2023.04.25
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江戸切子の概要・作家プロフィール



■江戸切子の概要

 江戸時代の切子は1834年(天保5年)頃に、江戸大伝馬町のビードロ屋加賀屋久兵衛が金剛砂を用いてガラスの表面に模様を彫ったのが

  始まり言われています。

 鉄の棒等を使い水でといた金剛砂をつけて削り、紋様を削っていき、研磨には木の棒などが使われたと思われます。

 1873年(明治6年) 品川硝子製造所が開設され硝子生産が始まりました。

  現在につながる精巧なカットの技法は1881年(明治14年)にカットの指導者として英国人のエマニュエル・ホープトマンにより、

 十数名の日本人がカットの技術の指導を受けたと言われています。

 その一人に職人の大橋徳松さんがいて、その大橋徳松さんのもとに小林英夫先生のお父上でいらした小林菊一郎さんが弟子入りしたと

 聞いています。後に小林英夫先生に伝承されました。

  切子に使用されるクリスタルガラスは、鉛を含み光の屈折率が高くて輝きが高品質のガラスです。

 被せガラスとは透明なガラスの表面に、色ガラスを薄く被せたものです。 色ガラスは透明なガラスに金(赤色)、コバルト(青色)等の金属を

 溶かし込むことにより発色をさせます。

  クリスタルガラスに金を溶かして発色ものは金赤と呼ばれ、透明感のある赤色で珍重されています。

 江戸切子は精密な切子により表面の色ガラスがカットされ、下地の透明なガラスが現れ絶妙な模様を作ります。

 この様な素材を用いて切子は手作業により、一本ずつ正確にカットする伝統の切子技術をもとに、時間をかけて丁寧な仕事をすることににより、

 江戸切子の逸品は作り上げられていきます。

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  小林英夫先生と横浜朝日カルチャーにて (徳利は先生の作品です。)


切子作家 松 田  博 のプロフィール

1947年
      埼玉県の大宮市生まれ。
      東京・大森、名古屋を経て、神奈川県南足柄市・小田原市で学生時代を過ごす。
      南足柄小・城山中・小田原高・東京電機大・日本電子工学院
1991年〜2012年
      横浜・朝日カルチャーの江戸切子講座で伝統工芸士・小林英夫講師の指導を受ける。
2008年4月〜
      国土交通省・航空局を定年退職後に沼津市の自宅の1室にて切子硝子等
      のガラス工芸作品(グラスリッツェン・サンドブラスト等)を製作
2011年11月 長野県・ヴィラディストワイナリー・クラフト展 大賞
2013年2月〜2016年6月 小田原の「アプリ」 「Glass Studio MATSUDA」出店
2013年11月 南足柄市 ギャラリー スペース「ふう」 個展
2015年1月  新宿伊勢丹本店 「手しごと展」
2015年6月  仙台三越本店 「切子ガラス展」
2017年3月  第26回伝統工芸諸工芸展 入選 切子鉢「ガラスの籠」
2017年10月 新宿伊勢丹本店 「酒器あそび展」
2018年3月  第49回東海伝統工芸展 入選 「くもの巣切子鉢」
2018年5月  ギャラリー スペース「ふう」 アートガラス展
2019年2月  第50回東海伝統工芸展 入選 「切子菓子鉢」
2020年3月  第51回東海伝統工芸展 入選 切子皿「蕾」
2021年4月  第28回伝統工芸諸工芸展 入選 切子硝子鉢「桜華」
2021年9月  「’21日本のガラス展」 代官山ヒルサイドテラス 日本ガラス工芸協会
2022年4月  新宿小田急百貨店本店 「ガラスの波紋」2人展
2023年3月  第54回東海伝統工芸展 入選 切子皿「孔雀紋」
2023年4月  第29回伝統工芸諸工芸展 入選 硝子篭目切子皿

 日本ガラス工芸協会(JGAA)会員


Glass Studio MATSUDA(自宅工房)
   
    〒410-0056
     静岡県沼津市高島町23−12 プランシェ沼津高島町302
        TEL    090-8688-2069
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