「愛しているよ 世界で 一番」

押し寄せる 押し寄せる 愛のさざなみ

私は 小さな 桜貝

浜辺で 目覚め 浜辺で まどろう

さらわれそう 愛のさざなみ

しがみつく 我を忘れ

「愛しているよ 心の 妻だよ」

響いてる 響いてる 愛のやまびこ

私は ふもとの やまぶき

応える 度に 山すそ 染めたら

声涸れそう 愛のやまびこ

叫んでる 我を忘れ

「愛しているよ 死ぬのも 一緒」

その背なに その背なに 愛の爪あと

私は 川底 もがく(うお)

水草 からみ おぼれる 定めに

泣いてもいい 愛の爪あと

しがみつく 我を忘れ