-瞑想ポッド或は、洗脳装置Ⅲ-
第4回A-21国際美術展 国内展(海岸通りギャラリーCASO/大阪)
この作品は、瞑想ポッドシリーズの新たな展開を目指し構想された作品である。瞑想するにあたり、より映像と一体感を持つための仕組みとして観覧者が作品内部に入りスクリーンに包まれる形状とした。プロジェクターから投影される映像は、大きな渦潮をイメージした回転する水流に動物や人間のフュギアが投下され波に飲まれる。更にCGにより人体がよじれながら回転し吸い込まれて行く様子をオーバーラップさせた。観覧者は、渦の中心に立ち360度回転する映像と共に中央のブラックホールに吸い込まれる様な体験をする。外観は、ジュースミキサーを連想させる形状で、外から見る新たな観覧者は、内部の観覧者がジュースミキサーで砕かれるイメージの作品として観ることができる。これは、見る側が見られる側と成る作品でもある。
表 現:ビデオインスタレーション
制作年:2007年
素 材:プラスティック段ボール、プロジェクター、映像
サイズ:約160cm×160cm×270cm
映像素材:渦水流、人体フィギュア、動物フィギュア、人体CG
見る側か見られる側か?