さくらパンダ

パンダ会 千恵のメッセージを継承していく会

騒がれた噂について

2008年末、ネット上で「余命1ヶ月の花嫁」の番組やぱんだ会に関して様々な噂が書き込まれました。噂は全て事実と異なります。事実と異なる噂が、千恵が貴重な一ヶ月という時間を使って伝えたかった思いと余りにも論点がずれており、とてもとても悲しい気持ちになりました。

このことで千恵の友達や、親族は傷つきました。ご協力いただいている皆様、応援いただいている皆様にはご迷惑をおかけしました。そして私の両親と親族には心配をかけました。

これまで沈黙を続けてきましたが、騒動もある程度落ち着きましたのでこれまでに頂いた一部のご質問にこの場でまとめてお答えいたします。私たちは後ろ指さされるような行為は一切やっていません。番組製作、本の出版、キャラバン、映画製作に関わった全ての人も同じです。千恵と、千恵のメッセージを真剣に受け止めてくれたみんなのために釈明します。なお、今後同様の質問にお答えするつもりは一切ありません。前向きな活動にエネルギーを使っていきます。

「番組や結婚式はやらせだった」という噂について。
やらせは一切ありません。千恵の闘病の姿をそのまま番組にしていただきました。取材の経緯は本に書かれている通りで、千恵が取材を望み、友人経由でTBSに取材を打診したのがきっかけです。TBSからの連絡が最初に入った時点で結婚式はすでに計画されていましたので、結婚式に関してもTBSの意図が作用したということは全くありません。
「結婚式や取材に関してTBSがお金を出した」という噂について。
全く事実に反します。取材に関して関係者は誰からも一銭も受け取っていません。結婚式は千恵の父・貞士さんが全額負担しました。
「千恵が亡くなった後、私がすぐに別の友人と結婚した」という噂について。
全くの事実無根です。私は未だ独身で、千恵が亡くなった後は誰とも交際していません。多くの方がこの噂を信じているように感じますが、戸籍を公開するまで信じてもらえないのでしょうか。
「千恵の過去」について
千恵と親しい友人たちが「千恵とは全くの別人」「身体的特徴も異なる」と断言しています。千恵は反論できません。お父さんも心を痛めています。こうした中傷はやめていただきたいと思います。
「千恵は手術後に検査や治療を受けていなかったのか?」という質問について。
乳房切除手術を受けた後に千恵が治療や検査を全く行っていなかった、と思っている方がいました。これは全くの誤解で、手術後は放射線治療を1ヶ月半にわたって受け、定期検査にも毎月通っていました。07年2月中旬の定期検査でも異常は見あたらなかったのに3月上旬に再発したのは、それだけがんの増殖スピードが速かったことを示していて、決して病気をほったらかしにしておいたわけではありません。
なぜぱんだ会はNPO法人化しないのか。
ぱんだ会は「千恵の親族と友人たちの集まり」にすぎず、特定の活動を行うための団体ではありません。自分たちができる範囲で千恵のメッセージや乳がん検診の重要性を伝えていきたいと思っていますが、組織化、職業化するつもりはありません。
「一周忌でバーベキューを行うのは非常識だ」という批判について
千恵が亡くなった後、「千恵のことでみんなが集まる時には、つらい顔ではなく、明るい顔で集まろう」とみんなで決めました。千恵は大勢でわいわい楽しんで過ごすことが好きだったので、千恵のお父さんと私が提案してバーベキューをしました。私たちは全く非常識とは思っていません。
「私があまり病室にいなかったのはなぜか?」という質問について
千恵が入院していた時、昼間はお父さんが、夜は私がずっとつきそっていました。取材した記者が入室を許されるのは日中だけなので、結果的に私があまり写っていないというだけです。
「関係者が本の印税で儲けている」という噂について
本の印税は、乳がん検診キャラバンなど、千恵の思いを引き継いだ活動に使用されています。今年4月〜5月に行われる全国キャラバンも、検診にかかる費用(受診費の補助、検診車のチャーター代、放射線技師の人件費等)はすべて本の印税でまかなわれます。ぱんだ会メンバー、TBSのスタッフ、マガジンハウス、キャラバン関係者の誰ひとり、個人的に利益を得ている人はいません。
「ぱんだ会は千恵さんを利用してお金儲けしている」という批判について。
上記と同じく、誰もお金儲けはしていません。
「検診キャラバンは保険会社と組んでお金儲けをしている」という噂について
「余命1ヶ月の花嫁乳癌検診キャラバン」、「さらくパンダ前線キャンペーン」は本の収益を活用して運営されていて、保険会社は全く関係ありません。また、保険会社と組んでお金儲けをしているという事もありません。純粋に千恵のメッセージや乳がん検診の重要性を伝えていきたいと思っています。

上記のような事実と異なる噂についてこうした形で釈明しなくてはならない事がとても悲しいです。ネットという顔も名前も見えない世界の中で一方的に攻撃され、とても傷ついています。一番辛い思いをしているのは千恵のお父さんです。そして千恵本人は反論ができません。本意ではありませんが、今後同じようなことが起きた場合は法的処置も取らざるを得ないと思っています。千恵を守るため、そして千恵が命がけで残したメッセージを守るため、私たちにできる手段は取っていこうと考えています。

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