sans sujet
エンジンの音青田の香
_ 気が付くとまともに仕事してた。
真寿美:どういう意味ですかそれ。
俺:姫に訊いてみ。
真寿美:紗妃さんに、ですか? あ、いいです、分かりました。
俺:だそうだよ、姫。
紗妃:なんだか嫌な気分なんですけど……
_
おくさんの蔵書から、小田垣雅也『キリスト教の歴史』を引っ張り出して読んでみた。序章で気付かされたこと多数。農耕民族と遊牧民族とでは生じる宗教の性格が異なるとか。前者の神が豊穣と生産の神であるのに対し、後者のそれは自立と倫理の神だそうな。他にもユダヤ教の神の排他性が何に基づくかとか、文化と倫理がある意味では対立した存在であるとか。
こういう根本の話は確かに面白い。
_ 豚の生姜焼き、玉葱と人参のソテー、最近の定番サラダ。
sans sujet
子の寝て静かな葛切
_ 明けた内では史上2番目に遅い記録らしい。
_ 何故かここ数日吹き出物が……
真寿美:きっと水分が足りてなくて出ていかなかった老廃物がお肌に溜まっちゃったんですよ。
俺:そういうもんか?
_ 新座《OSCデオシティ》に買い物に。
_ ついでに並びの《ケーズデンキ》も眺めに。自分のPCの調子が悪いおくさん、うっかり店員に捕まって考え込む。
_ 帰りに《くらづくり本舗》で葛切り(『川越そうめん』という名前)を買う。
_ 簡単に麻婆豆腐丼。
_ 『リカヴィネ』買ってる人が案の定結構な数。そうか、対象年齢はR指定ってことだったのか。
_ なんかだらだらしたまま1日が終わる。
紗妃:『Routes』……
俺:はいはい、明日にでも時間があればね。
_ 一昨日こんなことを書いたが、役者M君(ex-派遣M君)も彼のWeb日記上で筆者のことを「ストレスがなさそう」と書いていた。
紗妃:「力が抜けている」ともありますね。つまり傍目にも仕事の手抜きが見え見えだったと。
俺:うぉ、それはやばいかも。
紗妃:あら、気になさるんですか? 常々そこに染まる気はないと言ってらした方が。
俺:手抜きと解釈されるのはちと問題かと。
Il fait chaud.
鳥の羽音に暑い闇動かず
_ いきなり本気で暑いですな。
_ おじいさんは外へゴミ出しに、おばあさんは風呂場へ洗濯に。
_ 開始早々プロローグが変わってますな。
_ 奴?
_ Sect.1
_ これまでの話はどうなったんだろう……
_ いやなカタカナの振り方をするなぁ、《Fleur de lis》に。
_ マルチか? でわけで七海登場。あー、ここんとこの選択肢はそういうことね。
_ 表には出ていないけど、なんだか年齢設定がむちゃくちゃっぽいな。
_ えーと、ボケキャラですか……私の苦手なタイプの。
_ そして実は知っていると。
_ Sect.2
_ 自治会長登場。そして管理人の話……なんだったんだ?
_ Sect.3に入ったところで中断。全然進んだ気がしなかったけど。
_ 買い物がてら《ノジマ》と《LaOX》を覗く。
_ おくさんがパスタ分の欠乏を訴えたので、ボロネーゼ。あと既製惣菜の餃子。トマトとレタスのサラダ。ヱビス黒生。
_ 財布の中に入り放しだった図書券を引っ張り出してみたら、1993年ものだったらしい。
実:使っちゃえばいいのに。
俺:今度新刊本を買う機会があったらですね。
実:最近古本屋でしか本を買わないから使えなかったわけね。
l'imbécile
凪いで剥がれぬ夜気の湿り
_ 昨日の日記を書いておきながらUPしそこねてた。
俺:おかしいなぁ……そんなチョンボするはずないんだけど。
実:ftpに失敗したんじゃない? 確か新しいファイルだけ書くようにしてあるでしょ。
俺:ああ、一覧が更新されてなかったかもってことですか。それにしても……我ながら間抜けだ。
_ 今日も《青山ブックセンター》に一番乗り。コミックス関連のコーナーにゴスロリことゴシックロリータのムック(かな?)を発見したのでぱらぱら。うーむ、ゴシックつーよりはどこかのロックバンドのおっかけに見えてしまう。
_ 昼にふらりと入った本屋の貼り紙。『万引き撃退文学全集創刊』として次の7作が挙げてあった。
万引き防止ポスターとしてはなかなか気が利いている。
実:シラーの『群盗』は入ってないのね。
俺:『群盗』じゃマイナスイメージ出ませんもの。
実:ははっ、それもそうか。
_ 定時までヒマ、鐘が鳴ってから厄介ごと露見。
_ 新宿《ヨドマル》《ビックP》にておくさんPCの後継機チェック。価格的にはあんまり面白くはない。
_ 冷しゃぶサラダ。
l'écrair
遠い窓に遠い雷雲
_ いつも通りふらりと寄ったコンビニで発見した、『タイムスリップグリコ』青春のメロディーチョコレートを一つ捕獲。これ、昔のドーナツ版レコードを、ジャケットから中袋から、果てはラベルや音溝まで(8cmCDなのに)再現してあるというもの。収録タイトルは
_ GAROかサーカス、松崎しげるあたりが狙いだったが、開けてみたらザ・ピーナッツだった。
_ おくさんに見せたらもっと買ってこいと唆された。
紗妃:歳がばれますよ。
俺:はははは。
紗妃:でもacephaleさん、本当に昭和歌謡が好きですね。
_ 今週やけに長い気がするぞ。
_ コーンと鶏肉のケチャップ煮、胡瓜とトマト。
紗妃:acephaleさんはもとから腸が異常発酵する傾向にあるんです。ウェルシュ菌の発生が多いんです。
俺:やっぱりビフィズス菌をとらにゃいけませんか。
紗妃:アイスはやめてヨーグルトにするのをお勧めします。アイスは私が頂きますから。
俺:おい……
l'origami
電話ばかりふやけた月の下
_ 昨夜おくさんに唆されたので3つ追加。
_ 本命が出なかったなぁ。
紗妃:出るまで買い続けそうですね。
俺:それはどうかねぇ。単価小さくないし。
紗妃:『リカヴィネ』と変わらないじゃないですか。
俺:でもあっちは5種類だけど、こっちは18だぞ。その資金があったら他に回したい気もするがな。
_ 少し前に酔狂で、隣の机に置いてあるぬいぐるみの熊に紙を折って作った帽子をかぶせておいたのだが、今日いきなり同じグループのNさんが折り方を教えて欲しいと言ってくる。昼休みに突発折り紙教室開講。
_ おくさん用に持って帰る荷物があったので、風呂敷に包む。帰りに通りすがりの人にちらちら見られていたような気がしたのは気のせいか。
真寿美:確かにスーツを着て風呂敷包みを持ってるっていうのは不思議かもです。
俺:まあそれがいいんだけどさ。
_ 秋刀魚の開き、冷や奴。
_ 昨日地元ではすごい停電だったらしいが、その詳細を黒田基さんのところで知る。巣の場所は5km内外の距離だろうからほぼ同様かと。1時間弱で5回、内4回は15分ほどの間に連発。うーむ…… その影響か、うちの無線LANルータの診断ランプが点滅していた。内部時計のデータが飛んだらしい。ちょちょいと修正。
_ きわもぽさん経由で「バカ日本地図」。おくさんの認識がこれとかなり似通っている。東北と北陸がごっちゃになっていたり、金沢が八戸あたりにあるもんだと思っていたり。
disparue
訃を聞く遠さを知る
_ 電車の中でも何度か途中で目が醒める。良くないなぁ。
_ なんだか1日の3割は人の仕事してる気がする。
_ しごとばでVectorを見に行ったら、広告バナーにどこかで見たような絵が。って、見間違うはずもなく西又&鈴平コンビ。《ギャルゲ・ドットコム》だと。おいおい、Vectorって一般向けだろうに。いいのか? と思って、帰ってから見てみたら、Vector直営なのか……
_ 帰りの電車が遅れていたおかげで座れたのだが、どうやらその後また別の事故が起きて、本格的に止まったらしい。
_ 帰って来るとすぐ電話。数日前に意識不明の報があった祖母が死去。その後葬儀にまつわる予定であーだこーだする。なかなか晩御飯にありつけず。
_ 娘よすまん。初めての年賀状が出せなくなった。
実:ご愁傷様です。おいくつだったの?
俺:卒寿前後だったかと。
実:それじゃ割と長生きされた方だよね。でも、なんだか毎年のようにご不幸があるよね、acephale君。
俺:おくさんサイドも含んでですけど、ここ5、6年で年賀状が出せたのは半分ですから。でもまあそれだけこっちも歳を取ってるってことなんでしょう。
_ 豚肉とキャベツのピリ辛炒め。一緒に入った蒟蒻がなかなかよい。
_ オヤジですかぁ…… すると差詰め唆したうちのおくさんなんかはオバアってところですね。
実:そういうこと言ってるとまたおくさんに叩かれるよ?
俺:ま、いつものことですし。
ちなみに今日は布施明を追加。
_ ということで、明日の更新はおやすみの予定です。明後日夜まとめて更新になると思います。
la veillée funèble
蜩鳴いて香の煙
_ おくさんが実家に待避するのでその支度とか。
実:行ってらっしゃい。気を付けてね。
_ 銀行に行って香典の準備……ぐあ、混んでるな。だもんで駅の反対側のキャッシュサービスに回る。
_ ぼちぼち雨の降り出す中、一路実家へ。娘のデジカメ画像を渡してから、親父と妹乗せてRestart。
_ コンビニで少々買い物の間に雷が鳴り出す。関越に乗ったら猛烈な雨。規制の80km/hでも怖いぐらい。
_ 渋滞情報は出ていたが実際は全く問題なし。越境するまでには雨もたいしたことなくなったし。
_ ハイカの履歴記載余地がなくなったというので、再発行用券に更新してもらう。元券は50000円のやつだが、これだと50000円券の期限切れ後でも使えるのかな。
_ あとはいつもの裏道をがんがん飛ばして、2時間弱で現着。
_ が始まるまでにはかなりの間がある。
_ 先に遺体とご対面。死者のわずかに開いた眼なんて見るもんじゃない。妹が言うには、母のデスマスクとそっくりという印象だったらしい。さすがに母娘だ。
_ それが済むと暇で困る。珍しく大量に集まったいとこ衆の関連性が分からないという意見を聞いて、即席で系図を書いたり。
_ 式は浄土宗式。
_ 段取りが悪いなぁ。
_ うちを含め遠隔地の人間の宿泊とか、明朝の朝食の手配とかで一悶着。
_ 泊地へ移動。近所の鄙びた温泉場の宿。温泉は小さいながらよかったが、宿泊施設としては半世紀は前の代物の匂いがする。
la cérémonie funèble
嵐など知らぬ顔の月が覗く
_ 先に火葬場へ。
_ 従弟の一人がExilimを持っていたので具合を聞いてみる。写真そのものに詳しいわけではないようだが、まあ調子がよいらしい。
_ お骨上げ。大腿骨骨折の時に埋め込まれたぶっといボルトがある。この骨折をやってから急に弱ったとの話。やっぱり人間は足腰なのかね。
_ で、1100h頃戻り。告別式が1400hなので、その間ぼーっとしているしかないという段取りの悪さ。仕方が無いので昼飯を喰ってから車の中で原稿書きに走る。
_ 途中少々買い物に。
_ 雨足強まる。
_ 「南無阿弥陀仏」の連呼も大変だよな。
_ 本来なら野辺送りで裏山の墓に埋葬してから寺に行って初七日法要という段取りなのだが、雨がひどいので野辺送りは形だけ。寺への移動もなく、同じ場所で初七日もやることになったが、祭壇の片付けが挟まるのでまた待たされる。
_ ちなみに野辺送りの列が面白い。親族衆がそれぞれ持物を持って並んでいくのだが、こんなふうになっている。
_ 初七日の後、お清めをするわけだが、手伝い衆優先ということでまたもや待たされる。
_ 結局別の場所に席を設けてもらい、ちょこっと喰って離脱。
remmener
こころここになき日の入道雲
_ 妻子を迎えに出発。
_ 途中全然頭が目覚めていないのに気付く。ガソリンスタンドでは給油口の反対に停めてしまうし。
_ 下道が割と順調だったのでそのまま秋葉原。《若松通商》でHDDの安いのを1つ捕獲。あとはてれてれと眺めて歩く。《とら》のあるビルの1階、楽器屋がゲームショップになっていたり。
_ 40分ほどで離脱。
_ 首都高が事故で混んでいるらしいので下道続行。
_ 天王洲あたりでおくさんに電話。鍵を持ってきたかと言われ、なんのこっちゃと思ったが、昨夜留守電に入れておいたとか。留守電なんか見なかったよ。あちゃ。
_ ニコン、キヤノンの前を通って環状2号経由で現着。
_ 1時間半ばかりごろごろしてから帰途に。磯子から首都高。2時間強で帰着。
_ 《ステーキのどん》にて。
_ 買ってきたHDDをsatsukiに入れて初期状態に。