So What

2003/07 version

2003/07/31  駄目な日も(結構)(しばしば)ある

今日は会社にて、ちょっと大きな規模のパーティ。 そういうのがあまり得意じゃないおれは、サボってとっとと帰る。 自分には協調性があるんだかないんだか、自分でも良く分からない。 時々、これでいいのかなぁ、と思う。今日も、思った。 普段は一人でも全然平気なのだ。「いいのかなぁ」なんて時は、 多分どこか弱ってるんだろう。

でもほら、理不尽なこと言われると萎えるじゃないすか。 「バンド演ってんだろ、一曲歌えよ。ビートルズとか」

「バンド演ってる」と「歌える」「ビートルズ」の間に、 相関関係は無いのですよ。世のおじさま達。このワタクシが断言いたしましょう。 けれど、今までに何度同じ事を言われただろう。 そして弱っている時には「相関関係など無い!」という信念がぐらつき、 そ、そうですか、じゃあ、と The Long and Winding Road とか熱唱しちゃって場が氷点下に凍りついちゃったら、いたたまれないじゃないすか。

だからおれは一人ぼっちで街を歩くのです。

ディスクユニオンにて UA の Fine Feathers Make Fine Birds など買ってみる。中古盤にて 1,600 円なり。元値のほぼ半額。 二枚組だし、まーこのぐらいの値段なのかな。

その足でブックオフに寄ったら 950 円でしたとさ。

来週は夏休み。とはいえちょっとワケアリで、 会社に時々アクセスしなきゃならなくなりそうだ。 で、その環境を夏休み突入前にチェックしておこうとノート PC を立ち上げた

かったのに立ち上がりませんでした。
なんすかエラー 174 って。

エラーコード + 診断プログラムの結果では、 どうもハードディスクが見えていないらしい。 ディスクを一旦引っこ抜いて挿し直してみたが状況変わらず。

もともとボロボロの中古を買ったんだし、この日が来るのは宿命だったとはいえ、 これは悲しい。OS も何もない状態のマシンを考えなしに買ってきて、 うわぁドライバが無えじゃねえか!なんて苦労しながら仕立てて行った日々が 走馬灯のように。

もうジタバタしてもしょうがない。今日はフテ寝だ。羊を数えるさ。 ところで何で羊を数えるのか、知ってますか。 英語(sheep)じゃなきゃ意味がないらしいっすよ。

外したディスクを軽〜くコツンと叩いてみたりしていると、横で見ていた志緒が

「そんな、テレビじゃないんだから」

いや、テレビだって叩いて直すもんじゃないだろ。

2003/07/29  David !

デヴィッドといえばベッカムだと思っている中国及び日本の婦女子諸君。 あなたがたは間違っている。常識を見失っている。 そして「常識」をこうして明確に宣言しなければならない現状を私は憂うのである。

デヴィッドといえばボウイでもサンボーンでもシルヴィアンでもフォスターでも、 ましてやリー・ロスでもペイチでもウェックルでも T. ウォーカーでもリンドレーでもマシューズでもない。 デヴィッドといえば、ガリバルディなのである。

というわけで本日のお題は、 祝!デヴィッド・ガリバルディ、Tower of Power 復帰! の Oakland Zone なのである。

全体的に以前より落ち着いた感じのグルーヴだが、 ピッコロ風のスカッとヌケるハイトーンなスネアのせいか、 ドラミングのキレ味は素晴らしい。 ホーン・セクションと複雑に絡む、 方眼紙の上で設計したようなリズム・パターンも健在だ。 そして一曲目、その複雑なパターンで先制パンチを食らわしておいて、 あっという間にその曲は終わり、アルバムの最後でもう一度フェードインしてくる、 という構造は、あの名盤「Back to Oakland」そのままだ。 意欲作、なのだろう。(え、ネタ切れ? ううむ)

ドラマガでも取り上げられており、最初は「ま、Amazon で買うか。 ベックも新譜出すみたいだしな。その時まとめて」と思っていたのですが、 今日ふらりと寄った Disk Union で発見、 ガマンできずにレジへと引き寄せられてしまいました。

ここで新譜を買うのは本当に久しぶり。そういえばメンバーズカード持ってたな、 ココって確か国内新品だけしかスタンプくれないんだよな、一応貰っとくか、 とレジへ差し出したところ、

「六月でスタンプサービス終了したんです」

な、なにおー?

でも、レジのお兄ちゃんがスキンヘッドのラッパー風で、 傍若無人に「しぇけら!うっ あっ」とかやってそうなクセに、 妙に申し訳なさそうだったのがなんだか可笑しくてつい許してしまうおれってどうよ。

ところで、誰が何と言おうと、ベックと言えば Jeff Beck だからな。 絶対にこっちじゃねえぞ。 ましてやこっち はあり得ねーぞ。たのむぜ。

2003/07/27  料理の才能

「ちょっと炒め物お願い!」

いや構いませんけど、ちょっとと言われてもどのくらいか分かりませんよ。 人に指示を出す際には具体的な指針を示すべきであります。 だいたい料理の本にある「キツネ色になったら」「少々」 などの表現は見直すべきではないかと思うわけです。 少々という言葉から引き出されるニュアンスは各個人によって異なるわけで。

「わかったわかった、じゃあ十分」

十分間すなわち六百秒ですね。ではキッチンタイマーをセットしてスタート… なんだか時間が経ちませんね…まだ半分も経ってない… あ、だんだん玉葱が良い感じに… と言ってる間に黒っぽくなってきた気がしないでもない… いや気のせいではない、これは黒く… いや焦げていると言っても過言では… あ、十分経った。指示通りの作業を行いましたがどうも黒いんですが。

「黒いと思ったら途中で止めなさいよ!」

だって十分って言ったじゃんかよ。いや十分って長いなとは思ったんだけど。

「そんなの見た感じで止めるの!」

そういうことがおれには出来ないと最初に断ったじゃないですか。

「だって黒かったらおかしいでしょ?ねえ?」

いやカレーに混ざると黒いのが目立たなくなるのかと思って。 普段ここまで炒めてるんだなぁと感心してました。日々是勉強と申しましょうか。

「…はぁ。また日記のネタを提供してしまった」

ってネタなのかよ!

結論。おれに料理をさせないで下さい。

2003/07/26  幸せ

座椅子の上でぼーっとしていたつもりが、いつの間にかフローリング上に倒れ、 気付いたら午前三時。

逃がした魚は大きい、という。無駄に過ぎた時間は戻ってこない。 その時間、例えばリハの予習に当てていれば、明日、いやもう今日か、 のリハではヴィニー・カリウタも裸足で逃げ出すようなスーパープレイが 炸裂していたに違いないのだ。

そして残ったのは身体の痛みだけ。
そんなわけで炸裂しません。いやあ残念だ残念だ。

町田玩具@町田 Act。今日演った中で楽しかったのは "風を集めて (はっぴいえんど)" と "電話をするよ (UA)"。

「サビ後半はどういう解釈よ」
「盛り上げるんじゃないの」
「盛り上げるつーかさ、こう、そこで窓を開ける感じね。かぱっと」
「開けた後、やっぱり盛り上がるんでしょ」
「ふむ。で、A メロ戻ったところでぱしっと閉めるの。窓を」

「もう少しテンポ上げてみて」
「テンポか…(ブラシをスティックに持ち替えて)…」
「おーけーおーけー。その感じをブラシの柔らかい感じで」

多分、おれの幸せはここにあるのです。

「ドラム! うるさい!」
「よく言ってくれた! あたしもそー言おうと思ってた!」

ここにはなさそうです。

Rutles の DVD を鑑賞。 大人の遊びは本気でやってこそ、餓鬼の遊びと一線を画することが出来るのだ。

2003/07/25  いつもと違う朝

寝付くのに失敗して、気付いたら朝。

いつもと同じ電車に乗るために、いつもと同じ時間に家を出て、 いつもと同じ道を歩いてるんだけど、なんだか景色が違う。 こう、空気が生温く澱んでいる感じ。

そういえば、学生時代、夜通し遊んだ後、 朝帰りの街の空気ってこんな感じだったかもなぁ。

折り畳み傘を綺麗にたたむのが好きだ。 「傘たたみ屋」を開業しても良いと思っている。 イギリスでは雨の中、 傘を携帯しているにも関わらずきっちりと畳んだまま開かず、 ステッキ代わりにしている紳士が多いという噂も伝え聞く。 そして、そこには傘たたみ屋が実在するという。 だから、傘たたみ屋を生業とするならイギリスに移住せねばならぬ。

電車の中で丁寧に傘をたたみ、降りたらどしゃぶりで、すげえ悔しかったので、 悔し紛れに想像を膨らましてみた結果、 おれはイギリスへ行くことになってしまい、まぁそれも人生なのかもしれません。

それも仕事。

2003/07/24  つまりそういうこと

会社の都合により、本日付でメールアドレスが変更となりました。 ってここをお読みの皆様には全く関係のない話なのでございますが。

昨日まで使っていたアドレスは、「会社内で異動があっても、 とにかく会社を辞めない限りは使い続けられる」という触れ込みで配布され、 各種契約やメーリングリストの登録変更、客への変更通知、 メール関連ツール各種の設定変更等々、結構苦労して移行したのが数年前。 まだ記憶に新しい。そしてまたやり直し。

でさ。おれ、会社辞めてないんだけど。
責任者出て来い。嘘吐きは泥棒の始まりだ。

…ん? 待てよ。自分では気付いてなかったんだけど、おれ達ってひょっとして、 知らないうちに、つまりクビになってたんすか。実は。

2003/07/23  演りたいこと

うーん。おれももうトシだしさぁ。 あまりに直球過ぎるのはちょっと抵抗あるわけなんすよ。 ありきたりじゃない曲をコピーするとか、 ありきたりの曲をありきたりじゃないアレンジするとか。 こう、少し斜めからのアプローチというかさ。

バンドを演るってことはすなわち他人との共同作業なわけで、 当然意見が食い違うこともあるわけだ。 「これを演りたい」っていうのが一致しないなんて当たり前。 けれど「これはやめとこうぜ」が一致しない場合、 意見をすり合わせるのは手強い作業だ。

考えてみれば、そういう経験は意外と少ないかも。 それを、恵まれた環境と見るか。ぬるま湯と見るか。

2003/07/22  心配

心配をすると、その度合い、つまり心配の深さや時間に合わせて、 ある種のエネルギーが発生して、それを備蓄の上有効活用すると病気が治るとか、 そういうシカケになってれば良いんじゃないかと、心配性のおれは思うんですが。

残念ながらそういう仕組みが発明されたという話は聞かず、 心配は今日も無駄に、何の役にも立たず、降り積もっていくのです。

2003/07/21  ジャンクフード

二俣川の Mac にて、フィレオフィッシュとポテトの R とチョコレートシェイク。

一時期、昼休みにこの組み合わせばかり食っていた頃がある。 Mac に行く度に、この三点セット。もう熱に浮かされたように。 キャンペーン期間につきチョコのシェイクがラインナップから外されていた日にゃ、 おお神よ我を見放したかと諸手を上げて嘆き。 身体を壊してもなお食い続け。

久しぶりに食べた。
あの頃が熱狂がさっぱり分からなかった。

大人になった、のだろう(違うな)。

二俣川 SPOT にてリハ。
K 氏、会社から呼び出しを食らって急遽出社、遅刻。
Y 氏、会社から呼び出しを食らってリハ後取り急ぎ出社。
M 氏、転職の調整にて疲労の色が濃く。

おれってば大した準備もせず、楽しくじゅんこさんのヴォーカルを聴きつつ ヘラヘラとスティックを振り回し。

どう見てもおれが一番の駄目人間で、 つまりどう見てもおれが一番ミュージシャンっぽいというわけさ。

2003/07/20  質問しなさい

最近の琴葉のマイブームは「これなあに?」。派生形としては 「お名前は?」「いくつ?」など。

これ、琴葉が質問してるんじゃなくて、 「これなあに?」って聞いて欲しいんですね。 クッキーモンスターのおもちゃを持ちながら「これなあに? これなあに?」 とニコニコしながらついて来る。しょうがないので「こっちゃん、それなあに?」 と聞いてやると、得意満面の笑顔で、

「クッキーモンスター!」

と答える。かわいいんだけど、 ほっとくと平気で五回十回と繰り返しやがるので結構大変。 昨日のライブを録音した MD をわざわざ持って来てくれた若も(ありがとう)、 さっそく餌食になっていた。

で、MD ですが、開始直前や曲間で、そりゃもう絶妙のタイミングで 「やだ! やだのー! ええええ!」という琴葉の号泣がくっきりと 録音されておりまして。

ついでに、レコーダ付近に陣取っていた友達連中の 「お父さんの演奏がイヤということか」「それはツラいな」「わはは」 てな会話も入っててちくしょうてめえら。

ところで、その髭面のせいか、琴葉に泣かれてばかりだった若ですが、 ようやく慣れてきたようです。というか好感度はなかなか高目なのではないか。

「わか」

そうだね、若来たねぇ。帰っちゃったけど。

「わか、かえっちゃったねぇ…またくるよ!」

なんて会話してます。> 若

考えてみれば、琴葉お気に入りの「ほうろう(小坂忠)」 も若からの貰い物だしね。あの舌足らずな口調で 「この履き慣れーたー ボロボロボロ靴がー ひとーりでーにー おーどーりだすー」 とか歌ってるのは、えーと、どーしてくれるんですか。なんとかしてください。

2003/07/19  The Pulse Live at Jirokichi

緊急入院から十ヶ月。 どうも上手くいかなかった。

最初は、とにかく演奏時間が無事に終わるように、 と祈るような気持ちで叩いていた。そのうち、スタイルが無難な方向へ傾いていった。 イチかバチかの Fill-in よりは、手の届く範囲で手堅くまとめるようになっていった。 そんな方向性が、音量や音色にまで影響し始めた。 迷惑をかけないこと、それがゴールで良いのか? この爽快感の無さは何なんだ?

いやそれがゴールで良いんだってば! という叫び声があちこちから聞こえるような気がしますがそれはサテオキ。

一度原点に戻ってみるべきじゃないのか。 今こそ breakthrough が必要なんじゃないのか。 そう思って、まず手を付けたのは、スネアのチューニング。 ミディアム・ハイぐらいの扱いやすい音にまとまっていたスネアのボルトを、 てやんでぇ!とばかりに締め上げ、ミュートも取っ払う。 そいつをリハで叩いてみる。カーン!と突き抜ける倍音。 スネア単体が強烈に主張する。

今日はコイツが引っ張ってくれそうな気がする。うん。

とにかく、「らしい」演奏をしようと。今日心がけたのはそれだけ。 ライブの度に「アンタ何がそんなに楽しいの?」 「おめーの音は耳に刺さって痛いんだよ」と言われてたじゃないか。

ってそれは悪口ではないか、という気もしますがそれはサテオキ。

こんなに楽しかったライブは、なんだか久しぶりな気がする。 だから、それは正しかったんじゃないか。

まだ続けられそうです。音楽を。

2003/07/18  Blues

どうにもやりきれない、澱んだ気分。

こういう時は、例えばカーペンターズとか、 アース・ウィンド・アンド・ファイアとか、そんな音には近寄りたくない。 ダメな野郎がガナってるブルーズが良いんじゃないか。

なんて考えながら読んでるのは 「ありきたりの狂気の物語(チャールズ・ブコウスキー)」。

狂気を読んで正気を保つ。

2003/07/17  お化け眉毛

おれの眉毛はちょっとおかしくて、時々、 他よりも極端に長くて硬くて太いヤツがびよんと生えてくる。 で、おれはコイツをお化け眉毛と呼んでる。

あ、また生えてる、と気付いちゃうととにかく気になる。 眉毛を触ってばかりになっちゃう。 だからなんとか爪で押さえて引っこ抜いてしまう。

この異常に長いお化けにも幼少時代がある。しかし幼少時代から、 やはりお化けは他とは違う。短くても、やっぱり太くて硬くて、 触るとちくりと違和感がある。長くなる前にその存在に気付いてしまうのは、 ある意味、長くなってから気付くよりもつらい。触ればそこにある。 しかし長さが足りないが故に抜きにくいのだ。

ここ数日、そんな小さなお化けが気になってずっと触っていたら、 眉毛付近に擦り剥いたような痛みを感じ始めた。

嗚呼。厄介者めが。
そして残念ながら、その厄介者もまた、おれの一部なのだ。

明日、抜こうと決めた。鏡と毛抜きを使って。完膚無きまでに。
また生えると分かっていても。

五六あわせ」という名前らしい。志緒が友達から土産にもらったお菓子だ。 ところてんにシロップをかけて食べるようなイメージ。 ふむ、シロップが何種類かあるわけですね。南高梅に黒糖、抹茶。 うーん、どれがどんな味なのかわかんねえよ。んじゃ、黒糖。

「あたし梅」

ではさっそく食してみようではないか…冷たくて、まずくはないけどその… 甘さがストレート過ぎというか…ちょっとそっちも味見させて。 …ああっ!梅の方が全然美味くねえ? なあ? いいなぁ。おれもそっちにすれば良かったよ。 だってどんな味なのか分かんなかったワケだしさ。その半分こにするとか。

「めめしい」

一言で切り捨てられ、ぐうの音も出ない。

2003/07/15  かかかか

前回のリハで下河内さんが言うのだ。 「終わりの歌」がどうもしっくりこない、と。

「終わりの歌」は Pulse のレパートリーの中でも相当古い曲だ。 おれが Pulse に入る前から在って、おれが入ってからは一回だけライブで演って、 その後お蔵入りしていた曲だ。

四分 = 190 ぐらいの、速い 8 ビート、6/4 拍子。 十年ぐらいぶりに日の目を見るその曲のノリに、作曲者下河内は納得しない。

イヤだなぁ。思い当たるフシ、あるんだよなぁ。

テンポが速いので、八分音符を全て右手一本で刻むと、こりゃ疲れるわけです。 なのでテキトーに端折って誤魔化してた。

かんかんかんかんくかんく | かんかんかんかんくかんく

てな感じ。で、前任者はってーと、おれが「こりゃ疲れる」と上述した 八分音符全部埋め。つまり、

かかかかかかかかかかかか | かかかかかかかかかかかか

ね。字面だけでも疲れるでしょ? 実際叩くとホントに疲れるんだから。 でも、考えられる、そして即対処可能な原因はこれしかないので、 ええ、叩きましたとも。渋々。かかかかを。

嗚呼。一曲終わった後の下河内氏の笑顔と来たら。こぼれる白い歯ときたら。 わかったよ八つ全部叩きゃいーんだろ叩きゃこんちくしょう。

つか最後のリハで言うなよっ!

で、それを録音した音源を今日聴いたわけですが、 確かにノリは全然違うな。端折ったパターンの方が(当然)余裕があって、 その分タテのセンがぴしゃっと合う部分に音符をぺたっと乗せることが出来て、 安定している感じ。 「かかかか」だと、こう、どわーっ!追いつかなきゃ! ってもう期せずして、というか不必要なまでに、 というかなんだか分からんけど気が付いたら、というか、 とにかく勢いが勝手に付いて転がってってる感じ。

この感じが欲しかったんだろうな。
自分の手が届く範囲で手堅くまとめた、そんなところに正解はなかった、と。

2003/07/14  性格

切羽詰ってて余裕がない。
神経質で尖ってる。

直したいんだが。
自分で自分に疲れちゃうんで。

2003/07/13  最高峰

以前、一悶着あったプリンタですが、 結局その後インク詰まりが再発。ヘッドクリーニングで一時的に回復するも、 すぐまたトラブル。印刷面にはべったりとインク汚れ。そのうち、 一回のクリーニングで直っていた症状が、 しつこく何度もやらなきゃ直らんようになり。

もう使い続けているのがつらくなった。 騙し騙し使ってきたが、もうプリンタも自分も騙せない。 これは駄目な機械なのだ、外れだったのだ、外れを選んだおれは負け犬なのだ、 ということを認めざるを得ない。 週に一度ほどプリンタに電源を入れる際、 綺麗な紙が出てくることを神に祈らなきゃならないなんて、 ドキドキ高鳴る胸の鼓動を感じながら「これって恋?」 とか思わなきゃならないなんて、どういう機械なんだそれは。つか思うな。

買うぞ。買うったら買うのだ。

12 月の時点では、Epson のアンケートにあった 「今後もエプソン製品をご利用・ご検討頂けますか?」という問いに 「はい」と答えてたんですが、最早そんな心の余裕はどこにもなく。

ちょいと WEB で売れ筋プリンタ情報を探ってみると、 Epson と Canon の上位二社が大きなシェアを獲得しているらしい。 もちろん Epson なんて Out of 眼中だぜ。 HP? うーん。ウチのスキャナ、HP 製なんだけど、 付いてるソフトやマニュアルの質がイマイチだったからなぁ。 てなわけで今回のターゲットは Canon だぜ。

えー、メーカの皆様。 ユーザってのはこんなに心が狭くて、 そしてこんないい加減な理由で候補を絞っていくのです。 是非参考にしてください。なりませんか。そうですか。

十日ほど前だったかな、この道の権威であるきたむら先生に 「そーゆーワケでプリンタ買おうかなーとか考えてるんだけどオススメある? 目詰まりしなくてランニングコスト安くて、写真印刷するつもりだから それなりに画質良くてさー、あ、もちろん値段は安くね」 とか相談してたんですね。と、改めて自分の要求を眺めてみると、 こりゃもう相談つーかタダのワガママですな。 しかしここできたむら先生は明確な指針を打ち出すのであります。重々しく。 子羊を諭す教祖のごとく。

Canon PIXUS 950i を買え

と。リンクを叩いて頂くと当該製品のページに飛べますが、 そこにはこんなキャッチコピーがどーんと鎮座しているのであります。

存在感のある写真へ。
究極の美しさへ。
フォトプリンタの最高峰へ。

ビンボー人のおれは「究極」だの「最高峰」だの威圧的な言葉にビビってしまい、

一つ低いグレードの 850i ってヤツはどーすか。 これも「圧倒的に美しく」とか書いてあるしさ、 おれ専門家じゃないしさ、差なんてわかんねえよ多分、 これでいいよねっ? ねっ? ねっ? だって一万円以上安いんだよ差額でチョコパフェ幾つ食えるんだよ

とか思いながら、今日、店頭の印刷サンプルを眺めに行ったわけです。

そして今、部屋の隅に放り出されたダンボール箱、 その表面には、デカデカと「950i」の文字が。

えーと。

昔、「オレはレスポール、正確に言えばレスポールのカッコしたギターが欲しいんだ。 音なんてどーせわかりゃしねえんだ。コピーモデルで十分だ」 と宣言して渋谷に行って、帰り道手にしていたのは Gibson Les-Paul Standard '92 だった、という前科があることを鮮やかに思い出しました。

ま、過去はさらっと流して(いいのか?)、まずは満足。 速くて、綺麗で、ルックスもクールだ。 きたむらくん、Thanks!

あ、通りすがりのそこのお方。プリンタ、いりませんか。 いやほら、今ちょっと調子悪いんすけど、インクカートリッジを新品に換えて、 ヘッドクリーニングすれば多分ばっちり使えると思いますよ。 メーカはプリンタに関して揺ぎ無い評価を持つ Epson。 六色インクで色鮮やか。フチ無し印刷もばっちり。

Sofmap で買取価格調べたら上限 1,400 円だとさ。
社会勉強って高くつくよね。しばしば。

とほほほ。

2003/07/12  笑って

Pulse@自由が丘。

あの曲のオカズがどーだとか、この曲のパターンがあーだとか、 悩みつつ叩いてたんだけど、ふと、そういえばおれ、笑ってないな、と。

で、笑いながら叩いてみた。
そうだよ。楽しむことが原点。そうだよな。

本番前、最後の練習。何かを掴んだ気がする。 いや、多分それは気のせいんだんだろうけど、 このタイミングでそんな気になれるってことは結構重要かも。

さて、来週のこの時間には笑っていられるだろうか。

というわけで、この辺にも書きましたが、 来週は Pulse のライブであります。場所は高円寺 Jirokichi。 Pulse の出番は 14:00 ごろ。お時間のある方、よろしくです。

「チケット売ってくれ」と遊びに来た若と、あんな話やこんな話。 そしてバンドマンのホスト・ビジネス話再浮上。

褒められたいあなた。褒めてあげましょう。 自分が天才だと、信じさせてあげましょう。 甘い言葉で、天にも昇る最高の気分にさせてあげましょう。 一時間、たったの五千円で。

という、まぁブラックな話。
つーかさ。上手くなって褒められる、って簡単なコトじゃないんだってば。

2003/07/11  馴染む

新しい財布に馴染むってのは、 なかなかどうして結構難しくて、 しかし意外と楽しい作業だったりする。

2003/07/10  理由

ストレージ EXPO@東京ビッグサイト。 ビッグサイトって初めて行ったぜ。

人混みが嫌いだ。しかしこの手のビジネスショウ、混んでいないわけがない。 人人人の会場に疲れたおれは、静かな場所で食事を取りたいと思った。 一旦会場を出て、ビッグサイトの中を少し歩いたところに、 何軒かレストランの並んでいる場所がある。その中の一軒が、やけに空いている。 静かだ。ショーウィンドウに並んでいるのはハンバーグやら何やら、普通の洋食。 とにかく静かなのはありがたい、と店に入った。のだが。

基本的にセルフ・サービスだとか、ハンバーグがとってもレトルトっぽいとか、 そんなことは瑣末なことです。 ここが空いている真の理由は次の瞬間明らかになったのです。 トレイを持ってレジに行くと、

店員が自分の爪を熱心にいじってます。

すいません、と声をかけると「んあ?」と顔を上げてこちらを見るのです。 オバハンは「なんでアンタ、アタシの邪魔するワケ?」と顔中で語っているのです。 吐き捨てるように「XXX 円」と代金を要求し、 お釣りをおれに渡すとすぐに他の店員と世間話を始め。

で、おれは、ハンバーグをもぐもぐと食いながら、 ここは一発ドカンと怒るべきところなんだろうけど、 どうしておれは怒ってないんだ? なんて考えてた。

疲れてるって、良くないことだ。

2003/07/08  嘆

なんだかすごく遠くに感じる。

2003/07/07  Yonda

今年も「新潮文庫の100冊」フェアの季節がやってきた。

新潮文庫のキャラクターは「Yonda」という名前のパンダである。 文庫の帯についている応募券二枚を送ると、 もれなく Yonda 携帯ストラップをプレゼント、というのが ここ三年の慣わしであった。そして手元には三匹の Yonda が居り、 そして三年間、おれの携帯には Yonda がぶら下がっていたというわけだ。

ところが。書店にて、今年のプレゼントはどんな Yonda かなとチェックしてみると、 これが携帯ストラップではなくなっている。なんだこりゃ? キーチェーン? そして何より重要な問題は、

Yonda が可愛くない。

どうしたんだ Yonda。新潮文庫のサイトによると、今回のデザインは 「100% ORANGE」というユニットが担当したとある。イラストは可愛い。 しかし三次元化には失敗したと言わざるを得ないのではないか。

というわけで、今年は応募しないと思います。
結構、寂しい。

2003/07/06  09? 10?

Pulse リハ@自由が丘 Noah。

の帰り道、小池とギターの話になった。なぁ、レスポールって弦切れやすくねえ?

「そーでもないけどなー。10 張ってるからか?」

あれ? 小池って 09 じゃなかったっけ?

「ストラトとかロングスケールは 09 だけど、レスポールは 10。 細〜い弦を強くピッキングすると、音程がヘンに上ずる感じになるじゃん。 ストラトではそーでもないけど、 レスポールに 09 張るとその感じが出るんでヤなんだよ。 強く押さえると微妙にチョーキングした状態になっちゃうのもアレだし。 ま、単純に音も良いしね。ストラトから持ち替えても違和感ないよ」

うーん。一回挑戦して玉砕 してるんだけど。その時もほぼ同じこと思ったんだけど(違和感以外ね)。 で、その柔らかい弦を使いこなすのが通かな、と思ってるんすけど。

…再挑戦してみるかのぅ(←流されやすい)。

夕方。よっちゃんが遊びに来る。を、251iS じゃん。携帯、新調したんだ。 こないだまで「i-mode ってなんすか?」だったのに、イキナリカメラ付きっすね。 ディズニー・モードに T9 方式文字入力。

「…ってなんですか?」

人となりは変わっていないようである。

2003/07/05  We Love Jeff Beck

いろいろと懸念もあったんですが、 とにかく当たって砕けろ!とゆーコトで行ってまいりました。 Jeff Beck セッション@ 新宿 Musical Dog Studio

前日つまり昨日、突如として「Sophie を演ってみよう」なんてハナシが持ち上がり、 演ったことねえよそんな曲、もうコピーしてる時間は全くないな、 どうするよ、とにかく取り敢えず予習だ、 えーとイントロが 7/8、ソロは 7/4、テーマメロ三回繰り返したら次の展開か、 よし。ってそれは予習と言わない。スティック握ってないし。

というフザけた態度で臨んだおれには当然天罰が下り。 嗚呼、相手を聴く余裕がない、と思いながら良いトコ無しの演奏をしていたら、 あっという間にエンディング、そしてエンディングのキメ、大コケ。 共演してくださった皆様スミマセン。でも、このメンツすごく面白かったので、 また演る機会があったらいいなぁ…気に入ってもらえるよう、 ちゃんと準備するべきであった。後悔先に立たず。

その他、メンツを変えつつ Goodbye Pork Pie Hat, The Pump, Too Much Too Lose, Cause We've Ended As Lovers, Freeway Jam, そして最後にブルーズをさらりと。こうして振り返ってみると、 定番の中に Too Much が光るなぁ。

皆様、本当に素敵な演奏でございました。 当たり前のようにフィンガー・ピッキングして、当たり前のように 「んぢゃパンプ演ろパンプ」とか曲決めて。ストラト率すげえ高いし。 JCM2000 がぽんと置いてあるし。ホントにみんな好きなのね。 そうだよね。Jeff Beck、いいよね。なんか嬉しい。

上記懸念以外に、一番気になっていたのは この辺でも書いた、 なんというか、文化の違いみたいなもの。そして、その文章の中でも

バランスの取り方が似通った連中同士でやるセッションは演りやすい。 が、似通っていないところに乗り込んで行った時の新鮮さ、 ひりひりした感じは絶対に忘れてはいけないとも思う

と書いたように、 挑戦せねばならぬ、と思ってたわけです。「したい」じゃありません。 「せねばならぬ」ですよ。

遊びのセッションに「行かなきゃならない」 なんて強迫観念を持ってブルーになっちゃうなんて馬鹿げたハナシなんだけど、 このところ精神状態もどちらかというと低目で、ちとツラかった。

でもねー。やっぱり馬鹿だよ。そんなの馬鹿げてる。行って良かった。 自分のダメさ加減を思い知る絶好の機会だ、という意味もあり、 そして反面、音楽を演るのはやっぱり楽しいし。 どっちにしろ演らなきゃいけない。 プレイヤーは演ることでしか、プレイヤーである自分を保てない、のだから。

そうそう、「懸念」で書いた 26" ですけどね。 最後にやったスローブルーズでこのキットに座ったんだけれど、 この存在感は凄い。強めに張ったヘッド目掛けて思い切りペダルを踏み込み、 ビータに返って来る手(足?)応え。ドゥン、という独特のサスティンが効いた低音。 メインの楽器にして全部のセッションこれでこなす、という気にはならないけれど、 この楽器に惚れる人の気持ちは少し分かったかも。

2003/07/04  メタ

そんなことで
どんよりしちまう
自分にどんよりだ。

2003/07/03  だめだおじさん

駅から会社へと向かう道で、時々すれ違うおじさんがいる。 少し低めの身長。少しふくよかな体型。きちっとスーツを着込み、 髪の毛もさっぱりと短い。

この人を、おれは「だめだおじさん」と呼んでいる。

甚だ失礼だとお思いかもしれぬ。しかし皆さんが彼とすれ違う時、 この「だめだおじさん」というネーミング以外を考えるのは難しいと思う。

だって、自分でだめだって言ってるんだもん。 独り言とはとても言えない音量と明瞭さで、苦しそうに顔を歪めながら、

「あー! あーもうだめだ! もうだめだ! あー!」

って。道行く人、振り返りますよ。関わりにならないように距離を置きながら。 で、おれはってーと、微妙に変わるセリフに注目していたりする。 「もう疲れた! もうだめだ!」という日もあれば「無理! 無理だよ! だめだ!」 の日もあり。そして今日のセリフは、

「あー! そうくるか! そうくるのか! だめだ! あー!」

深いと思いませんか。おれだけですか。そうですか。

2003/07/02  遊

地図を開いて、道を確認して。
長い道中で聴く CD を何枚か選んで。
クルマに乗り込み、サングラスをかけて、
大音量で Van Halen を鳴らしながら、いざ高速道路へ。

完全に遊びだよ。Interop@幕張。

2003/07/01  忙

忙しいという字は心が亡ぶと書く、なんてのは良く耳にするオハナシですが。 実際、こう尖ったりナゲヤリになったりするんだよな。

"So What?" ってマイルスの口癖だったらしいけど、すごい口癖だよな。 「それがどうした?」って。

で、今月はナゲヤリでオチのない日記を書いて、 皆様から So what? と突っ込まれそうな予感。

衛星第二で放映していた映画「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」を録画。 ビデオ録画なんていつ以来だろ。楽しみ。でも、いつ見られるだろう。


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