一章 | 二章 | 三章 | 四章 | 五章 | 六章 | 総括 | 初めての夏 | リフォーム後の冬 |
初めての夏―――リフォーム後 6畳用のエアコンで20畳の冷房が可能に!
2010年の夏は観測史上初の連続猛暑日となるなど、大変に暑かった。
夏の我が家の断熱状況を紹介したい。
先ず、一階ではどうだっただろうか。トップページにも紹介したように、
扇風機を併用しての話だが、6畳用のエアコンで20畳の冷房が可能だった。
我が家の12畳のリビングで日中は、遮光カーテンを閉め、8畳の和室は朝10時から夕方5時ごろまで、雨戸シャッターを閉めて実現した事である。
12畳のリビングには 新築直後から2.8Kwのエアコンが付いているのだが、効きが悪くなっていた。買い換えるつもりでいたが、予定外の追加リフォームで当面の資金が苦しくなっていた。8畳の和室には昨年、新しく2.2Kw
のエアコンを取り付けていた。何とか、これでやれないか色々試してみた。間仕切りは、今回の改築時に吊り戸にしたことにより一間(約1.8m)が開放できるようにした。和室のエアコンと扇風機でリビングに風を送れば、
リビングのエアコンを使用しないでも、この夏を過ごすことができた。冷風がリビングまで十分には行き渡らないので、いずれはリビングのエアコンも新しいものに買いかえるつもりである。
内窓はサッシ部からの熱の侵入も少なく、南面の内窓を室内側から触れてみたが、少し温かく感じるだけだった。
和室の南面はサッシごとLow- Eペアに入れ替えたが、真夏の日差しを受けるとサッシ部が熱くなってしまった。やはり、三ツ星仕様のサッシでは断熱が十分でない。そこで日射を受けるときにはシャッターを閉めることにした。閉めないでも、ガラス部についてはほとんど温度上昇が無かった。
和室の西面はアタッチメントを着けたLow- Eペアガラスにしたが、西日を受けるとサッシ部が熱くなった。ガラス部も若干、温かくなった。
南面の壁は、内壁を触ってもほとんど温度上昇を感じなかった。
二階の天井裏
外壁に使用していたグラスウールの断熱材を再利用することにした。防湿紙と薄いシートを取り除き、天井裏の断熱材(100_グラスウール)の上に敷きつめた。これにより断熱材が合計200ミリの厚さになった。これで、天井からの熱の進入はかなり抑えられたようだ。まだ完全ではなく、階段を昇ると一階より少し温度が高いのが感じられるが、内窓を設置した洋室はもちろんのこと、二重ガラスにした和室も冷房を切っても直ぐには温度が上がらなくなった。
西日を受ける壁の内側は若干温度が上がるようだがそれほど暑くはない。
まとめ
来春は冬を過した感想を報告するつもりだ。 2010年 秋
著作権2011年