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卵巣癌手術のために入院 2000/3/1
ール(
2/29 明日の卵巣癌手術の前に説明をうけました。

症状   腫瘍マーカーが当初は5800有ったのに現在は 8.1までに下がっている。CT等の検査では
      特に異常は認められないが、子宮のまわりに陰があるようだ

治療方法  化学療法で癌が殆ど無くなったようであるが、このままでは完治はしない。このまま
        にしておくとリスクが大きい。根治の為に外科手術をする。

その後   1、手術の結果全く残っていなければ化学治療の必要なし
        2、ガン細胞が残っていれば化学療法を続ける
        (カルボラチンとタキソールの組み合わせで、前よりもうすいもの)
        3、化学療法の必要が無ければ2週間程度で退院できる。
      
       その他  感受性試験はガン細胞が殆ど無いので採取できないので、 できない
           とのこと。(一寸ここら辺が理解できないが) 
     以上ですが専門用語が多く、また読みにくい字で間違っているかも知れません。
    感想として大変な手術ではあるが完治の希望もでてきた。
    明日は6時間の闘いです。手術の成功と、ガン細胞が残っていないことを祈ります。
3/1 卵巣癌手術成功
朝10時から午後7時を超える大手術でした

主治医の説明によると
    1、子宮と卵巣はすべて取る。ここにはガンの痕跡はなかった
    2、大網が癒着していて取るのに時間かかる
    3、リンパ節を追って上部まで切除するが、ガンは目では確認できない
    4、大腸の癒着があり、はがすのに時間がかかる
    5、凍結迅速病理をしたがガンは確認できない
    6、原発は今となっては不明である。腹膜かも知れない
    7、あれほどのガン(ガンマーカー5800)であったが化学療法の効果で元気なガンはなく
      なったがなごりがあるかもしれない
    8、肉眼的にはガンは確認できないので追加治療は打ち切る
    9、しかし、細胞の病理検査をしているので結果によっては化学治療をする
    
    以上です。長くて大変な手術でしたが今のところ外科的治療で成功しました。
    あと転移、再発に注意したいと思います。手術後の経過も良くてリカバリ室から明日には
    一般病棟に帰れそうです。皆さんの応援に心から感謝します。ありがとうございました。取り急ぎ報告まで
3/2 体温のコントロールがうまくいかず熱が出たり寒くなったりと忙しい。痛みは背中より痛み止めを注入されており苦痛はない。
3/3 午後に一般病棟に帰れました。口をしめらす程度の水がとれるようになりました。消化器系は触っていないので腸の働きは活発で時々お腹がごろごろとなりま す。体温も安定してきましたが、尿のでが悪いので尿のでる点滴をうけました。少し浮腫んでいるせいもあるが顔が太り、顔色も良くなりかつ、手術の経過が良 かったことで精神的にゆとりができて表情も明るく豊かになった。
3/4 葛湯、ジュースが飲めるようになりました。首、腕、背中より点滴を継続しています。機械で圧力をかけて注入しているものもあるのでベットに縛り付けです。おならが出たのですが、点滴等の機械がはずれないと歩けないしトイレにも行けない。
3/6 お腹に溜まった血液をだすためのチューブからの出血は少なくなったもののまだはずれそうにありません。そのためか、あんなに安定していた血圧なのに、少し 下がってきたのでそのための点滴が増えました。今日からお粥が食べれるようにましたが動かないため食欲はあまりないようです。
3/7 お腹に溜まった血液をだすためのチューブがはずれました。おしっこの管をはずすトレーニングも始まりました。ご飯はお粥ですがおかずは普通食になりました。日一日と快復しているようです。早くにぎやかな6人部屋にもどりたい。
3/9 血圧、体温も安定し、お小水の管もはずれやっと歩けるようになりました。日一日と元気になり表情も明るくなってくるので病院に行くのが楽しみです。主治医 も時々顔お出し「もうそんなに、すたすた歩けるのか」とか「順調に快復してるね」と励ましに来てくれます。医者の一言は大変に重く患者を左右しますね。
3/10 点滴が全てはずれました。久しぶりに自由の身になり何でも自分でできるようになりました。膀胱に尿が残りできらないので、そのトレーニングを日に一回して います。それが順調に終わればひょっとしたら予定通りに14日に退院できるのかな。ネパールにトレッキングに行ったときのシェルパが来日していて、明日来 るので会わせる事ができるかな。
3/12 眉毛が生えてきました。最後の卵巣がんの抗癌剤を点滴したから50日が経ちます。髪の毛はま だのようですが、近々生え始めることと思います。手足の痺れもいくらか軽くなったようです。タキソールがやっと体から出ていったようです。そこで又どこか に潜んでいた癌が元気にならなければと新たな心配が出てきます。
3/14 外科の診察がありました(卵巣癌の治療をする前に乳癌の手術をしたため)。現在のところ異常箇所は見あたらないとのこと。婦人科での卵巣摘出手術にも立ち会ったが、お腹の中は大変きれいで何の心配もないよとおっしゃったとのこと。表情がとても明るくなる。
3/16 全快です。卵巣がんの手術から二週間後に正式に主治医の説明がありました。
1 卵巣癌の、
病名  漿液性腺癌
2、9月に癌マーカーCA-125が 5800IV/mlもあり、腹水もたまりお腹がぽんぽんで手術できない。乳癌は外に出てくるので手術をしてすぐ取る。
3、タキソールとバラボラチンを6クール点滴をした結果、2月にマーカーが8にまで下がり癌が固まったので手術をした

卵巣癌手術の結果
1、子宮と卵巣はすべて取る。ここにはガンの痕跡はなかった
2、大網が癒着していて取るのに時間かかる
3、りんぱ節を追って上部まで切除するが、ガンは目では確認できない
4、大腸の癒着がありはがすのに時間がかかる
5、凍結迅速病理検査をしたがガンは確認できない
6、原発は今となっては不明である。腹膜かも知れない
7、あれほどのガン(ガンマーカー5800)であったが化学療法の効果で元気なガンはなくなったがなごりがあるかもしれない
8、肉眼的にはガンは確認できないので追加治療は打ち切る
9、しかし、細胞の病理検査をしているので結果によっては化学治療をする

細胞の病理検査結果は陰性でした。卵巣癌は完全に治った状態である。従って治療はうち切るが腹膜は全部取ったわけではないので定期的に通院して検査する。万歳である。皆様のご支援に感謝します。
3/18 外泊許可がでました。退院ではないが娘夫婦も呼び退院祝いをする。すっきりしたかたちの退院になりそうで大変に嬉しい。場合によってはタキソールの追加治療があるのではと覚悟をしていたので、本当に嬉しい。みなさんにもこの感動をわけてあげたい
3/19 かあさんの帰宅を鮮やかな紫色の大根草が迎えました。今年はまだ寒いので背丈は低くまるで紫の絨毯のようです。黄色い菜の花と混植しようと思っていながら今年も忘れてしまった。
3/21 退院日しました。卵巣がん追加治療無しのすっ きりした退院になりました。まるで夢のようです。卵巣がんの抗癌剤を止めて二ヶ月ちかくになりやっと眉毛が2ミリぐらい生えてきました。髪の毛も細いのが まだらですが生え始めました。これからが大事です、月に1、2回の通院です。卵巣がんマーカーの検査とCTで監視をしていきます。食事に注意をして心理療 法も勉強していきたい
3/23 注文していたかつらが届きました。あれほど待ち望んでいたのにすぐ開封しないのです。こっそり試着して似合ったら見せると言って見せてくれません。わたくしが外出するのを待っているようです。夫婦は幾つになってもチョッビリ見栄を張り、恥じらいが必要なんですよね
3/26 我が家のシンボルツリーのミモザあかしやが満開になりました。春が来たことを伝える、明るい真黄色の素晴らしい花です。秋口につぼみを付け寒い冬を耐えて やっと咲きました。一時はみもさ゜が咲くのを見せてやれないかと思っていたのに、自分で切ってきてあちこちの花瓶にさしてくれるようになるとは夢みたいで す。
3/27 つくしを採りました。昨年の春に庭に土盛りをしてしたので今年は生えないと思っていましたが、50cm下から芽を出しました。すごい生命力ですね。土を厚 くかぶせると殆どの草木は枯れるのですが、笹とスギナとカンナの花はたくましく地上に出てきました。この強させいかスギナは癌に効くとか
3/29 30cmほど切った卵巣がん手術の傷は癒えてきたが、まだ階段等は勢い良く降りれない。痛いわけではないが、少し突っ張る感じである。用心して腹帯もまだしている。
30 これで巣がんから開放されるのかな。初冬に咲く花、真冬に咲く物、春から咲く種類といろいろある。でもこれはそろそろ終わりかな。
無治療の期間  2000/4〜12  毎週卵巣がんの婦人科、乳癌の外科に通院 
卵巣がん再発の魔の手が密かに忍び寄っている