-かくすとみえます2-
個展(信濃橋画廊5/大阪)
存在と不在をテーマにした作品シリーズ。社会には、見えないけど存在する物が多々あると仮定し、観覧者がアクションを起こして「何か」を見つけ出すためのビデオインスタレーション。「何か」は、何気ない日常の中に、あるいは、自分自身の中に存在しているはず。
仕組みは、ギャラリーの壁の外にビデオカメラを設置し風景をリアルタイムで撮影する。それを内部の低輝度単焦点のプロジェクターで壁に映すことにより透明の壁を演出し、更にその上に高輝度のプロジェクターで白い光を投影することで風景を消した。白い光は、対面の壁際から投影することで観覧者の動く空間を確保し観覧者の影が映る様にする。白く輝く壁に自分自身の影が壁抜けをした様に風景を映し出した。
表 現:インスタレーション
制作年:2008年
素 材:プロジェクター、映像、光、影
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