ロマンスカーの シートのかげに イヤーリング 落としてあせった 年甲斐もなく 頬 ほほ 火照る 恥ずかしいわ 落としそう 予感していたの 久しぶり デート だから 大事に 大事に 育てた 恋・晩夏 |
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渡った橋は あいあい日傘 背丈違う 二つの影法師 年甲斐もなく 肌 肌 火照る つねってみる 本当ね そばにいる貴方 流れゆく 瀬音 背にし くぐった くぐった 湯宿 恋・晩夏 |
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ロマンスカーの シートの横で 組んだ脚を ちらちら眺めた 年甲斐もなく 眼が 眼が 潤む 夢ではない 重ねた手 握り返したり 甘い物 分けて 食べた 晩年 晩年 最後の 恋・晩夏 |
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