2019.09.27
 
ワイングラス

2016.04.18
 
いいちこボトル・鯉
2015.08.27
 
200Φ皿・完成品
2015.06.23
200Φ皿-A
2015.04.05
 
200Φ皿-@
2014.08.08
 
作品-@
2014.09.17
 
グラスリッツェン針

Glasritzen(グラスリッツェン)




 ガラスの彫刻

 1500年頃、アルプスの北側の地方であるハルやチロルで、ダイヤモンドによるガラス彫刻の技術が保存されました。
 1573年、ベニスのジャコモ・ベルチェリーニが英国に紹介し、一方ドイツではニュ ルンベルグやザクソン、シレンジアといった地方で、
装飾や紋章の彫刻に使われる様になりました。
 その後、ガラス彫刻の高度な芸術作品は、カットとポリッシュの技術にとってかわられました。
 今日、使いやすいダイヤモンド針の登場で、ガラスの彫刻グラスリッツェンは特にスイスでは美しいガラス製品を愛好する人たちの、
ポピュラーな趣味となっています。
 グラスリッツェンの技術は完成しつつあり、傑作と呼ばれる作品が作られています。
 この作品は、クーベル・コブフ針(先が球形でダイヤモンドの微粒子が、電着されてます)を使用して彫刻した物で線刻法と、スペース彫りの
技法で構成されています。



 私のガラスとの出会いはグラスリッツェンに始まっています。
 グラスリッツェンを趣味で続けている内、シンプルなワイングラス等を材料としていましたが、何となくグラスリッツェンの
彫刻をしない部分のグラスの、装飾にカットグラスをと思いました。
 そのよう過程で江戸切子にたどり着いた次第です。いずれ、ブログに書くつもりでいます。

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2019.09.27 ワイングラス



 ワイングラス 55Φ170H

久し振りにHOYAのワイングラスにダイヤモンド彫刻(グラスリッツェン)とカットをしました。
縁には波模様・下部には縦すじ・ステムの底面は花縁紋様と変形の菊紋様のカットです。
ダイヤモンド彫刻は線刻で私の定番ですが、左は葡萄・右はクレマチスの紋様のデザインです。
纏まった仕上がりではないかと思っています。
小ぶりのグラスですが、扱いやすく、飲みやすいので我が家でも常用のグラスになっています。
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2016.04.18 いいちこボトル・鯉・グラスリッツェン





沼津のお客様のご依頼での制作です。焼酎のボトルに鯉をグラスリッツェンで彫刻を希望とのことで、デザインしました。
急なお話でしで制作日数が少なかったので、細かな作業は残念ながら出来ませんでした。
ボトルを水に見立てて、4匹の鯉のアレンジしてあります。中央にはお名前をサンドブラストで彫ってあります。
ボトルの焼酎が池の水の様で、面白い作品になったのではないかと思ってます。
たまたま我が家にも頂いた同じボトルがあるので、これを参考に後日制作してみるつもりです。



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2014.08.08 作品の一部



 ベース盤は写真では判りずらいのですが、鏡板にサンドブラストで葡萄の実と葉脈を彫った後に、
 グラスリッツェンで細部の彫刻をしてあります。





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 2014.09.17 グラスリッツェン針



 グラスリッツェンで使用しているガラスに彫刻をするグラスリッツェン針です。針の大きさは先端の球形は約1mm程度です。
 先端の部分に細かいダイヤモンドの粒子(約10μ〜50μ)が電着で接着されています。
 先端の形状により呼称があります。 クーベルコプフ(球)・クノペス(つぼみ)・フランメ(炎)・ワルツェン(筒) です。
 市販品は一本約1000円から2000円でダイヤモンドの粒子等で変わります。
 前項のグラスリッツェンの作品は二種類の針で制作をしています。
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2015.04.05 200Φ皿 グラスリッツェンの制作ブログ



200Φ 東洋ササキガラスのセミクリスタルのお皿にグラスリッツェンの技法で彫刻をします。
左上から200Φ皿・彫刻するグラスリッツェンの針(先端に細かいダイヤモンドの粒子が電着)の小丸です。
デザイン画です。今回は花と蝶々のデザインです。外国のデザインを参考にしています。



デザイン画をお皿のサイズに合わせて、裏面(彫刻する面の裏側)にテープ等で固定します。
小丸の針でデザインの外側の輪郭のみを写します。



ちょっと解りずらいですが、デザインの輪郭線が引かれた状態です。この輪郭線をもとに、模様を線描きしていきます。

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2015.06.23 200Φ皿・グラスリッツェン制作ブログ-2



仙台三越での展示会の準備等で、作業を中断していました。
仙台三越展示会の会場で、グラスリッツェンの実演をかねて、お客様のお相手をしながらの一週間の制作となりました。
輪郭線の内側に細い線で、花模様をイメージしながらの線画で表現します。制作の途中の様子はうっかり撮影を忘れた次第です。
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2015.08.27 200Φ皿・グラスリッツェン制作ブログ(完成品)





今年は沼津も蒸し暑い夏となり、エアコンのお世話になりました。
ガラスの研磨の作業も暑さのせいかなかなか気に乗らず、手を付けていませんでしたが少し涼しくなったのでやっと出来ました。
縁にカットをすることにより、まるで別物のようになりました。
江戸切子とグラスリッツェンの組合せは、とても素敵なものと自画自賛 ? しています。
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