■ハイビジョンムービー「Canon iVIS HF M41」について

 二代目ビデオの購入 '11/4  座間味島で進水式 '11/4  ワイコン購入&ドルフィンスイム '11/7  水中重量 '12/1  クローズアップレンズ '13/5

二代目ビデオの購入  ('11/4)

CANON iVIS HF M41CANON WP-V3

Cカードを取得したのが '95/5、その後すぐに水中写真を始め、フィルムの使い切りカメラ「潜ルンです」を使ったのが、2年間('95/7-'96/12)で36本分(5〜40本目)。 初代デジカメ「CASIO QV-100」を使ったのが、5年間('97/4-'02/1)で100本分(41〜140本目)。 二代目デジカメ「CANON PowerShot S30」を使ったのが、5年間('02/4-'06/12)で98本分(141〜238本目)。

そしてついに足を踏み入れてしまった、水中動画の散財の世界 (^^ゞ  小型デジタルハイビジョンムービー SANYO「Xacti DMX-HD1A」を購入したのが '07/2、4年間('07/04〜'10/12)で30本分(239〜268本目)使用。

技術進歩の早い製品なだけに、水中での色の再現性、オートフォーカスの追従性、暗所での撮影可能域などなど、年々の新製品の発売に、そろそろ揺り動かされる浮気心。

そして '11/2、CANON「iVIS HF M41」発売のニュース、撮像素子は業務用カメラにも使われている「1/3型 HD CMOS PROセンサー」で低照度撮影時の画質が大きく向上、またハイスピードオートフォーカスや、手ぶれ補正なども進化しているとの事。 実際、店頭で天井の照明脇の暗がりなど他機種と比べて見ても、確かに黒つぶれする事なくきちんと撮れる感じ。 特にビデオカメラの価格差が大きいためネットで安い所を探し、'11/4 個別に購入する。

品 目型 式定価(税込)一般店頭ネット購入
ビデオカメラCanon iVIS HF M41オープン約 \67,800\49,800
ハウジングCanon WP-V3\62,790約 \50,900\48,905

ハウジングには電源On/Offボタン、録画On/Offボタン、ズームレバーと操作部は3ヶ所、開閉部のロックは1ヶ所とシンプルな作り。

ハウジング写真右上の黒いパーツは、ビデオカメラの三脚穴にネジ留めして取り付け、ハウジング内にスライドインさせ、ビデオカメラをカチッと固定させるための台座。 水中/水上モードの切り替えは、ズームレバーをどちらかに倒しながら電源On/Offするとの事。

ビデオカメラの焦点距離は35mm換算で約43.6-436mmとワイド感はなく、当然ワイドコンバージョンレンズも欲しかったのだが、当時既存の67mm径 INON「UWL-100 Achromat」は iVIS M41では画角が合わず、使えなくはないが画面周辺のケラレがひどくお勧めできないとの事。 INONに電話確認すると、GW直前に対応版が発売される予定と言うので待つことにする。


座間味島で進水式  ('11/4)

ビデオベースとDホルダー水中ライト装着
やっぱワイコンが…ライトは良好

GWまでには発売されると聞いていた外付けのワイコン(ワイドコンバージョンレンズ)、出発前日まで INONのニュースリリースを確認したり、量販店に確認するも、、、結局発売は間に合わず (T^T)  一緒に買おうと思っていた、水中ライトの取り付けに必要となるビデオベースとDホルダーを、座間味島に渡る直前、泊ふ頭ターミナル「とまりん」のすぐ前、MIC那覇店での現地購入となってしまう。

品 目型 式定価(税込)MIC那覇店購入
ビデオベースINON ビデオベースV2\12,600\11,970
グリップINON Dホルダー\4,200\3,990

「ビデオベース」とは、ハウジングにビデオライト等を増設する際に土台として必要となるもので、輪の部分をレンズ部分に被せてグッとはめ込み、さらにハウジング下部の2か所のネジ穴でしっかり固定するもの。 アーム類を取り付けるために、グリップ部分となる「Dホルダー」とネジで組み合わせる必要がある。

さらに過去に購入した物を流用しているが、水中ライトから順に、水中ライト「LE550-W」(各・定価税込/購入価格で\20,790/18,600)、シングルライトホルダー・LE(\2,100/1,890)、YSアダプター(\3,360/3,024)、クランプ(\4,000/3,780)、アームSボディシングル(\6,500/5,850)、クランプ、マルチダイレクトベースII(\3,360/2,880)、Dホルダー、ビデオベースV2と接続している。

ビデオカメラとハウジングで \98,705、水中ライトを取り付ける為に \56,340、合計 \155,045 の散財。 今後、ワイコンなども含めると、果たしていくらになってしまうのやら... (ToT)

肝心の画質としては、やはり4年分の違いなのか、水中での色の再現性、オートフォーカス性能、低照度撮影時の画質など、格段の進化で期待通り。 青被りを補正してくれる水中モードは、ちょうど良く効く時もあるが物足りない時もあり、例えば手ブレ補正の様に強弱が切り替えられるようにして欲しい、、、というかもっと賢くなって欲しいところ (^^;;  浅瀬などで水中モードを解除したい時、一旦電源Offしないと水中/水上モードを切り替えられないのも不便に感じる。

浅瀬のエダサンゴにデバスズメダイが群れるポイント「北浜(ニシバマ)」でサンゴからフワーッと出てきてパッと戻って隠れる様子など、やっぱワイコンがないと迫力不足。 「嘉比前」で岩影に潜むウケグチイットウダイやアカマツカサなど、水中LEDライトとの相性は良好である。


ワイコン購入&ドルフィンスイム  ('11/7)

品 目型 式定価ネット購入
ワイコンINON UWL-H100 28M67 Type2\39,900\35,910
ワイコン装着御蔵島9

GWを終わった5/22、ようやく「UWL-H100 28M67 Type2」の発売が決定。。。 7月の御蔵島でのドルフィンスイムに向けてネット購入。

水中画角は最大100.8°とワイド感はやや弱めな分、画面周辺のひずみは殆ど気にならない感じ。

ハウジングと外付けワイコンとの間の気泡が気になったのだが、レンズを90°回転してワンタッチで取り外しのできる「ADマウント」シリーズとは違い、目の細かいネジ式の「M67」シリーズは、はめる時に上手く噛み合わせるのが大変で、またシャカシャカと何回転も回す必要があり、水中での付け外しは非常に面倒である。

スクーバダイビングではエントリー後に一度外して気泡を手で払えば良いが、特に頻繁に海に出入りするドルフィンスイムではそんな暇もなく、結構写り込んでしまっていた。

またハウジングにワイコンを付けた状態での水中重量はほぼ±0gだが、手を離すと重たいワイコンが下向きになる状態で、正面を狙って構えると結構手に重さを感じてしまう。

次回のスクーバダイビングでは、アームに水中LEDライトを付けるため、重量バランスがどうなるのか気になるところである。



水中での重量  ('12/1)

スノーケリング用

ダイビング用
部 位品 名陸上重量水中重量
ムービーCanon iVIS HF M41約420g-346g
標準充電池+SDカード2枚
ハウジングCanon WP-V3870g
ストラップ(?) g
ワイコンINON UWL-H100 28M67 Type2556g346g
小計(スノーケリング用)1,846g±0g
水中ライトINON LE550-W220g132g
INON シングルライトホルダー・LE56g31g
INON YSアダプター40g22g
フロート部分INON クランプ(生産終了)55g35g
INON メガフロートアームM295g-650g
INON クランプ(生産終了)55g35g
アーム部分INON マルチダイレクトベースII36g22g
INON Dホルダー150g77g
INON ビデオベースV2202g125g
総計(ダイビング用)2,955g-171g

御蔵島でのスノーケリングの時、外付けワイコンを付けたハウジングは、ほぼ中性浮力になっていたものの、前が重たくなってハウジングが下向きになってしまい、気になった水中重量バランス。

ハウジングに外付けする INON製品は水中重量が公開されているので、ちょっと試算してみる事にした。

Canon製品のビデオカメラとハウジングの水中重量は不明なものの、ワイコンを付けるとほぼ中性浮力になるので、合せて-346g。

しかし、ウォータープルーフケースウェイト WW-DC1 の説明には「バッテリーBP-809Dを装着して淡水に潜った時、WP-V3の推奨ウェイトは60gウェイト4枚」とあるのだが、、、標準バッテリーは「BP-808D」(46g)、別売大容量バッテリーは「BP-819D」(85g)、、、どちらを指しているか不明。

しかもなぜに淡水で記載されているのかも疑問なのだが、浮力の計算式を検索してみると「浮力kg=比重kg/L×容量L−重量kg」!?  ムービーとハウジングの重量は 420g+870g=1.29kg。 とすれば「浮力0.24=淡水1.00×容量1.53−重量1.29」で、「浮力0.286=海水1.03×容量1.53−重量1.29」となる計算なのだが、、、346g−286g=60gの差は誤差? 前提とするバッテリーの違い? 計算式が違う? そもそも推奨ウエイトはやや沈む前提なのか?

バネ計りでもあれば、バケツに塩水を作って実測できるのだが、、、塩代もバカにならない (^^;;  とにもかくにも、ワイコンのみを付けたスノーケリング用では、陸上では 1,846gで、水中では ±0g。

さらに水中ライトを付けたダイビング用では、陸上では 2,995gで、水中では -171g、つまり軽く浮きあがる計算。

重心は重たいワイコンのある前側にあるので、フロートの位置を前気味にするとか、うまくバランスを調整しないとハウジングが前傾してしまう危険性があるかも。 あるいはグリップが左右にあるので、両手でホールドすればそう気にならないのかもしれない。

はたまた、クローズアップレンズ「UCL-165M67」(定価税込\13,650、陸上140g/水中73g)、M67レンズホルダー「フロートアーム用」(定価税込\2,730、陸上50g/水中25g)を、二枚重ねで追加する余裕があるということ!? (^^;;



クローズアップレンズ購入  ('13/5)

品 目型 式定価 (税抜)MIC那覇店購入 (税込)
クローズアップレンズINON UCL-165M67\13,000\12,285
M67レンズホルダーINON フロートアーム用\2,600\2,594
マクロとワイドのレンズフロートにホルダー2つ
フロートにマクロ、
ハウジングにワイド装着
シマキンチャクフグ
幼魚を接写

透明度の良い沖縄や、御蔵島のドルフィンスイムでは、殆どワイドレンズを使うものの、やはり時には欲しいと思う事があるマクロレンズ。

ここ最近のいつものパターン (^^;;、'13/4 座間味島に渡る直前、泊ふ頭ターミナル「とまりん」のすぐ前、MIC那覇店で、クローズアップレンズ「UCL-165M67」、M67レンズホルダー「フロートアーム用」を現地購入。

ダイビングポイント「儀名(ぎな)」でウミガメをたっぷり撮った後、シマキンチャクフグ幼魚で早速の試し撮り。 方向転換されると多少ピントが外れてしまうが、ホバリングする様にゆっくり泳ぐので、何とか追随して撮影。 マクロ撮影は当然、手ブレが大きく影響してしまうので、呼吸による体の上下動などにも注意が必要。

焦点距離は16.5cm、レンズを2枚重ねにすればもっと高倍率になるが、ピントの合う範囲はさらに狭くなるので、動かない被写体でハウジングを固定できるような条件でないとピント合わせは困難だろう。

失敗したのは、ケチってホルダーを一つしか買わなかったこと (^^ゞ  ハウジング前面に片方のレンズを付け、もう1つをホルダーに取り付けるので、基本的にはホルダーは1つで良いのだが、レンズを付け変える時には、一旦両方のレンズを外さなくてはならず、ハウジングと2つのレンズで、両手はお手玉状態。

さらにレンズを2つ外すと、419g分の水中重量がなくなり、フロートを付けたハウジングはプカプカ浮いてしまい、ちょっとしたパニック状態に (^^;;

'14/1 次の座間味島で、レンズホルダーを追加購入。 ハウジング前面から外したレンズを空いてるホルダーに付け、もう1つのホルダーのレンズを外して前面に付け変える事で、落ち着いてレンズ交換出来るよう、準備は万端。 しかし適当なマクロの被写体は見つからず、、、結局クローズアップレンズは出番なし (T0T)




[Home] [Back]  " My Diving Page " by Lonver at 14/1/4.