旅の衣は　すずかけの～～～　（長唄風）

バタバタバタっと　ツケ　見得を切る

ご存知(ごぞんじ)　勧進帳～　

ビデオに撮って　字幕をオンに

歌舞伎がそれ以来　あ～　おもしろい！

弁慶主従(べんけい)　関所を抜けんがため

勧進帳と偽(いつわ)り　朗々(ろうろう)と読み上げた

関守(せきもり) 富樫左衛門(とがし)との　やり取り見どころ

「額(ひたい)に　いただく兜巾(ときん)ナ如何(いか)に～

ササ如何(いか)に」すりあしで　回りながら詰め寄った

こいつぁ春から　縁起がいいわい　（セリフ・長唄風）

バタバタバタっと　ツケ　見得を切る

ご存知(ごぞんじ)　三人吉三(さんにんきちさ)（さんにんきちさ）

白浪(しらなみ)ものは　河竹黙阿弥(もくあみ)得意

粋だねいなせだね　あ～　おもしろい！

お嬢にお坊(ぼう)に　和尚吉三(おしょうきちさ)

会ったが定め　血盃固(さかずきがた)めした義兄弟(ぎきょうだい)

うばった百両を　和尚吉三(あにき)にあずけて

「砕けて土に～なるまで変わらぬ」

浜の真砂(まさご)と　五右衛門が～～～　（セリフ・長唄風）

バタバタバタっと　ツケ　見得を切る

ご存知(ごぞんじ)　弁天小僧～　

振袖すがた　ゆすりに　たかり

見せかけ万引きが　あ～　おもしろい！

番頭(ばんとう)一同　わなにはまり

お詫びに百両(かね)をよこせと　いいがかりつけられた

ばれたと知った日にゃあ　桜の彫り物　

「知らざあ言って～　聞かせやしょう～～

弁天～小僧たア　おれがことだ」　たんか切る