箱根湯本は 想い出の街

新婚旅行から 家路へ向かう

ロマンスカーを 待つ間に

あじさいばしの たもとに下りて

みちくさを食った 時、春うらら

はじめて 呼び捨てにされて

照れくさかった 草むらかけて寄り添った

 


箱根湯本は なつかしい街

子供等三人は リュック背負い

登山鉄道に 乗り継ぐまで

つりざお草で 川虫つけて

はしゃいで釣った 時、夏休み

あの時 家族五人(かぞく)の服装

覚えている 二十五年も前のこと

 

箱根湯本の 早川河原

河原ヒバも一羽 岩場を渡る

ロマンスカーが もう山裾

夕陽を受けて 張り付いていた

亡き夫を呼べば 時、秋、虚し

駅前 湯の香にまみれた

ざわめき酔気 瀬音が飲んで消すばかり

 

ひとり来て しみじみ嗅いだ

箱根湯本の湯の香 

箱根湯本は 出湯の街

箱根湯本は 想い出の街 

箱根湯本は なつかしい街

箱根湯本の早川河原

夕日川氏作曲&唄