平成17年8月の末に北海道旅行をした時の思い出を綴りました。七五調の調べです。
古賀政夫の「影を慕いて」を意識して作りました。


ウトロの港

知床半島(しれとこ)

ウトロの港 発つ頃は

夕風頬を 撫でていた

おーろら号が 潮乗れば

かもめすいすい 追いかける

波しぶき 

泡筋白く つけながら

だんだん夏を 遠ざける

瞼もうるむ 旅の空

オホーツク海 船の上


おーろら号から眺めた夕日


知床半島(しれとこ)

切り立つ崖よ そそぐカムイワッカの滝(たき)

羅臼岳(らうすだけ)から 硫黄山

蝦夷(えみし)神々(かみ)が おわすよう

夕陽()(たま)溶ける オホーツク海(きたのうみ)