プロフィール
小谷彰宏 Akihiro Kotani
筆者の創作活動は1983年の一年をかけたアニメーション制作に始まり、大学では抽象絵画ゼミにて、積層した和紙を磨き偶然性を表現した平面作品の制作や和紙、木、鉄板、鉄筋を組み合わせたレリーフ作品を手掛けた。そして壁面から飛び出した表現は立体作品となりその集合体を展示する方法としてインスタレーションを選択する。この頃まだ学生であったが、課題の量以上の作品を制作し数々の展覧会に参加した。展示空間を“ホワイトキューブ”(画廊)にとどめずオルタナティブな空間も意識する切っ掛けと成ったのが1988年に岡山県で行なわれた第5回牛窓国際芸術祭に選ばれたことだった。その展示場所がオリーブ園の山の中で野外展示が条件の企画だ。そこでステンレス板と鉄筋のユニットを連結した約40メートルのムカデの様な形態の造形物を展示した。周りの木々が映り込み自然と融合した屋外のインスタレーションとして構想した作品である。
その後パソコンの導入を機に1991年頃より映像インスタレーションの発表へと向かう。以降、観覧者を参加させアクションを誘発させるための仕組みと、他者の存在を認識させると同時に観覧者自身が投影され第三者の視点を持つ映像を組み合わせて観覧者が自己を再確認する装置としての作品をビデオプロジェクターにより空間に映像を投影し、複数の観覧者が体験を共有できる、参加型のビデオインスタレーションの形式として発表し続けている。
- 個展
- 2000年-w.w.w「ワールドワイドウォッチング」-(エプソンスクエアー御堂筋/大阪)
- -Call Sign Exhibition-(番画廊/大阪)
- 2002年-effects-(番画廊/大阪)
- 2004年-sign-(番画廊/大阪)
- 2006年-瞑想ポッド或いは洗脳装置-(信濃橋画廊5、/大阪)
- 2007年-かくすとみえます-(信濃橋画廊5、/大阪)
- 2008年小谷彰宏メディアアートの世界2008(稚内北星学園大学/北海道)
- -リサイクル-(番画廊/大阪)
- -かくすとみえます2-(信濃橋画廊5/大阪)
- 2010年–極私的稚内生活-(信濃橋画廊5/大阪)
- 国際発表
- 2007年第4回A-21国際美術展 台湾展 (新光三越百貨店台中店/台湾)
- 2008年個展 -瞑想ポッド或いは洗脳装置Ⅳ-(OST ART/ベルリン,Germany)
- 2011年Variety in Japanese Imagery「日本のイメージの多様性」展(The Bowlus Arts Center/カンザス,U.S.A)
- 2012年Guangzhou - China-Japan Contemporary Art Exhibition vol.1 “relationship”( 53美術館/広州,中国)/招聘
- グループ展
- 2000年もの・こと・とき・2000(信濃橋画廊/大阪)
- 2001年第28回現代美術-茨木2001展(茨木市立上中条青少年センター/大阪)
- 2002年第29回現代美術-茨木2002展 特集作家(茨木市立上中条青少年センター/大阪)
- 2003年もの・こと・とき・2003(信濃橋画廊/大阪)
- 2004年 もの・こと・とき・2004(信濃橋画廊/大阪)
- gallerism 2004 -画廊の視点-(大阪府立現代美術センター/大阪)
- 2006年もの・こと・とき・2006(信濃橋画廊/大阪)
- 5days JEANS FACTORY ART AWARD 2006優秀賞受賞 (高知市文化プラザかる ぽーと/高知県)
- 2007年もの・こと・とき・2007(信濃橋画廊/大阪)
- 第4回A-21国際美術展 国内展(海岸 りギャラリーCASO/大阪)
- ASIAGRAPH2007 in Tokyo 入選(秋葉原UDX/東京)
- 架空帳信「百花繚乱」展 2007(兵庫県立美術館ギャラリー/兵庫)
- 美の冒険者たち「私のありか大坂芸術大学出身作家」展(なんばパークスホール/大阪)
- 2008年もの・こと・とき・2008(信濃橋画廊/大阪)
- 架空帳信「百花繚乱」展 2008(兵庫県立美術館ギャラリー/兵庫)
- ア-ティスティックな暮らし part・7(Gallery TAA/大阪)
- 2009年もの・こと・とき・2009(信濃橋画廊/大阪)
- 架空帳信「百花繚乱」展 2009 (兵庫県立美術館ギャラリー/兵庫)
- ア-ティスティックな暮らし part・8(Gallery TAA/大阪)
- 2010年もの・こと・とき・2010(信濃橋画廊/大阪)
- おとなの工作展(ギャラリーKUMO/北海道)
- ア-ティスティックな暮らし part・9(Gallery TAA/大阪)
- 大学ミュージアム・プロジェクト-リアルタイムWebと美術-(稚内北星学園大学/北海道)
- 大学ミュージアム・プロジェクトin稚内中央アーケード街(稚内中央アーケード街/北海道)
- 架空帳信「百花繚乱」展 2010 (兵庫県立美術館ギャラリー/兵庫)
- 2011年倉敷芸術科学大学 大学院 修士修了作品展(加計美術館/岡山)
- 日米美術交流展 Works on paper 2011(文京シビックセンターアートサロン/東京)
- ア-ティスティックな暮らし part・10(Gallery TAA/大阪)
- 作家たちの戯び心 掌サイズのオモチャ展Vol.7(番画廊/大阪)
- 展覧会図録掲載
- 1991年発行「ART WAVE ‘91」
- 1990年発行「JAPAN牛窓国際芸術祭 第5回舞踏と空間 第6回若いアジアの展開」
- 2004年発行「画廊の視点 gallerism 2004」
- 2007年発行「JEANS FACTORY CONTEMPORARY ART AWARD 2003-2005 & JEANS FACTORY ART AWARD 2006」
- 2007年発行「私のありか 大阪芸術大学美術学科出身作家展」
- 2011年発行「倉敷芸術科学大学 芸術学部 卒業・修了制作展 2011」
- 専門誌掲載
- 1992年2月号FLAME HUMAN DOCUMENT(大阪ガス広報誌)
- 1996年5月号BT美術手帳 ReviewKANSAI(美術出版)
- 2001年4月号HairMode 2001/4月号(女性モード社)-Talk Session Design Vector-ヘアデザイナー吉田隆司氏との誌上コラボレーション
- WEBニュース掲載
- 2000年4月6日ASCII24 トピックス(www.ascii24.com)
- プロモーションビデオ制作
- 1997年日本顔学会(神戸ファッション美術館 ORBIS HALL)デモンストレーション(モーショングラフィックス)
- 1999年ASIA’N JAPAN 4 GUEST HAIR SHOW (OBP IMPホール) −Sfida− ヘアーメイクファッションショー
- パブリックコレクション
- 1992年サクラアートミュージアム(株)サクラクレパス
- 1993年大阪観光(株)
- メセナ(これまでの機材等、協力企業)
- 2000年〜2004年エプソン販売株式会社 (ビデオプロジェクター提供)
- 2004年Keitai Photo Salon (Web広報)
- 2001年〜2002年au by KDDI (携帯電話提供)
- 2001年関西セルラー電話株式会社 (携帯電話提供)
- 1992年(株)サクラクレパス (展覧会企画及び画材提供)
- 1992年(有)Bカンパニー (マネジメント)
- 1992年〜1996年(有)MCTVアンデルセン (ビデオ素材提供及びビデオ機器アドバイザー)
- 1992年〜1993年(株)NECホームエレクトロニクス (ビデオプロジェクター提供)
- 1991年松下電器産業(株)テレビ事業部 (ビデオプロジェクター提供)