7. オイル・フィニッシュ 「ボディー編」

いよいよ、ボディーの塗装を剥いでオイルフィニッシュをやっていきます。

このアイテム再び登場。ペーパーヤスリ(#120や#240)を巻きつけてボディー表面を削っていきます

 

ジャンク品のこのギター。たくさんあるこの傷が、削りやオイルフィニッシュで消えてくれればなと思いながらペーパーヤスリで表面を削っていきました。

作業風景の動画はこちら(wmv 831KB/12秒)

動画は12秒ですが実際はかなり時間がかかっています。

とにかくひたすらペーパーがけをしていきます。コツコツと削って表面の塗装を剥いでいきました。しかし傷はほとんど消えませんでした。

よく考えてみると、このオイルフィニッシュという工程は基本的に木目を浮き上がらせて木目をうき立たせる効果がある

と、いうことは傷も浮き上がらせてしまうのではないか。だったらこの傷もデザインの一つ。ある意味、芸術的なのかもしれません。意図的にこのデザインにすることは多分、不可能だと思うから。黒い斑点のように見えるところは全て傷です。ペーパーヤスリで削った分、表面の凹みなどは消えて手で触ると平らになっています。

油の乾燥時間はだいたい48時間といわれています。何度か重ね塗りすると色が濃くなるのではないかと思い、一応、8回重ね塗りをしました。乾いたと思われる時間や日にちで自分ができる範囲内でやっていきました。

光の当たり具合でも見え方が変わってくるのでなんともいえませんが一応成功したと思っています。

 

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