|
八月のカレンダーを 破ったら 真っ白裏面 目をむいて 何か書くことないの と 聞く 九月一日 朝の風 私を誘う ここへお掛けよ 窓寄り階段 二段目あたり |
|
八月のカレンダーの 裏側に 真っ先書くこと やいと草 いつのまに咲いてたの と 書く 九月一日 朝の風 もっこう薔薇の つるも揺らいだ 憩いのページが サラサラ生まれる |
||
八月のカレンダーの 表側 真っ黒ミミズの 字で埋まる 暑く忙しかった と 言う 九月一日 朝の風 風鈴チリン しのび音もらす 夏日の想い出 サヨナラしている |
||
九月一日 朝の風 私を誘う ここへお掛けよ 窓寄り階段 二段目あたり 好きな大好きな 憩いの場所 想定歌手 イルカ |