トップページ >> 菜園被害 >> レポート・赤サビ病撲滅日記 その5:最後の手段!と結論
ムラサキカタバミ、捕っても捕っても後から生えてくるので全滅にしないかぎり赤サビは無くならないと思うので、意を決して除草剤を使いました。
芝生も梅雨時になると赤サビが発生します(秋にもう1度発生)。どちらのサビがニラやネギに伝染するのか判らないので、葉にサンフーロン液剤を噴霧器で直接吹きかけ、カタバミを殆ど全滅に近く除草しました。生き残りには刷毛で葉に塗りつけ片付けます。ただ、芝生は全部枯らすと見た目にも良くないので、隅っこの風通しの悪い所を除草してみました。しかし、根まで枯らす薬剤なので、芝生は全滅するかもしれませんね。
ミョウガの畑にムラサキカタバミが毎年生えるので、ここがもともとの発生場所のような気がしますが。根を取ってもしつこく生えてくるので、葉にサンフーロン液剤をそっと吹きかけ根ごと枯らしてしまいます。
この鮮やかな橙色のサビ!もう見るのもいやだ。
この日に即、周りのミョウガや必要な雑草には掛けないよう最新の注意を払ってサンフーロン液剤を散布します。(葉だけに掛けます)
7月1日、思い切って芝生にも除草剤を散布し、この様な状態になってしまいましたが仕方がありません。
端の方はかなり枯れてきましたが、内側はまだ青く茂っています。でも、時間が来ると枯れてしまうでしょうか。でも、畑には芝生はよくありませんし。
8月、9月は赤サビは発生しないようですが、10月になると2度目の発生時期を迎えるので、ムラサキカタバミには注意しながら片付けていきます。
芝生の至る所に赤サビがあります。この赤サビは、春から秋にかけ、日照不足で湿度があり、18℃〜30℃の気温で発生するようです。また成長が鈍化した芝生に深刻化します。
この芝生は30年以上も経っていて、肥料も手入れもしていないので仕方がないかな?
畑に芝生は適さないので全面撤去をお勧めします。
今年は手入れもしていないので、赤サビが深刻化してしまいました。特に矢印の所がひどい。
毎年、ニラの花や種を観察していた所に大量の赤サビが発生してしまったので、全面撤去となりました。
芝生にも発生。
Bの所はA のニラの種が落ちて繁茂したところです。本来ならすぐに引き抜いてしまうのですが、菜園を終了しているので手つかずになってしまっています。
中心の畑の周りに万年ニラがたくさんありますが、その1つにも赤サビが発生。
この1個所だけですが、周りのニラを全て刈り取りました。
11月7日のBの所
1週間も経たないうちにこの様に伸びてきています(11月13日の様子)。サビは無いようですが、来年は引っ越す予定なのでこのまま伸ばし放題に。
全滅したと思ったら何事も無かったかのように綺麗な葉をつけて伸びてきました。サビは見られませんが、来年には発生する可能性もありますが。
この石の所は比較的サビが発生しないんですよね。(1回だけ発生)
周りの芝生は、除草剤を掛けたのでこの様に茶色くなって枯れています。
中央の畑を上から見た様子です。周辺の芝は殆ど枯れています。芝生は最初は綺麗で良いけれど、20年、30年も経つとくたびれてきて(人も)手入れが行き届かなくなり、この様な状態になってしまいました。引っ越すという理由もあるけどね。
赤サビ病撲滅日記の結論
1. | 風通しと陽当たりを良くし、周り(近く)に樹木は植えないこと。 |
2. | 芝生は畑には不向き。 |
3. | 赤サビが付いた植物は根っこから直ちに処分する。 |
4. | ニラの赤サビはネギには感染しないようだ。そのまた逆も。 |
5. | ニラの場合は根元から切り取り、切り口をバーナーで焼く。 |
6. | 赤サビは遠くからも飛来してくるので、見つけたらすぐに袋に入れ、放置しないこと。 |
赤サビの中間宿主は? そして宿主は?
1. | ムラサキカタバミは殆ど全滅させたので、この赤サビはニラ、ネギには伝染しないのかも? |
2. | 芝生の赤サビがニラやネギに伝染するかは芝生を全撤去してみないと判らない。 |
3. | ニラに関しては、一旦、全てを根っこから処分して新たに種から栽培し直したほうが賢明かもしれません。直播きの食用ニラはさほど被害はないのは、ここの近くに樹木が無く、比較的風通しが良いからと思われる。(赤サビは東側の茂みから伝染してくるようだ。) |
2015年の春には引っ越しすることになりましたので、この菜園で原因を突き止めることが出来ませんでした。ただ、このサイトを見て何かに役立てばと思いつつ、撲滅日記を終了いたします。m(^_^)m
参考リンク:武蔵野種苗園・さび病、住友化学園芸・病害虫ナビ・さび病
赤サビ病
撲滅日記