我が家の断熱リフォーム
構成  モノつくり 畑ホーム第四章                                    8289
一章 二章 三章 四章 五章 六章 総括
第四章 大工さん変更

 改築している和室の下地の合板が二ミリ低かったので、貼り付けたばかりの合板の上にさらに二ミリの合板を貼り付けて高さを揃える必要があった。 だが、大工たちは、リビングの近くだけ貼って、何とか見かけ上の高さを合わせようとした。しかし、床材がチークであったので固く、部分的に貼ってあった合板の所で床材が持ち上がったままで、水平にならず、ごまかせなかったのだ。典型的な「おっつけ」仕事だった。

 これを知った私は、工務店の設計者を呼び、「任せられないので工務店を変える。増築部の費用は払わない。」と通告した。すると、「大工を変えるので、継続して工事をやらせて欲しい。」との返事だった。ずいぶん迷ったが、大工を私の指示を聞く人に変えるという条件で、工事を継続して様子を見ることにした。

 天井も既存の天井の上に合板を貼り付けたせいか、波打っていた。これは見積もりでは取り壊した上で貼りなおすことになっていたはずである。見積もり通り取り壊しを依頼した。

 また、外壁の断熱材で取り替えにくいとの理由で古いものが残っているところは、新しいものに取り替えることを要求した。  

(波打って平らでなかった天井)

工事第5週 火曜
几帳面な大工さん

 今度の大工さんは腕もよくて大変几帳面な人だった。この方のおかげで工務店と喧嘩別れせずにすんだ。

 取り替えてなかった断熱材を取り外すことが最初の仕事となった

(断熱材の取替え) (取り外された古い断熱材)

工事第5週 水曜
天井の修正

 次に、既存の天井に被せるように貼ってあった合板を取り除き、天井をすっかり取ってしまった。その後、天井板を取り付けるための下地の骨組みを作り、上には断熱材を敷き詰めて、そして石膏板を取り付けてくれた。

(グラスウール断熱材) (石膏ボード取り付け)

同質役物(どうしつやくもの)? *役物の意味はhttp://www.weblio.jp/content/%E5%BD%B9%E7%89%A9
 

 一方、外壁の工事は出隅部(角部)棒状の金具が付けられていた。着工前の打ち合わせ時にサイディング壁面と同じ色の役物(やくもの)をお願いしていたので棒状の金具に取り付けるのかと、ちょっと不安になった。

 職人さんにレンガ調であるか確認した。

 レンガ調ではなくて塗装した標準品であるとの事。レンガ調をお願いしていた旨を告げた。工務店と相談の結果、材料が納品されるまでの間は工事を中断することになった。

工事第5週 金曜日
床工事

 室内では床の修正工事が始まる。チーク床材を一枚一枚剥がしていき、部分的に貼られて段差の原因となった合板を取り除く。すべての床材を剥がし終えた後に下地の合板が取り除かれた。 そして、レーザー水準器で四隅の高さが測定された。その結果は二ミリほどの違いがあるが大きな狂いは発生していないのが確認された。この家を建ててくれた大工さんの技量を再確認した。

 そこで、今度は、厚みの異なる2枚の合板を重ねて床全体の下地を作ることになった。 こうして、隣のリビングとの床面がようやく同じ高さになった。最初からこうしておけば余計な作業でいたずらに日程を浪費せずにすんだのに!

(チーク材をはがす) (床下地の合板も取り外す) (レーザーで四隅の高さを測定)

工事第五週 土曜日
外壁工事再開

 増築部では、京壁の下地ボードが増築部の壁に取り付けられた。

 リビングルームとの間仕切りの下部に開口部を設けてもらった。後日、これの目的について説明するつもり。
    皆さん、わかった方はメールにてご連絡ください。快適に過ごすための仕掛けの一部です

 一方、中断していた外壁の工事は再開された。リビングの東面に金属サイディングが貼られていた。

(京壁用下地板) (間仕切りの下部の開口部 (金属サイディング貼り)

工事第6週 月曜日
床板貼り
 増築部はチークの床板を再び貼り付けていた。この日は、約二分の一が貼られた。外壁は東側のサイディング取り付けがほぼ終了した。

(床板の再貼り付け) (東側壁にはサイディングが取り付けられた)

6週 火曜日
改装工事

 床を張り終わり 室内の工事はリビングとの間に敷居が取り付けたり、まわり縁を追加したりしていた。
一方、階段の下に物置を作るためにのドアの取り付けを、工務店に見積もりをした。灯油缶など、玄関においてある品物の収納スペースが欲しいと思ったからである。

工事第6週 水曜日
耐震強度が保てない

 翌日、早速返事がきた。ドアの取り付ける計画の場所は耐力壁になっているから設置は薦められないとの事だった。

 外壁工事は降雨のために職人さんが帰ってしまった。朝11時のことである。

工事第6週 金曜日
室内の木工工事終了

 この日、室内の木工改装工事が終わった。大工さんが帰る時には、良い仕事をしてくれた事への礼を述べた。

工事第7週 月曜日
ヘコミを発見

 家内が二階のベランダに設置してあるエアコンの室外機の天板がへこんでいるのを見つけた。ほかの場所を良くみたところ、同様なヘコミや傷が1階のリビングの出窓のひさしにあるのを発見した。 これらは外壁を除去する時やベランダの屋根を脱着するときなどで発生したものと推察した。作業者の気配りが不足しており養生が不十分であったと思われた。

この日私は、和室の日に焼けた柱をサンドペーパーで磨いた。結構きれいになった。

(ひさしのヘコミ) (ひさしの傷)

工事第7週 木曜日
京壁塗り

 増築した和室は、天井にクロスが貼られた後で、京壁は表面を削り落とされ、再び京壁を塗るための下地処理が施された。

外壁はサイディングを北側に貼り付けられていた。あと少しで、サイディングの貼り付けが終了する。

著作権2019年

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