Wish You Were Here

2005/05 version

2005/05/31  マニアック

最近琴葉はしりとりが好きだ。今日も志緒としりとりをしていた。

琴「たぬき」
志「きつね」
琴「ねこ」
志「ことは」
琴「ハイドフェルド」

お茶を吹き出しそうになった。
それ、幼稚園のお友達とやったら誰も分からないと思うよ。

琴「えー。ハイドフェルドだよ。 ニック・ハイドフェルド

いやオレは知ってるけどさ。

志「ドーナッツ」
理「続くのかよ」
琴「月」
 :
 :
琴「シカ」
志「カンガルー」
琴「ルー? ウ?」
志「どっちでもいいよ。あ、 ルーベンス・バリチェロ

それがイカンのだっつの。

2005/05/30  筋書き無さ過ぎ

ヨーロッパ GP。ライコネンはトップで周回を重ね、そしてラスト一周! ファイナルラップ!というところで、 いきなりフロントタイヤがもげるという壮絶なアクシデント。

ドラマチックだけど、そーゆーのはどっちかゆーと贔屓の選手が 「勝つ」方向で見たいワケでありまして。しくしく。

戯れにパチパチマンをぐぐってみたら、 百件近く引っ掛かって驚く。侮れない。

2005/05/29  自由な発想

ここ数日、ドラムっぽいアプローチでジェンベ を試している。

ドラムで言うところのシンプルな 8 ビート / 16 ビート / シャッフル辺りのビートを出せれば、 取り敢えずセッション出来るんじゃないか、という思惑で。

で、いくつか思いついたんで、もうオレって天才、 「ジェンベに新たな道を拓く男」としてドラマガで特集組まれそうな勢いなんですが、 実際使えるかどーかはやはり実戦で使ってみないと分からなくて、 早く試してみたくてウズウズなワケで。

思えば昔から 「持ち運べるポップス・リズム」に興味があったんだよなぁ。おれ。

ところで前言を翻すようですが、ジェンベのこういう応用方法って、 絶対誰かが既に考えてそーなんですが、参考 CD 等ありませんかね? ジェンベ叩きの皆様。は読まないかこんなトコ。

2005/05/28  パチパチマン

幼稚園でミニ運動会(?)があったので覗いてきた。午前中だけで終わっちゃう、 本当に小さな運動会。

小さくても運動会であるからして、当然準備運動の時間もある。 そして、まだモノの道理を解しないちびっこ相手に準備運動をさせるために、 幼稚園が考えた最終兵器、それがパチパチマンなのであった。

パチパチマンがーやってきたー
どーれーどーそーらーらそらー

というテーマソングに乗って現れたパチパチマンは、 赤塚不二夫の描くマンガのキャラクター「デカパン」のごときパンツを穿き、 体育帽をかぶり、紙製のサングラスをかける、 という異様なスタイルで、子供達よりはどちらかというと親達を、 興奮ではなく混乱の中に叩き込んでくれるのであった。

琴葉のクラスメートであるみのりちゃんが、みのりちゃんのお母さんと 「あー、イチロー先生だ」「ソレを言ったらミもフタもないでしょ!」 なんて会話をしている横で、パチパチマンをじっと見詰める琴葉。

運動会が終わって、午後、琴葉と二人で散歩をしていたら、ふいに琴葉が 「パチパチマンは誰だったんだろ?」

さぁ…幼稚園に男の先生いる?

「いるよ。イチロー先生」

ははぁ。みのりちゃんが、パチパチマンはイチロー先生だって言ってたぞ。確か。

「ええー!違うよ!」

そ、そうか。んじゃ月曜日、イチロー先生に聞いてみ。パチパチマンは誰なのって。

「うん!」

「小学生を卒業するまでサンタクロースを信じさせておく」という 野望が、一瞬現実味を帯びた気がした。

運動会の司会は女の先生がやっていて、パチパチマンの紹介も彼女の役目でした。

先生「パチパチマンは何が好きなんですかー?」
パチ「パチパチマンはハンバーグが好きだぞー」
先生「えーと、パチパチマンは何が得意なんですかー?」
パチ「人を笑わせるのが得意だぞー」
先生「…えーとだから、 パチパチマンはパチパチ体操が得意なんじゃないんですか?」
パチ「…んわっ!?そ、そう。パチパチ体操が得意なんだ!」

すっかり段取りを忘れてるパチパチマンに、「天然」の強さを見る。 つか面白すぎ。

夜。懲りずに「エンタの神様」を見ていて気付いた。 おれは、陣内智則というヒトの芸が好きみたいです。ってまだ二回しか見てないけど。

そして、悪口系の芸は面白くない。

2005/05/25  バンド名

一昨日、若から「ユニット名は『イド』とする」というメールが来た。

「無意識の中で蠢く本能」という意味の心理学用語なんだそーだ。 もう一つ、メンバーの名字から一文字取ってくっつけた、 という裏ミーニングもあるらしく、 とゆーかそっちが先だったんじゃねーか?という疑惑もありますが、 とにかく名付けたと。 名前がついているのは便利というハナシもありますし。 ところで仕事で使ってみたいぞ 高橋メソッド

で、今日。今まで送られてきた音源ファイル等を整理しようと思い、 このユニット用のディレクトリを一つ作って、その中に保存することにした。 ディレクトリの名前はもちろんユニット名だ。アルファベットで書くと 「IDO」になる。

ほほぅ。IDO すなわち I do、「私はやる」ですか。前向きですね。 今回の名前にはいろんな意味が籠められているのですね。 その深いお考えにワタクシ感服致しました、流石で御座います、 という旨メールしたところ、

「をぉを。トリプルミーニングだ。すげぇ」

たまたまだったようです。つかオレの感服を返せ。

2005/05/22  交換条件

本日志緒 YSL につき、おれと琴葉は留守番。夕飯はロイヤルホストへ。 に来た時は 「残さず食べたら食後にアイスクリーム付き」でした。

あれから半年。子供は進化する。

「ことは、今日もちゃんと残さず食べるよ!トマトはダメだけど」

そうか。偉いな。トマトはまぁしょうがないか。

「全部食べる。約束! ゆびきりげんまん」

うん。

「だから、アイスクリーム、先に頼んじゃおっか?」

エラくちゃっかりした進化だなオイ。

2005/05/21  究極の無駄遣い

既に捨ててしまったヘッドフォンのイヤーパッドを買う。
これを凌駕する無駄遣いが、この世に存在するだろうか。

「ジェンベってナニが出来るのか良く分からんから色々試してみたい」 と、若が遊びにくる。

んなもん買ってから一ヶ月半しか経ってないおれにだって良く分からんわい、 と抗議すると、「ついこの間初めて音を聴いた俺の、 三倍以上のキャリアがあるではないか」と切り替えされる。

で、色々試してて、まだ迷いがあるなぁ。ジェンベらしい (ってのがそもそもおれには未だ分かってないけど)アプローチか、 ドラムセットっぽく叩くか。

前にもちょっと書きましたが、 ジェンベは高音(スラップ)も低音(ベース)も出せます。なので、 バスドラムをベースに、スネアの 2 拍 4 拍をスラップに対応させる形で、 ロックっぽい(というか)リズムも出せないことはない。

で、それってどーなのよ、と。

「出音良ければすべて良し」なんだろうし、 ジェンベとして正当な使い方(なんてモノがあるのかどーかも知らんが) にこだわる必要はないのかもしれないけど、こーゆーのって結局、 「自信」じゃないかなーと。おれのプレイはかっちょいい、 間違ってなどいない、という信念。迷いが見えたら負け。

もちろん、「かっちょいい」が独りよがりな思い込みで、 周りから見たらただのイタイ人、というケースもありますし、注意は必要ですが、 やはり最終的には「迷いが見えたら負け」じゃないかな。

で、今はまだ迷ってる、と。
お手本がないのは楽しくて、恐い。

2005/05/20  明日は何を聴く

音楽なんてたくさんいらない、わたし XXX だけ聴いてれば幸せ、 とかゆーヤツが信じられない。

昨日は Live at Seventh Avenue South / Mike Mainieri Quintet だった。 ちなみにドラムは若き日の Omar Hakim。 Bullet Train でのドラム・ソロとか、もう最高。つか 22 歳って絶対ありえねぇ。

という反動を受けて、本日は Dedicated to Phil Lynott / Screaming Blue Marder。 John Sykes のメチャメチャ歪んだギター・サウンドが、なんつーか 「文句あっか」って感じで、おれの気分にぴったりマッチ。 Cold Sweat 演ったなぁ。高校生の頃。

いろんな音楽があるから、世の中はちょっとだけ救われてるのです。 だから、だまされたと思って、昨日とは違うジャンルの音楽を聴いてみてください。

まず隗より始めよ、と申しますので、明日ワタシは平井堅を聴こうと思います (確率 30% ぐらい)。 ちなみに「瞳を閉じて」のドラムは沼澤尚氏だって知ってました?

「プレイヤー視点で西洋音楽を聴く」という解釈をすれば、 どれも大して違わないのかもしれん。

2005/05/19  健全な精神の宿る場所

最近は年に一回ライブ、というペースでしか活動していませんでしが、 メインバンドであるトコロの Pulse が休止すると言うのは、 やはりソレナリにインパクトがある。らしい。

しばらくライブを演ってなくても、ま、そのうち Pulse で、 という「家」というか「後ろ盾」というか、みたいな感覚があるんだろうか。 それが機能しない今…

つか、そんなコトは全然関係ないのかもしれない。 もっと単純な欲求なのかもしれない。つまりその、結論だけを申しますと、 バンド演りたいです。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」という言葉がありますが、 おれの場合、健全な精神は健全なバンド活動に宿るのです。きっと。

そんなワケで梅若に、こないだのヤツ、 動かしてみねえか?と、珍しく自分からメール。

と、入れ違いに若から「カケハシさんとセッションするけど、来る?」というメール。 自分から動くと、良い事が転がって来るのかもしれない。

いやもう。何でも演ります。

2005/05/18  やめられない

電車の中で本を読む時。目的の駅に着いたら、そこに栞を挟んで本を閉じますが、 時々閉じられないことがある。あまりに面白くてやめられない。 本を読みながらホームへ降りて、読みながら改札をくぐって、 読みながら会社への道をのろのろと歩く。

そんな感じで、「亡国のイージス」読了。

これ、すごいね。人物描写がとにかく丁寧。 で、植え付けられた人物イメージを全く裏切らず、 なおかつストーリーとしては凄い裏切り、どんでん返しが仕掛けてあって、 飽きさせることなく読者を引っ張る。 「筆力」ってヤツを否応無く見せ付ける福井先生。

映画化されるらしいですね。謀反を起こし、 それでも最後まで「人であること」を捨てきれなかった宮津艦長は寺尾聰かぁ。 見たいぞ。

「ルビーの指輪」を歌う宮津(歌いません)。

2005/05/17  癒し

心がささくれ立った時には採譜をします。

全てを忘れて音に集中しないと、和音やフレーズを正確に採れません。 そして採れたら弾いてみる。採った曲が歌ものなら、 コードを弾きながら一緒に歌ってみたりする。

気付くと、結構時間が経っているので、後はギターを置いて、 ベッドに潜り込んで眠る。すると勝手に朝が来る。

音楽が救ってくれる。
ということにしておく。

2005/05/15  38

とーるくんから 「ブログ開設した からよろしく」というメールが来る。

早速行ってみると、最新のネタがジャコ・パストリアスに関するものだった。 「35 歳という若さで亡くなった、伝説の天才ベーシスト」 という記述を見て、思いを新たにすることが一つ。

おれ、38 歳の今年、ドラムっていうか打楽器を、 ちょっとがんばろーと思ってるんすよ。

初めて意識して名前を覚えた外国人ドラマーであり、 今でもアイドルの一人。その割に「オマエのドラムには全然影響を感じねーな」 とか言われちゃうんだけどそれはサテオキ、 数々の名演を残す不世出のグルーヴ・マスター、Jeff Porcaro。

彼の享年は 38 歳でした。

琴葉と散歩。 駅までふらりと行った帰り道、すれちがう子供が「あー、こっちゃんだ」、 そしてすぐ後ろにいるお母様が「こんにちは」とニコニコ挨拶してくる、 なんてことが数回立て続けにあった。

おまえさ、顔、広いな。

2005/05/14  周回遅れ

相変わらず「斬りーっ!」な波田陽区 をテレビで眺めながら、 彼が淡々と弾いているギターのフレーズがふと気になって、 つい自分もギターを手にしてしまった、なんて今更過ぎて口が裂けても言えない。 周回遅れもいいトコだよなぁ。

ちなみに Am7 で、2 拍 4 拍に 6 弦の G が入ってるように見えました (←結局結構気になってる)。あまり正確な情報ではありませんが、 何かの参考になれば(ならねえっつの)。

見ていた番組は「エンタの神様」。一ヶ月ほど前に初めて見た時、すごく笑って、 いやー、所謂お笑い番組を久しぶりに見たけどこりゃ面白いなぁ、 と思って次の週だったかな、にもう一度見たら今度は全然面白くない。 出てるメンツもそんなに変わってないし、 ネタのレベルもそんなに変わらない気がするのに。

「笑い」は、受け側の精神状態に大きく左右されるもの、なのかもしれぬ。

2005/05/13  吉報

ウドーの先行予約にてチケット確保」という知らせが来る。 超めでたい。超感謝。

そして、Jeff Beck 来日のツアーメンバー情報。

キーボードにジェイソン・リベロ。
 →誰?
ベースにピノ・パラディノ。
 →ほほー。
ヴォーカルにジミー・ホール。
 →えええ!?
ドラムスにヴィニー・カリウタ。
 →うおおおおおおおお!?

ジミー・ホールってのは FLASH で歌ってたヒトです。FLASH ってーのは、ベック先生が 「アレはナイル(ロジャース)のアルバムじゃん」とかなんとか言って、 なかったコトにしてる不遇なアルバム。 この先、日の目を見ること無いだろうと思ってましたが、ひょっとすると Ambitious とか Gets us all in the end が聴ける可能性があるってコトですか?

そしてドラムス。もう説明不要、世界最高峰の一人。 このヒトのドラムで、往年の名曲、それも変拍子入りのヤツ、 Scatterbrain や Led Boots 辺りを聴けちゃう可能性があるってコトですか? つーか期待するなって方が無理。

チケット諦めてたら、ホントに後悔してたなぁ。 立て続けの吉報。 そして「好事魔多し」を肝に銘ずる。

そんな、「好事の波に乗って突っ走ることが出来ない自分」 がちょっとイヤだったりもするけど。

ドラマガで、スチュワート・コープランドの新譜情報を発見。 これも一種の吉報か。

2005/05/12  皆叩け

ドラムでハデなオカズを決める時、意識は「外側」へ向かってると思うのですね。 オレ様の時間が来ましたよオラオラオラ皆さん注目こっち見てーっ! とか。

対して、例えばジェンベで、すごくシンプルなたった一つのフレーズを、 ただ叩き続けることで湧き上がる、快感とでも言うべき感覚は、 「内側」へハマり込んでいくイメージなのです。

音楽に対して「ホンモノ」「ニセモノ」なんて物言いを時々見かけますね。 実体の無さげな怪しい言葉です。雑誌でそんな記述を読むと、 んじゃその「ホンモノ」をちゃんと定義してみろよ、 とツッコミたくなる反面、自分もすごくバクゼンと、 ホンモノとニセモノがあるような気がしてる。

で、それは、上述の「内外」に関わるのではないか。

もちろん演奏を人へ届ける際には外向きの力が必要ですが、 それも内側への力が溜まって溜まって溜まってそして放出されたもの、 これがホンモノ…

…とかなんとか徒然に思う春の日でございますが皆様如何お過ごしでしょうか。

そんなわけで本日のワタクシの主張はですね、
ドラマーの皆様。いえ、全楽器演奏者の皆様。
パーカッションを叩こうではありませんか。
そして「ホンモノ」への道を着実に歩むのです。

えっ。パーカッションを叩かないと分からない、なんてーのはオレだけ?

2005/05/10  だってそこにあるから

まだ爪生やしてるんだ? って言われたら困るでしょ。

良く分かんないけど、取り敢えずそこにあるじゃん。爪。 たまにメンテ、つまり切ったり、人によってはヤスリかけたりってことだけど、 するよね。時々は役に立つ。シールを剥がすとかさ。 女の子だったらネイルサロンなんてーのに行く場合もあるでしょう。 ささやかなお洒落が小さな活力をくれたりする。 同好の士を見つけて「あ、どこでやったの?」なんて話したり。

で、爪を剥がすと、すげえ痛いよね。だから「剥がそう」とか思わないわけじゃん。 でも、何かの事故ではがれちゃうことだってあるかもしれない。 死ぬほど痛いよきっと。だけど、命は落とさない。 少々不便になるけど、多分日常は回ってくよ。そんな感じ。

でね、まだ楽器やってんだ? とか聞かれても困るんですよ。

2005/05/09  無題

「足るを知る」ってどういう意味だろうとぼんやり思う。

2005/05/08  慶太

HMV で注文していた CD がようやく届いた。

ジェンベをキーワードにネットを徘徊してみるってーと、 ママディ・ケイタというヒトが引っ掛かります。どうやらジェンベ名人らしい。 アルバムを何枚か出してるらしい。ジェンベ叩きまくってるらしい。 というわけで amazon で探してみると、入手可能な CD がない。 HMV でようやく一枚だけ見つけて、それがママディ・ケイタのベスト盤で、 こりゃもう願ったり叶ったりだぜと即注文したというのが前回までのあらすじです。

アルバムタイトルは「ジェンベ・マスター」。 いや笑うトコじゃないんですけどね。もうマスターですから。 こう、孤高の仙人、知られざるシャーマンみたいな人物を、 おれは勝手に想像してたワケです。

ちょっと前に絢さんが「こんなのあるよ、りおさんトコからだとちょっと遠いけど、 一応ご紹介」と、 葛飾区で催される ジェンベ・ワークショップの情報をくれたのですね。 「毎年やってるみたいで、去年のレポートも載ってた」というので、 紹介されたサイトを覗いてみたのですが、

「指導 = ママディ・ケイタ」

って思いっきり身近やん!

ひょっとして親日家だったりするのかなぁ。つーか実は日本に住んでるとか? 葛飾といえば柴又。寅さんファンとか。 いや待てひょっとして日本人? ああっ!謎は解けた!「ケイタ」って実は「慶太」って書くんだろ! 姓は前田。

とか思ってたんですけど、CD 見たらちゃんとアフリカ人でした。 フェ川畔のワソロン地方バランドゥグ村生まれだそうで。 ってどこだかさっぱり分かりませんが、「バランドゥグ」 の語感がもうめっちゃアフリカンなので無条件降伏。 失礼をお詫び致します。

一旦は諦めたジェフ・ベックでしたが、 某 ML にて某氏より「ウドーの先行予約で押さえられるよ」という情報が。 結局「土曜日を一枚、まだ枠が残っていたらで構いませんのでお願いします」 とメールを返してみる。弱すぎ。

こっちゃん、今日は母の日だから、お母さんにプレゼントを買おう。 何が良いと思う?

「んー。ケーキなんて良いんじゃない?」

それアナタが食べたいだけでしょうが。それに食べ物じゃない方が良いよ。

「じゃあね、おままごと遊びの道具とか」

…お母さんにあげて喜ぶものが良いんだけど。

「ベビーカーは?」

お前歩き疲れたんでベビーカー乗りたいんだな? ってもうお前だって大きすぎて乗れないよ。大人が乗れるわけないだろ。

「大人が乗れるベビーカー」

そんなのないよ!

「じゃあ、自動車!」

ウチにあるって!

「バス!バスはないよ!」

…ないけどさ。

まだ、「人にあげて喜びそうなもの」を想像する作業は難しいようだ。 あるいは、自分が嬉しいから人も嬉しいはず、ってことなのかな。 なんにしても、ちょっと面白い会話。

2005/05/07  昔、桃源郷

いったい何年ぶりなんだかさっぱり分からないぐらい久しぶりに、 銀座の山野楽器へ。

Gibson / Fender の代理店ですから、もうヨダレモノのギターがずらーっと並んで、 さらに珍しいパーカッションが所狭しと置かれ、楽譜コーナーも超充実、 みたいな印象があったんですよね。なんとなく。なんでだろ。

なんかさ、つまんねぇ。ギターはレスポールとかストラトとか、 そりゃ売れてアタリマエじゃん?みたいなのばっかり充実してるよーな印象だし、 パーカスなんて町田のイシバシやタハラの方がよっぽど種類豊富だし、 楽譜も驚くほどじゃない。

いや、別に山野楽器をケナそうっていうんじゃないんです (って十分ケナしてる?スミマセン)。何故おれは、 山野楽器にパラダイスつーか約束の地つーかメッカつーか、 そーゆー印象を持ってたんだろう?その印象はいつ出来上がったものなんだろう?

学生時代、おれは通学に日比谷線を使ってました。 だから銀座は気軽に途中下車できる街でした。 そして、おれにとっての銀座はデパートでも画廊でも宝石でもなく、 「中古レコードのハンター」がある街でした。 何ヶ月も探し求めていた、その当時多分廃盤状態だったミシェル・カミロの Why not? をハンターで、 それも 800 円だかなんだかで見つけた瞬間の感動は、今も忘れません。 「うぉぉぉぉ!」っていう叫びを堪えるのに苦労しましたから。 っていうか今だから白状しますと、堪えきれずに叫びました。 びびらせてごめんなさい周りに居たヒト達。

それ以外に寄るところといえば、伊東屋。ソニー・ビル。そして山野楽器。 でもなぁ。その当時、楽器や CD といえばまず渋谷だった。そして、今思い返しても、 渋谷の楽器屋群、CD 屋群と山野楽器じゃ、勝負にならん気がする。

今でも愛用しているお気に入りの楽器と出会った場所、とか、 好きだったあの子に告白した場所、 なんていうロマンチックな思い出があるワケでもない。何故なんだ。 考えても答えが出ない。

何も試奏しないのも悔しいなと思い、ふと目に付いた、 聞いたことの無いメーカのフルアコが気になって、 よし、いってみようと店員を探そうとしたら、 ヘンなアンちゃんがゴールド・トップのレスポールを、 それはそれはヘンな音で試奏しだしてメチャクチャ萎えて店を出た。

少なくとも今は、おれには必要のない店みたいだ。
今日たまたま店頭でやってたミニ・ライブは 山川豊だったしな。

2005/05/06  ベックとの距離

7 月、ジェフ・ベック来日!

という情報が複数経路から入ってくる。「おれ = ベック狂」 という印象はかなり定着しているようで、非常にめでたいのか悲しいのか微妙ですが、 とにかく情報を提供して下さった皆様には大感謝、 もう足を向けて寝られないわけです。

が。

一般売りが始まる前に会社の売店で予約すると、 結構良い席が取れたりするのですね。なので、 今日会社に行ったら昼休みはメシなんか食ってる場合じゃねえ、 売店直行だぜ!とか意気込んでたんですよ。数日前まで。

なんでだろうなぁ。なんかね、萎えちゃって。

今回もまた神様は感動を与えてくれるだろう。 これでチケット押さえなかったら、7 月の時点で後悔するかもしれない。 いや、するだろう。さらに、 ひょっとしたら B.B.King Blues Club の余波で、 テリー・ボジオ連れて来ちゃうかもしれない。 それを見逃したら孫の代まで後悔間違いなし。

なんですが、どうもこう足が動かない。

基本的には、おれ、めちゃくちゃライブ不精なんですね。 先日のパット・メセニーもおぐちんの誘いが無ければ行かなかったわけで、 危うくあの感動を逃してたトコロだったワケです。

それでも、ベックは行った。1999 年に 3 回、2000 年に 1 回。 今回、そこに心の緩みが出てるってのもある。あの時二年続けて見てるしな。 あの後出たアルバムも、その前二枚と同系統だから、ライブも…という。 そして、ベックファンである、 という自分のキャラを守るために行くんだとすれば、そりゃ馬鹿だ。 でもおれはベックファンだ。

従うべきは、今この瞬間の欲求か。予想か。理想か。

とかウダウダ考えてる自分がイヤになって全部投げ出した。

2005/05/04  つつつ続きを

母親が来る。デジカメが欲しいというのでヨドバシへ行く。 最近のデジカメ動向、なんてモノをチェックしているワケがない。 さっぱりわからんので、店員さん(もちろんおねえさん)を捕まえてハナシを聞く。

こういうモノを選ぶ作業は嫌いじゃない。 けれど、人のものを選ぶのはちょっと疲れる。 その人の特性(例えば「機械に弱い」とか)と、オレならこれを選ぶ、 という優先度のブレンド加減に悩むというか。

ちなみに、今回の獲物は こんなの。 思ってもみないメーカだったなぁ。

この間梅ちゃんチに行った時、 部屋にあったマンガが面白くて、梅若がマジメにプレイバックを聴いている最中に、 おれは一人でケタケタ笑って呆れられたりしてたんだけど、 「それならオレも持ってる」と言って、若が昨日どさっと貸してくれた。 タイトルは「のだめカンタービレ」。

いやまぁ、借りた時点で知ってたんですよ。今も連載中で、 未だ完結していないということは。なので、 そうなることは予想が付いていたワケなのですが、やはり予想通り こうなっちゃうオレなのであります。

二ノ宮先生助けてください。つつつ続きをおおおれおれによよよま読ませ

ところで、ワタシ今、毎週月曜九時から放映している「エンジン」 というドラマを録り溜めているのですね。「テーマがカーレース」 「購入した DVD レコーダの威力を体感したい」という二つの理由で。 で、せっかく録画したドラマを未だ一度も見ていないのは、 そもそもドラマに興味がないってのもあるんですが(なら録るな?ごもっとも)、 もう一つは「つつつ続きを」になっちゃうのがイヤとゆーのもあるワケで。

放映が全回終了したら一気見じゃ!

とか考えるヒトって少数派なんですかね?

2005/05/03  何故かスペイン

新しいバンドに関するメモ。

  • バンド名:「スペイン愛好会」
  • 練習内容:スペインを練習する。
  • 課題曲:「悪女(中島みゆき)」「時代(中島みゆき)」「ひとり上手(中島みゆき)」 等
  • 活動内容:結婚パーティ等で課題曲を演奏する。
  • 活動理念:羽交い絞めにされ楽器を取り上げられるまで演奏をやめない。

箇条書きにするとこういう感じなんだが、考え直さなくても良いんですか。 > バンマス(って誰だ)

「若がヤイリを買い、ほそや氏がマーチン D-28 を買った。 というわけで見せびらかし大会を催すのだが、りおも来るか?」 とゆーなんだかよーわからん誘いがおぐちんから来て、 よくわかんねえからジェンベ持って行けば良いか?と返すと「ギターは?」 とか返って来て、自分の身の置き場がさっぱりワカランまま、 ジェンベ一本だとなんだか不安で、 押さえで ES-165 も持って行くというひ弱さを見せ付けた本日。

集まってみると、何故か課題曲がスペイン。何故かテーマを弾くのはおれ。

その後、 Sweetness(ってリンクここで良いのかな、ま、良いか)のエミちゃんが来て、 じゃ歌モノでも、ということになり、何故か「オリビアを聴きながら」とか演る。 そして何故か、今度はジェンベを叩くおれ。「何故か」の多いセッションなのに、 何故か妙に楽しかったり。ジェンベの魔力か。

そしてセッションの後はおぐし家にてピザパーティ。 楽しい時間でございました。参加者の皆様に感謝。

んー。女心、ってやつがどんな形をしているのか、おれはさっぱり分からないので、 そういう意味ではおれも「女心の分からないヤツ」なのでしょう。

けれど、心ってーヤツは、「性」よりはまず「個」に属するモノなんじゃないすか。 つまり、「女」っていう属性で一元管理出来るよーなモンではないと思われるのです。 おれには。

ま、酒のツマミとして盛り上がるネタではあると思うんだけど。 血液型みたいなものか。ネタにマジレスすみません。

2005/05/02  月の法善寺横町

というわけで、行って参りました。

こういうのって、実際演ってみないと分からないよなぁ。 特に、パーカッションは実質デビュー戦みたいなモンだし。 ドラムみたいに経験がないから、「多分こんな感じ」という予想が立てられない。

で、ボンゴだのパンデイロだの、いろんな鳴り物を持って行ったんだけど、 「どれか一つだけで通す」というシバリを考えれば、ジェンベを選ぶかな、と。 つまり、今回の買い物は、 決して無駄遣いなどではなかった、という結論なわけですよ。 いや、その結論に無理矢理辿り着くために、 正常な判断能力を封印してるワケじゃないぞ絶対。

その「どれか一つだけで通す」ってのが、 そもそもパーカッショニストっぽくない発想なのかもしれないけど、 山のような荷物を許しちゃったら、そりゃドラムセット持ってくって。オレなら。

というわけで、ジェンベ一本さらしに巻いて〜、ってな世界を気取りたいんですが、 今ジェンベのケースがありません。ヘッド(皮)は太鼓の命でありますから、 持ち運ぶ際に少なくともそこだけは保護したい。 で、バスタオルをかぶせて、すずらんテープで縛る、という方法を取ったんですが、 これがめちゃくちゃビンボー臭い。

つーかその状態で置いておいたら、 みすぼらしい椅子にしか見えないのが、あまりに不憫です。

ケース。なんとかせねば。
ってその前に演奏はいいのかオレ。


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