前々から興味のあった小型デジタルハイビジョンムービー。 '06/9にSDメモリーカード記録式のSANYO「Xacti DMX-HD1A」が発売され、その後、テープ式のCANON「HV10」をはじめ、PanasonicやSONYなどからも、DVDやHDDのディスク式など各種出てきたものの、どれも予想外に本体の大きなものばかり。動物園で試し撮り ('07/2)
本体が大きければ当然ハウジングも大きくお高くなり、、、ダイビングフェスティバルで現物を見てしまったはずみで (^^;; ネット検索すると、Xactiが予想外に値下がりしており、何を血迷ったのか勢いで注文してしまったのでした。。。 ちなみにXactiの基本スペックは、38〜380mm 光学10倍ズーム、絞り 3.5〜8.0、ISO 50〜1,600、動画は最高画質で1,280×720dot(30fps)で9Mbps、最高4GBのSDメモリーカードで57分半録画可能、通常マクロは10cm〜、スーパーマクロは1cm〜、静止画は500万画素、バッテリーは75分/170枚、体積204cc、全重量235gなど。
ネットオークションのトラブルや大手ネットショップの倒産なども多々聞く中、、、本体価格の安さだけでなく、ショップの評判、送料の安さ、三菱東京UFJ銀行なら振込手数料もかからないしとあれこれ選択、、、ムービーとメモリーは「あきばお〜」で注文、ハウジングは「ソニア」で落札、商品も無事に到着してホッと一安心 (^^ゞ
品 目 型 式 ネットショップ 一般店頭 ムービー Xacti DMX-HD1A \49,200 (+送料 \ 0) 約 \68,000 SDメモリー transcend TS4G SD150 \ 9,999 (+送料 \840) 約 \19,000 ハウジング Epoque EHS-510H \21,500 (+送料 \630) 約 \28,000
ハウジングは定価3万円が信じられない位にゴチャゴチャしてて (^^;;、パッチン錠は6ヶ所、操作ボタン10個、操作レバー2個も。ジョイスティック状のボタンを操作する部分なんて、涙モンの工夫がされています。
斜め前方 斜め後方 ジョイスティック操作部
(ハウジング内側)試し撮り (mpeg動画)
(27秒23MB)
早速近所の、何せ入園料無料の (^^;;「野毛山動物園」に出かけて、レッサーパンダからライオン、トラ、キリン、クマ、ワニ、フンボルトペンギン、ミヤコタナゴやらあれこれ試し撮りし、ついでにXactiに付属していた編集ソフトでテロップや著作権フリーのBGMを入れてみたり、解像度を落として変換したりとあれこれ試行。 ちなみにこちらに載せたファイルは、720×480dot、7.2Mbpsに変換したものです。 初めての編集で操作方法も、編集の勘所もよく分からないし、パソコンはしょっちゅうフリーズするしで、大変でした。。。ワイドコンバージョンレンズ購入 & 進水式 ('07/3)
ノーマルのハイビジョン映像は、うちのしょぼいノートパソコン (ToT) では、コマ落ちまくりのカクカク再生しか出来ませんが、時間はかかるもののDVD画質に変換してしまえば、きちんとスムーズに再生でき、さすがはベース素材がハイビジョンなだけの美しさ (^^ゞ もっとも、こんなピーカンな日にはどんなムービーでもきれいに撮れるという噂も (^^;;
これまで使ってきたデジカメ Canon PowerShot S30 に比べてみても、300万から500万への画素数の違い以上に、これが5年間の技術の進歩なのか、ピントも合焦しやすいし、強いコントラスト差に白飛びや黒つぶれもしにくく、色の再現性など、静止画も断然きれい。ただしズームを使ったり、カメラを振ってしまうと、画面がチラついた感じになってしまうのが残念。
最大のネックはやはり38mmからの画角で、せっかくのワイド画面でも、臨場感はイマイチ。 ハウジングの外に付けるワイドコンバージョンレンズが必須のようですが、、、今まで使ってきたデジカメ用にINONのワイド1枚、マクロ2枚を持っているのに、Epoque用を買い直すのは痛いところ。 しかし、55mmネジ込み式のEpoqueに対して、INONは90度回転させてはめ込む独特のADマウント方式で、当然そのままではハウジングに付けられません。 あれこれ考えることしばし、、、INONレンズに付属している保護カバーを何とか加工して、55mmコンバージョンリングと合体させてしまえば良いと結論。水中ライト購入 ('07/11)
早速、Epoque用の52-55mmコンバージョンレンズを買おうとすると、、、さすがに殆ど流通してないようで、一般店舗「AQROS横浜店」で注文取り寄せ中。 この続きはこうご期待 (^^ゞ、、、と思っていたら、、、52mmを55mmにステップアップさせるためのリングで、55mmのハウジングに付くはずもなく、、、千円の丸損 (ToT)
品 目 型 式 ネットショップ 一般店頭 ワイコン Epoque DCL-20(55DR) \21,000 (+送料 \630) 約 \24,000
座間味島15 御蔵島5
再度適したリングを探すのも、やっぱ加工するのも面倒で (^^ゞ、諦めて専用のワイドコンバージョンレンズを同じくソニアでネット注文。 その潜り初めの結果は座間味島15、ドルフィンスイムの結果は御蔵島5に。 やはりハウジングが小さい事もあり、ちょっとした指先の力加減が手ブレになってしまったり、ドアップにするとワイコンの周辺の流れが気になったり、天気が良くなく自然光ではあまり色がでなかったり、静止画とは違う動画の撮り方や編集にも苦労。 伊豆で使う事も考えると、やはりビデオライトは必須のようで、、、また出費が〜 (^^;;
水中ライトの効果 ('08/1)年末に向けてそろそろ水中ライトを買わなくてはと「AQROS横浜店」へ。
品 目 型 式 定価 購入価格 水中ライト Fisheye FIX LIGHT LED48DX \26,250 \23,600 アダプター INON YSアダプター \3,360 \3,024
セッティング 試し撮り
(動画からキャプチャー)
最初は20Wハロゲンライトの「FIX LIGHT HG 20DX」(\52,000)の方がいいかなぁ〜と思ってたけど、実際に店頭で見比べてみると、、、意外と電球色でちょっとガッカリ。 電球が切れた時の交換の手間、連続点灯時間の短さ、白っぽい光の方が好みなどから、白色LEDを48個使った「FIX LIGHT LED48DX」(\26,250)を選択。 ちなみにこの価格差は、ライトの種類によるものではなく、充電池セットが付属しているかどうかの違いの様子。
ハウジングへの取り付けは、上部に取り付けるタイプはアームが短くて光の位置を変える自由度が小さく、頭でっかちでバランスも悪くなりそう。 前のデジカメ(CANON PowerShot S30)で使っていたINONのアームセットを有効活用 (^^ゞ する事にし、ライトに接続させるためのアダプターのみを追加購入。 いかんせん正規のアームではないので、若干の違和感はありますけど、以前より両手でしっかりホールドできるので、手ブレ防止にも役立ちそう。 ライト自身の調光ダイヤル、付属品のワイドアダプター(フィルター)と併せて、アームで位置を変えることで、光の強さも自在に変えられそうです。
色温度は6,800Kでやや青白い感じ、明るさはマクロには十分な感じで、20W「HG 20DX」の520ルーメンに対して「LED48DX」は170ルーメンとの事、約7W相当なのでしょうか? 電池は単3が8本、ニッケル水素充電池でもOK、現在4本持っているのであと4本買ってくる必要あり。 連続点灯時間は調光によって10〜40時間、充電池で多少短くなっても1日3ダイブでも全く問題ないでしょう。 ただ充電は4本ずつ、フルに使い切らなければ充電時間はそう長くはならないでしょうけど、2回充電するのはちょっと面倒そうで、充電器も買い足すべきか悩みどころです (^^;;
どこかで見た(?)イルカ消しゴム(体長4.5cm)で、ライト無しでは殆ど真っ黒に写ってしまう薄暗い場所で試し撮りしてみると、ホワイトバランスは「蛍光灯」にするとかえって青味がかってしまい、「オート」の方が見た目に近くていい感じ。 実際に水中ではどんな感じになるのでしょうか、年末が楽しみです。
水中色補正フィルターの効果 ('08/5)
ライトなし ライトあり 引くとスポットに 水深が浅ければ… 水深が深いと… いよいよ年末の座間味島16で水中ライトの進水式。 例えば紫色のハダカハオコゼで見てみると、、、その効果は歴然。 他にもキンセンイシモチの金色、イロブダイ幼魚のオレンジなど、きれいに写ってくれました。 LEDを48個使ってるとはいえ照射角はやや狭いのですが、15cm位までの被写体をマクロで撮る分には問題ないようです。
ただし当然ながら、ライトの届く距離はごく僅かで、ピーカンの沖縄では50cmも離れるともう分からない感じで、例えば1m位離れて狙ったヤシャハゼには殆ど効果なし。 岩陰や洞窟などの暗がりや、伊豆などではもう少しいけるでしょうけど、もちろんワイドでは全く効き目はありません。
ライトなしでも、水深が浅ければ離れた被写体でもきちんと色が出てくれますけど、水深が深くなればなる程、色は出なくなって、ブルー1色の世界。 もちろん、見た目にもそう見えてはいるのですが、、、やはり色味が出てくれた方が映像としては嬉しいところ。 今度は水中色補正フィルターを購入すべきでしょうか? (^^ゞ
水中での重量 ('08/5)
品 目 型 式 定価 購入価格 水中色補正フィルター Epoque UR-55 CY \8,000 \7,760
いい感じの発色 水中ライトとの組合せ 浅いと黄色が強すぎ ネット検索すると、色がウソ臭いとか、やがて使うのをやめてしまったなど、あまり良くない評判ばかりで悩んだものの、ついに購入 (^^ゞ GWの座間味17で進水式してきました。
結果は良好、最初から付けとけば良かったという感じで、人が映像を見た時、パッと目を引かれるのは、やっぱ発色の良さなのでしょうか? 次がシャッターチャンスで、解像度や構図、手ブレとかは二の次なのかもしれません。
ちょっと心配していた水中ライトとの組み合わせも問題なし。 ひょっとしたら、青みがかった白色LEDだから青みが消えてちょうど良くて、もしかしたら電球色のライトだと黄色が増してしまうかも!?
しかし水深の浅いところなど、付けると黄色くなり過ぎ、外すとやや青被り、という半端な範囲があり、出来れば強弱2種類のフィルターが欲しいところ。 というか、水中撮影モードでリニアにそういう補正をして欲しいものです。。。
水中色補正フィルターの買い直し ('08/11)
ハウジング一式
部 位 品 名 陸上重量 水中重量 ムービー Xacti DMX-HD1A 210g (?) 210g 充電池+SDカード 25g (?) 25g ハウジング Epoque EHS-510H 660g -100g ストラップ (?) g (?) g ワイコン Epoque DCL-20(55DR) 650g 400g Epoque UR-55 CY (?) g (?) g 水中ライト Fisheye FIX LIGHT LED48DX 490g 160g INON YSアダプター 40g 30g アーム部分 INON グリップベースDII (?) g 115g INON マルチダイレクトベースII 40g 22g INON クランプ (x2) 55g 35g INON アームSボディ 70g 44g 合計重量 2,295g 976g 色々と付属品が増え、陸上でも、水中でも、とても重くなってしまったハウジング一式。。。 潜っている時はストラップで右手首に留めて右手で持ち、水中移動する時には両手でホールドしてますが、さすがに重たくて疲れてくると、どこか突起部分をBCDに引っ掛けるようにしてぶら下げたりもします。
体感では水中重量は1kg位かなと思うのですが、正確にはどの位のものなのか、、、バネ量りでもあれば、一式セットしてバケツとかに沈めてぶら下げれば量れるのですが、カタログ値を元にちょっと計算してみました。
その結果は、、、ナント 976g! ハウジングの中身のムービーの重量はそのままで計算して良いものなのか、計算値と実際との違いもあるでしょうけど、意外と体感重量が当たっててビックリ。 今使っていて一番の悩みは手ブレのひどさなのですが、、、自分の撮影技量はさて置き (^^ゞ、この水中重量による影響もやはり大きいのでしょうか?
この夏、発売が予定されている INON「フロートアームシステム」は、まさにこういう時のためのもの、はたして価格は幾ら位になるのでしょうか? お値段によっては、マリン用品のブイとかを取り付けてしまうという手も!? (^^;;
メガフロートアーム ('09/1)
品 目 型 式 定価 購入価格 水中色補正フィルター Epoque ECL20-CY \8,500 \8,032
レッド・ドルフィン!? ワイコンとフィルター 前回の御蔵島で失くしてしまったワイコン用の水中色補正フィルター。 レンズの先にただはめ込んでいるだけなので、エントリーの衝撃でいつの間にやら外れてしまったためで、わずか2回目の使用で8千円の損失...(ToT)
ちなみに水面下では、太陽光で自然な色が出るので必要性はなく、右の写真のようにセピアカラーになってしまうだけ。 有効になる深場には素潜りできないので (^^;;、よくよく考えてみれば全く無意味であったのだが、、、後の祭り。
で、次回のダイビングに向けて同じ物を買いに行くと、何だか型番が異なり、箱から出してみると、、、 ナント!! ストラップ付きに改良されている!! 最初っからそうなってて欲しかったのに〜
重心バランス ('10/1)
品 目 型 式 定価 購入価格 フロートブイ PLASTIMO 6Φ×13.7cm \390 (+送料 \650) \1,040 メガフロートアーム INON メガフロートアームM \6,800 \6,426
フロートブイ メガフロートアーム ハウジング一式の水中重量軽減のため、フロートブイをついにネットで購入、年末の座間味で試してみました。 取付方法は単純で、ブイの空洞に適当な紐を通して、アームに結びつけただけ。
いざ使ってみると、、、ハウジング全体の水中重量は約976g、それに対してブイの浮力は450g、まだ526g程の重さはあっても、体感的にはかなりの軽減効果で、取り回しはすいぶんと楽に。 ブイが斜めに付いていて、しかもいい加減な取り付けで、重心バランスやグラ付きが心配だったけど、そちらも全く問題なし。
ただし重大な欠陥が発覚! なんとブイは耐圧仕様ではなかったようで、潜る度にチャプチャプいうようになってしまい、4DIVで2〜3割の浸水 (ToT) もっとも効果は確実なので、ちゃんと耐圧のブイを探し、固定もフックなどで出来るようにすれば、セッティングや後片付けも楽そうです。 検索してみると、、、耐圧800m、サイズや種類も豊富なABS製T型フロートを発見! 今度のゴールデンウィークまでに注文しようかなと思っていたら、、、
いつも利用していたダイビング器材販売店(AQROS横浜店)が'09/1/15で閉店してしまうとの手紙。 ついはずみで禁断 (^^;; の「メガフロートアームM」('08/12/28発売開始)を駆け込み購入!! 値段はかなり高いけど、正にこの目的のための製品なので、取り付け方はすっきり。 メガフロートアームMの水中重量は -650g、元々の延長アームが不要になるため -44g、ハウジング全体では約280gになる計算。 膨大な費用と期間をかけた壮大なる(?)実験も、延長アームの INONアームSボディ(定価\6,825)も、全くの無駄になってしまう結末に終わってしまったのでした (^^ゞ
それにしても、最寄りの店がなくなってしまい、今後のオーバーホールとか器材購入を、どこでするのかが悩みどころです。。。
品 目 型 式 定価 購入価格 INONクランプ クランプ \4,000 \3,780
重たい初期 ⇒ 軽量化したけど ⇒
アンバランス軽量化 &
バランス良好メガフロートを付けて、重たかったハウジング一式の水中重量は約1kgから約300gへと軽減されたものの、フロートをハウジング本体の左斜め上に取り付けているため、ハウジングが右下がりに傾いてしまう問題が発生。
そこでハウジングが水中で水平になるためにはどうしたら良いのか考えると、、、やはりフロートがハウジングの真上にくるようにしなくてはならないと結論。
アームは余っているのだが、これを継ぎ足すためには、もう1つクランプ(関節部分)が必要となる。 全くの別会社なのに、AQROS横浜店の閉店後、店内はほぼそのまま生まれ変わったMIC横浜サテライト店で12/7に購入。
いざ年末の小浜島で潜ってみると、左右のバランスの傾きは見事クリア、以前は傾きをグッと押さえる感じで持っていたのが、全体的に軽く沈むのをそっと支える感じでOK。 しかし下向きや上向きに傾けると、やはりグッと押さえる力が必要で、都度フロートの位置を前後に直す必要がある。 水中では気づかなかったが、フロート位置を一番重たいワイコンに接近させれば、それも改善できそうな感じ。
ちなみに現在の陸上重量は、精度50gの体重計の実測で2.95kg、、、飛行機や宅配便に預けられず、運搬がますます重たい今日この頃。 また、MIC横浜サテライト店は12/20に横浜本店(関内)に統合され、今回の購入直後に閉店割引セールがされてたようで、、、