関空島外南向き運用時
関空は、大阪湾南部の泉州沖にあるため、関空への離着陸は騒音等を考え、なるべく海上を通るように設定されており、
また、近接に伊丹空港、神戸空港、徳島空港、高松空港があるため、南向きに着陸する際のアプローチは、淡路島上空を飛び、
明石沖、神戸沖、大阪南港沖、堺沖を大阪湾岸に 沿って高度下げながら飛び、
B滑走路に向かう場合は泉大津沖、A滑走路に向かう場合は、忠岡沖で最終の直線に乗るように設定されています。
この地域には、いくつもの人工島があり、少し遠いのですが(B滑走路供用により、さらに遠くなったように思います)、撮影に向くポイントが幾つかあります。
これらの人工島は、基本工業団地になっており、関係者以外立ち入り禁止なのですが、海側の岸壁沿いは、道路や公園、遊歩道が整備されている場合が多くあります。
この公園、遊歩道と空き地が撮影ポイントになる場合があります。
上の「フライトレーダー24」の写真でわかるように、進入コースに一番近いのは、泉大津の人工島(通称「フェニックス」)ですが、
ここは、一部が企業が使っていたり、野外フェスやロケ地に貸し出されている場所があるだけで、その先は埋め立て造成中で、
ほとんど一般人は立ち入り禁止になっていますが、最近、海岸線近くに伸びた道路端付近のみ撮影ができるようになりました。
これらは、好ポイントとは言うものの、まだ航空機の高度は高く、1,870ft(約640m)の距離がある為、大中型機でも300mm程度の望遠レンズでは、まだまだ小さいです。
(写真は、大津川尻でANAのB777を撮った写真です。)
ただ、最近のデジタルカメラの画素数は高く、PCの画面で使う程度であれば、トリーミングをすれば、かなり使える絵になる場合が多くあります。
僕の場合は、トリミーングをし、「Neat Image」で補正を行って使っています。それでも、ハガキサイズぐらいまでなら十分にきれいな写真になります。
(ただし、ピントがきっちり合っている必要があります。)