簡単に説明すると、大腿骨頭壊死症というは、何らかの理由で血流が悪くなり、骨頭に血が通わなくなって骨が再生せずに壊死し、荷重に負けて骨が潰れる病気です。 そこで現在、国が補助金を出し、公費で治療出来る方法のひとつに回転骨切り術というのがあります。 これが成功すれば、自骨で一生過ごせます。 回転骨切りには、 @前方回転 A後方回転 B弯曲内反 C回転させさらに内反 の4種類がありますが、ここでは、前方回転骨切り術について解説します。
まず、骨頭壊死という病気ですが、大腿骨から一番遠いところが壊死するのです。 それが、ちょうど一番荷重の架かる部分なので体重を支えきれず圧潰するわけです。 そこで、考えられたのが血管を切らないように骨頭だけを切り、圧潰していない部分が上にくるように骨を回転させてボルトで固定し、骨が固まるのを待つという方法です。
図を見れば簡単なことですが、これを実際やるとなると大変です。 実際に欧米やアメリカなどは、不器用な医者が多いのか、成功率が低いため、大抵は、人工骨頭や人工関節にするのが大半らしいです。 ゴルフ帝王のジャックニクラウス氏が人工関節にした話は有名です。
ただ、回転骨切り術が可能な病態が少なく、壊死域が広いと回転させても荷重部から壊死部を外すことが出来ないため、手術しても圧潰することがあります。
また、この図のように当然、血管があるため、骨を回転させるにも限度があるわけで、血管を切ってしまうと、骨頭全体に血液が届かくなり、結果として、骨頭が全て壊死してしまい、手術は失敗となります。 このことからも判るように回転骨切り術は、人工骨頭置換術や人工関節置換術より、手術の難易度が高いのです。 ちなみに人工骨頭置換術は、骨頭のみを人工にする手術で人工関節は、骨頭と骨盤側の受け皿の部分の双方を人工にする手術です。
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