2026年度神戸大入試数学を解いてみた(理系・文系)
2026年度神戸大入試数学(理系・文系)を解いてみましたので, その感想をご紹介いたします。まずは理
系から。
[理系(試験時間120分)]
○第一問(数学A:確率)
(1)難易度B(標準) (2)難易度C(やや易) (3)難易度D(基本) (4)難易度B(標準)
(4) は前問により c=2 が確定。あとは r(-1)=0 となるような a, b の値を求めよう。
○第二問(数学Ⅲ:グラフと面積)
(1)難易度B(標準) (2)難易度B(標準)
普通の問題。
○第三問(数学A:整数)
(1)難易度D(基本) (2)難易度B(標準) (3)難易度C(やや易)
m は平方数の和である。(2) は有名事実。
○第四問(数学Ⅲ:不定積分)
(1)難易度D(基本) (2)難易度D(基本) (3)難易度B(標準)
ただ計算するだけの問題。
○第五問(数学C:媒介変数表示 数学Ⅲ:面積の最大)
(1)難易度B(標準) (2)難易度B(標準)
(1) は α の軌跡を求めればよい。(2) は r が最大のとき三角形の高さが最大となり, したがって面積最大
となる。そのことに気づかなても, 三角形の面積を t の関数で表し増減を調べてもまったく問題ない。
[文系(試験時間80分)]
○第一問(数学Ⅱ:3 次曲線の接線)
(1)難易度D(基本) (2)難易度D(基本) (3)難易度B(標準)
全部基本。(3) では (1) で得られた t の範囲に注意しよう。
○第二問(数学A:確率)
(1)難易度B(標準) (2)難易度C(やや易) (3)難易度C(やや易) (4)難易度B(標準)
理系の第一問とほぼ同じ問題。文系でもまったく問題ないであろう。
○第三問(数学A:集合, 場合の数)
(1)難易度D(基本) (2)難易度B(標準) (3)難易度B(標準)
見慣れない問題。とくに (3) は題意の把握に戸惑う。答えも三角形の種類により異なってくるので注意が
必要。オススメ問題。
[総評・対策]
(理系)難しい問題は一問もなかったが, 受験生のレベルを考えたら割と実力差のつくセットだったと思
う。やはり個別試験なのだから, これくらいの難易度はほしい。目標 7 割。
(対策)毎年難しくないが, せめて青チャートレベルのテキストはしっかりやり込もう。難問に手を出す
必要はない。標準レベルの問題に数多く当たるやり方がよいだろう。
(文系)1⃣ は簡単。2⃣⃣ も難しくない。3⃣ は実力差が出たのではないか。1⃣, 2⃣ は確実に取りたい。
(対策)まずは教科書及びその傍用問題集を繰り返し解いて基礎力を身につけよう。余力があれば青チャ
ートをやってもよい。難しい問題は一切出ないので, 標準レベルの問題に集中して対策し, 最後に仕上げ
として赤本を解けば十分であろう。