青空歌舞伎 立葵姫


   

振り出し笠を ぱーと 広げて

迎えてくれるか (たち)(あおい)

我が家の お庭 歌舞伎場(かぶきじょう)

見得を 切ってか 晴れ間 梅雨(つゆ)(ぞら)

立葵姫(たちあおいひめ) 藤娘(ふじむすめ)に 負けず劣らず

 

青空歌舞伎だ (わたし) 独り囃子(ひとりばやし)

トテチテシャンシャン トテチテシャンシャン  (くち)三味線(じゃみせん)

ポンポポン ポンポポン ポポンのポン よーっ つづみ

 

三連笠(さんれんがさ)の 花は 大輪

上から下へと ずずずいっ

背高のっぽ 紅色(べにいろ)

濃いも 薄いも えもー 言われぬ

立葵姫(たちあおいひめ) 愛娘(まなむすめ)よ よくぞ育った

 

コンクリートの 割れ目 見つけて

ちゃっかり根を張り おじゃまむし

時には 引っこ抜いたけど

負ける もんかと 笑顔 振りまく

立葵姫(たちあおいひめ) その根性 負けた見上げた

 

青空歌舞伎だ (わたし) 独り囃子(ひとりばやし)

トテチテシャンシャン トテチテシャンシャン  (くち)三味線(じゃみせん)

ポンポポン ポンポポン ポポンのポン よーっ つづみ