から5号まで付けたらしい。なんとなくいいセンスだ。写真のなかった2号、3号、5号は里親が決まったのかな。
_ l'agenda用のOgg Vorbisプレイヤー『OVPlayer』と、Ogg Vorbisエンコード対応Windows用プレイヤー『Sound Player Lilith』を拾ってみる。
_ ぐるぐるでEarlさんとたかゆき@お兄ちゃま.netさんがふれていらしたspamassasinも手を着けようかと思ったが、英文を読む気力が無くなったのでこれはまた今度。バナーの忍者がかわいかった。
_ の売場面積(当社比らしい)を誇る池袋《ジュンク堂書店》に行ってみる。
_ 最上階。鬼海弘雄写真集『PERSONA』の出版に絡めて、そこに収められた作品の数十葉が壁に掛かっている。モノクロの半身像なのだが、モデルの素性(?)を表すキャプションが面白い。「朝飯代わりに御神酒を飲んできたと言う男」だの「眼光の鋭い老人」だの「手をつないで歩いていた女」「その夫」だの。写真の方を見る限り、そのキャプションにつながるものがほとんど感じられないというケースが少なくない。むしろ乖離していると思える。ユーモラスでありながら奇妙に不安感を与える。
_ イコノグラフィー関連の本を漁るが高い。
_ 昨日ちょっと見たムック『コンパクトカメラ通信 No.2』を再チェックするが、資料的価値もあまり高くなさそうなのでゲコ。
_ 文学書やら文庫やらサブカルチャー方面やらをぶらぶら見る。あっという間に45分ほど経過。特に購入物なし。見るだけでおなかいっぱい。
la limite
_ お茶請けに食べた柿が効いてか、夜中にトイレに起きるはめに。
_ 《Lawson》で食玩チェックをしたところ、カバヤから『世界の神話』が出ていた。今度は第1弾に出てきた20種に新作6種を加えて2種ずつのペアで出してきた。さすがにもう手を出す気にはならなかった。
_ で、タブブラウザにもあるSleipnirってのが北欧神話に出てくる動物(?)だと初めて知る。
実:オーディンの馬だよね。足が8本ある。
俺:蛸ですか?
実:だから馬だって……
_ 歩いて《マップカメラ》。1階の売場が明け渡されていた。喫茶店かなにかになる模様。
_ 『青空文庫』の「不適切と思われる表現への対処方針」が半年前に変更になっていた。「作品の時代背景と価値、加えて、作者の抱えた限界を読者自身が認識することの意義を考慮し」というのが元の文言だったのだが、「作者の抱えた限界」と断じる傲慢さが正直なところ鼻についていた。
_ 例えばそんじょそこらの神話の「神」が大概は人間の形をしているということの方がよっぽど限界だと思うんだが。まあ超越者たる「神」が超越者ならざる人間の想像力なんかを超越していて然るべきだろうけど。
_ 『あなたがつぶやく最期の言葉』。以下結果。
あなたがつぶやく最期の言葉は つぼは花瓶にも骨壺にもなるよ です。 走りすぎ、過呼吸をこじらせ、死亡。(推定年齢:不明)
実際に言いそうな台詞なので笑える。
実:死を笑う、みたいなところがあるんだね、acephaleくん。Batailleの影響なのかな。
俺:そこまで深くはないですけどね、笑い飛ばしでもしていないとやってられませんから。
_ 豚テキ、玉葱ソテー、トマトと貝割れ、大根の味噌汁。
sans sujet
_ 昨夜も柿を食べたら、目覚ましの15分前に目が醒めた。
真寿美:それは関係ないような気が……
_ だから電車は乗り換えて座って寝ればいいのに何だか立ったまま最後まで乗ってしまう。頭はぼけぼけだし体も重いし。道路を横断しようとして車に警笛鳴らされた。
_ おくさんも娘の世話でふらふらのへろへろらしい。「今日はだめかも」とメールが飛んできた。
_ だもんでさっさか離脱。買い物がわんさとあるのよね。
_ まず《ヨドマル》。電球とCD-Rメディア。
_ 池袋に出て《西武》の書籍売場。文庫のところを徘徊し、串田孫一『文房具65話』を見るがちと予想と違ったのでゲコ。中公文庫のビジュアル版ってのはなくなったんかね。
_ そのまま《西武》の食品売場で今夜のおかずを漁る。
_ さらに地元の《東武ホテル》出店で、生クリーム欠乏症のおくさんのためケーキを買う。
_ てなわけで、家への道ではビニール袋を5つもがさがさ言わせながら歩くことに。
_ 茸の炊き込み御飯、味噌カツ串とカニクリームコロッケ、大根と長芋の梅味サラダ。御飯以外は買ってきた惣菜。
_ どへへH氏からの依頼で焼き物を少々。
真寿美:いきなり陶芸ですか!
俺:おいおいおいおい……
真寿美:それじゃ焼き魚か焼き鳥か……
俺:何のためにCD-Rを買ってきたと思ってる……
真寿美:あ、やですねぇacephaleさん、冗談に決まってるじゃないですか、って、あ、あ、きゃあ! 頭ぐりぐりしないでくださいぃ!
俺:真寿美におちょくられたかと思うと何かやだぞ。
le manque de vigueur
_ 夜中にちょいと捜し物をするつもりが、机の片付けに移行してしまい0200hまでかかる。
紗妃:捜し物の最中に荷崩れでも起こしましたか。
俺:まあ近いものはあるな。そもそもいい加減に積み上げまくった中に手を着けたから。
_ 娘の泣き声が聞こえてきたように思えて半ば目が醒める。と、おくさんがやってきて「タッチ交代!」と言いながら娘をベッドに降ろした。またもよく寝ないで困らせたらしい。時計を見たら0550h。あー……
_ 仕方なくベッドの上でごろごろさせたりおむつを替えたりと。1時間弱ばかりの後やっと寝付いたのでベビーベッドへ送還してこっちも二度寝。
_ 鮭とキムチの炊き込み御飯。豆腐の味噌汁、トマトと貝割れ。
vaincu
_ 結局今回もリアルタイムで見ている。
_ 今回からオープニング&エンディング付き。共に栗林みな実嬢作詞作曲。
_ いきなり大空寺様爆裂。
_ 健さん何だか老けましたな。
_ 随分いじったね。季節からしてが秋か冬だし、水月の心理優先になってきているし。
_ 姐さん茜。しかしここで出くわさせるかね。
_ 病院からの呼び出しはないまま終了。
_ あゆまゆ劇場? 本編には絡まないおまけ扱いかね、『マヤウルのおくりもの』までは。
_ 高田馬場界隈&池袋徘徊。《キノコノクニヤ》《未来堂書店》《BookOff》《大地屋文庫BOX》《古本大学》。
_ おでん。発泡酒1リットル。おくさんへろへろ。
J'avais si sommeil.
_ 朝のこと。新宿駅南、京王新線へ降りる階段の下から「どたっ」という音がする。見ると階段下で若い女性が見事にすっころんでいた。
_ 甲州街道沿い、文化女子大前にさしかかった時、背後からまたも「どたっ」と音が。振り返ると今度はサラリーマンのコスプレした若い男性が何もないところですっころんでいた。
俺:どうしてそう無意味に転ぶかね。
紗妃:現代人は足腰が弱っているというわけなんでしょうか。
俺:どこかのゲームのヒロインじゃあるまいし。
紗妃:『Routes』の夕菜さんとか『みずいろ』のぽんこつさんとか、確かに転ぶ人は多いですけど、どうしてすぐそっちに連想が行きますか。
俺:諸般の事情により。
紗妃:理由になっていません。
_ 昨日、東京六大学野球史上最高の球速が記録されたらしい。新聞に載ったその投手の一言が、「先発させてもらえなかったイライラをぶつけた」。それで記録を作っちゃいますか 。
_ 昼の散歩の道すがら、猫を多数見かけるが、みんなやせてるね。
_ で、中野弥生町《猫額洞》へ。今日は中に入る。
_ 一通り見てから外に出て店構えの写真を1枚撮ろうとしたら、足下から三毛猫が出てきて走っていった。びっくり。
_ 大量のいくら丼、とろろ昆布汁、長葱のぬた、エシャレット、ヱビスビール、トマト。
_ Mozilla Firebird0.7を入れてみる。