先日言ったのけど、「列車の切符を取るのは、大変!」である。
北京では泊まらず、先を急ぎたかった私達は…
無謀にも、北京に住んでいるというおねえの友達に、吐魯番までの切符を頼んでいた。
…が果たして、行った事の無い北京で、携帯も無い時代に、北京駅で切符を受け取る事ができるのか?
結局、おねえの友達とは会えなかった。
私達は、「まー切符が取れなかったんだろう」と軽く流してしまったが…
実は、おねえの友達は北京駅で待っていたらしい。と後日発覚した。
そして、おねえには大変悪かったのだが…切符代はおねえが払ってくれた。ゴメンネ。
とにかく切符を取ろうと、外国人切符売場に向かったが、あっさり「没有」(無い!)と言われてしまった。まー当然でしょ。
それでも、あきらめられない私達は…思い切って「中国人の切符売場」に行った。
そこは…
さっきの売場とは、まるで別世界だった!
「監獄」?「収容所」?と言っては、とても失礼だが…
薄暗くて、広くて、わいわいがやがやと中国語が響いている。
切符を取れなくて、怒る人がいるからだろうか?窓口は、鉄格子で仕切られている。
実際、鉄格子に登っている人もいて、正直、超怖かった。が、なんとか自分達の求める切符の窓口を見つけ…並んだ。
「硬臥」(普通寝台)は、もちろん無かったが、「硬座」(普通座席)を手に入れることができた!
しかも、学生割引の「半斤票」(半額切符)である!一
「半斤票」を見たのは、これが最初で最後だった。
今は、無くなったらしいが、1994年当時は、「外国人料金」というのがあって、列車や飛行機、観光地の入場料、等等。
中国人よりも高い料金を支払わなければなかった。だいたい、2倍の料金。
私達は、留学生の学生証(画像)を持っていたので、その半分の料金でよかったのだけど…
今、手に入れたこの切符は、中国人の学生料金。 |
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