クライアント様から頂いたご感想や私自身が気づいたことをセッションごとに
まとめました。





 

1回目

おもに胸や肩、背中など呼吸にかかわる筋肉の緊張をゆるめるので、「呼吸が楽になった」「首や肩のこりがほぐれた」「スッキリした」などの爽快感が主な感想のようです。施術後は頬が紅潮して肌の色艶がよくなり、目に輝きが戻ったという印象になります。

2回目

膝や足首など、下半身全体の機能性に携わる緊張をゆるめていきます。
そのため、「足がすっと前へ出る」「立ったり座ったりという動作が前より苦にならない」という感想がよく聞かれます。特に、前はもっと「お尻が重かった気がする」という方がいて印象的でした。また、2回目のセッションの直後に「目がよく見える」という方もたくさんいます。おそらく、地に足がついたことで目の焦点が前より合わせやすくなったのだと思います。

  

3回目

3回目の後ぐらいから、「眠い」「体が重い」と感じるようになったりします。筋肉の緊張がとけて、肉の重みが骨格にのしかかってくるようになったためですが、こういった重だるさは7回目を過ぎるころには自然になくなっています。


4回目

このセッションでは特に女性が自分の性的な課題を話されることが多いように思います。
内股の筋肉を緊張させることで女性は性への嫌悪感や恐怖を押し殺していることが多いのです。内股の筋肉の緊張がとけることで、その問題が意識にあがってくるのかもしれません。また、出っ尻タイプの場合も内股から膝にかけての内転筋群に強い緊張がみられます。親の目が厳しかったり、職業柄(俳優、モデル、ダンサーなど)いつも他人の視線を意識せざるをえないような環境にあると、「いい子でいよう」「期待に応えたい」と思うあまり、膝に強い緊張をもちこんでしまうようです。

      

5回目

このセッションでは逆に男性の方が急に怒りっぽくなったり施術を拒んだりと、攻撃的になりやすいようです。腹部には自分を頭から押さえ込もうとする力に対する激しい怒りが抑圧されていることがあり、腹部がゆるむことでその怒りが表現となって出てくるのではないかと思っています。

      

6回目

体を支えている主要な筋肉の緊張を深部からゆるめていくセッションになります。そのため体型にも変化が出てきて、異常に短かった足が長くなったり、紙のように薄い体に厚みが出てきたりします。また、この頃から睡眠の質がよくなってくる人も多いようです。

      

7回目

「石頭」という例えがありますが、頑固な人の頭は触ってみると本当に硬いです。10歳ぐらいまでの子供は特に頭を施術されることをとても嫌がります。自分のエゴを守るために、外部からの働きかけを本能的に拒むのかもしれません。また、興味深いことに、頭が柔らかいと第六感(第三の目)と呼ばれる眉間周辺の緊張もみられません。そういった方は共通して勘が鋭く、霊感も強かったりします。

 

8/9回目

この2回で全体的なバランスを整えていきます。
受術者の方とする何気ない会話も、過去を振りかえってする話から未来への希望やビジョンへと変わってきます。また、自然の美しさにあらためて感動をしたというお話も不思議なぐらいこの回で聞かれます。木々の緑も空の青さもこんなに美しいと感じたことはないと語る人の目もまたキラキラ輝いています。


10回目

全身のバランスを調整して終了します。半年に及ぶセッションを終えるとなると私も胸が熱くなったりしますが、そんな時はいつも「オープンエンド!終わりは始まり!」といって、笑顔で受術者の方をお見送りします。



以上、おおよそのところで書き出してみましたが、もちろん誰もがこうなるわけではありません。
こういった過去の経験が新しい受術者の方にもあてはまるかどうかはわかりませんし、あの人がそうだったからといって、この人もそうなるとは限りません。
私ももう15年やっていますが、受術者の方とはじめて会う時はいつもとても緊張します。人間が相手という仕事に限っては、慣れるということは一生ないような気がします。