2024年度京大物理解いてみた

 京大の理科は 2 科目 180 分 で長丁場の試験ですが, 問題文が長く時間が足りないなど, 独特の難しさが
あります。今年は物理だけ解いてみましたので, 以下にその感想・対策を述べていきます。

物理問題Ⅰ(単振動)
難易度A(やや難)
誘導に乗って計算していけばよいが, ハードである。完答は容易でないが, 問題としてはオススメできる。

物理問題Ⅱ(ローレンツ力)
難易度B(標準)
問題Ⅰよりはやりやすいが, 最後の図示は難しい。

物理問題Ⅲ(光の反射)
難易度B
本問が一番解きやすい。誘導が非常に丁寧である。ただし, 所々ミスを犯しやすい箇所が点在しているの
で, 慎重に処理したい。

[総評・対策]
昨年よりは難化したと思うが, 問題Ⅱ・問題Ⅲは比較的解きやすいので, ここで点数を稼ぎたい。ただし時
間がカツカツなので, テキパキと処理しなくてはならない(ここが難しい)。70 点以上あれば上出来だと思
うが, 60 点は絶対欲しい。
(対策)結果や公式を覚えて, それを当てはめる勉強だけでは全く歯が立たない(基本練習としては勿論必要
だが)。できる限り数学を使って, 問題の背景に迫る練習をしておきたい。また, いわゆる典型問題とい
れる出題は少ない。普段から大学一年レベルの物理・化学のテキストに触れて, 読解力・思考力を訓練し
ておきたい。

2024年03月28日