我が家の断熱リフォーム
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第三章 予定外の工事

玄関ポーチで見つかった白蟻対策の、柱の交換と受け金具の取り付けは、工務店さんが示した当初の予算内でやってくれるということで安心した。

 一方、屋根も塀と同様に自分たちで塗ることにしたので、近くのホームセンターで塗料を調べてみた。しかし、塗料の種類が少なくどうするべきか悩んでいた。

工事第2週 水曜日
長生きを考え増築を思い立つ 

 工事が開始され10日が経過した。この間、工事のチェックのために、足場の登り降りを何回か繰り返していた。そうしたら体に変化が起きて、段々と通常の体に戻ってきたように感じられた。 ひょっとしたらあと十年以上生きられるかもしれないという考えが生じてきた。高齢になれば二階に上るのが辛くなるだろうから、それに備えておくことも必要と考えはじめた。そのためには一階の和室を増床して、 これまでより余裕がある居住空間が欲しいと思った。

 早速、現場監督を通じて見積もりしてもらう事にした。

その後に増築の打ち合わせに来た、建築士さんの勧めで、増床する和室の掃きだし窓は移設するのではなく、シャッター付のLow-Eペアガラスを新たに取り付けることで見積もって貰う事になった。理由は、 新しい窓を取り付けた後、古いものを取り外せば、工事中の寒さ対策になり防犯上でも安心ということだった。

 その席で、屋根の塗料のことを相談した。「少し遠いが、S 店には品物が揃っている。」とアドバイスしてくれた。

工事第2週 土曜日
屋根の下地処理をする     シーラーを塗るのがポイント

 建築士さんが教えてくれた店で塗料と必要と思われる用具を購入した。先ず、屋根に付着したカビやほこりをワイヤブラシで取り除き、シーラーを塗る。後で塗装屋さんから聞いたのだが、このシーラーを塗ることが大切であり、 塗装の持ちが長くなるそうだ。

 午後には、工務店から増床の仮見積もりが届く。床の材料代を除いて約75万円だった。その場で和室の増床を決断した。この増床は予定外のことであった。

 気が早いと思ったが、和室の南面にあるエアコンの室外機の配管を取り外した。

 一方、改築工事のほうは、玄関ドアが断熱タイプに取替えられようとしていた。玄関の土間のタイルを切断する工事を伴うものだった。当初、私は、自分達でも交換ができると考えていたのだが、それは大間違いであった。

翌日の日曜
屋根の色ぬり    瓦用塗料カンペハピオhttp://www.kanpe.co.jp/products/158/index.html

  シーラーを塗り終え、今日からは屋根に色をぬり始めた。赤錆色である。ホームセンターで油性のシリコン入りの塗料として 黒色、青色、赤錆色(あかさびいろ)が売っていたが外壁の色に薄い黄色を予定していたので、 それに合うのは赤錆色だと思い購入していた。

  塗り始めると、家内は血の色のようで気持ちが悪いと苦言を呈した。

工事第3週 月曜日
玄関ドアの仕様が変?

 この日、玄関ドアの取替え工事が終了した。大工さんたちが帰った後、外が暗くなっていたが、ドアをよく見てみる。養生用のダンボールで覆われているが、子ドアのほうにガラスがないようなので、 発注したものと違うように思えた。早速、工務店に間違いがないのかメールを打った。

工事第3週 火曜日
手配ミスとの返事

 工務店の建築士さんから、「玄関ドアの手配ミスがあったので、入り次第取り替える。」との回答が来た。

工事第3週 水曜日
インターネットが使えない!

 この日は雨模様であり作業員は来なかった。

 ノートPCに向かいインターネットに接続しようとした。しかし、つながらなかった。受話器を取り上げてみると雑音がひどいのでこれが原因と推定した。NTTに電話をかけて雑音の中で何とか修理を依頼する事ができた。

 一時間ほどしたら係員が来宅して調べてくれた。外壁に取り付いていた電話の引込み線のボックスが、モルタルを剥がす時に取り外されていたので、雨が入りこんで雑音が発生しているとのことであった。 どう処置したのか不明だがスグに復旧した。

工事第3週 金曜日
基礎工事と浴室サッシ交換

 二日間の雨も上がり増築部の基礎工事の日である。

 その前に工事予定場所にあるハナミズキを抜かなくてはならない。朝早く、息子が抜いてくれた。病気のときに体力が落ちた私では無理な作業である。

 基礎の表面(水平面)には防湿シートが貼られて、その後に立ち上がり部と共にコンクリートが流しこまれた。

 一方、外壁は防水シートが貼られて、金属サイディングを、少し浮かして取り付けるための胴縁が取り付けられた。浴室の窓枠は取り外され、Low-Eガラス入りのものに取り替えられた。

 翌日からは屋根の塗装を息子と続けた。

(ハナミズキを抜き基礎コンクリートを打つ) (胴縁取り付け) (元もと付いていた浴室サッシ)

工事第4週 火曜日
寒い夜をビニールシートで過す

 和室の改築工事は順調に進んでいた。畳は板張りにするため、昨日までに既に取り除かれていた。床は、あたらしい根太が出来上がり、断熱材が取り付けられた。

 事前の打ち合わせでは、増築部の外壁が出来上がってから取り壊す事になっていたのだが、それを待たずに南側の壁とサッシが取り除かれた。その日の内に新サッシを取り付けようとしていたようだった。 出来上がった基礎の上に、土台と柱が取り付き、増築部の屋根が取り付けられた。

 しかし、問題が発生した。新しく取り付けるはずだった窓は届けられず、枠だけしか届けられなかった。そのために、その日は和室に薄いシートが張りめぐらされただけだった。翌朝は氷が張るほど冷え込む夜だったので、 隣にあるリビングの暖房が効かず、私たちは大変寒い思いでその夜を過す事になった。本当に腹が立った。

和室床下断熱材
(取り払われた和室の南面) (根太の取り付け) (床下断熱材)

工事第4週 水曜日
玄関ドアの修正

 工務店の建築士に電話して、予定と異なり和室の窓が取り外され寒い夜を過すことになった事にクレームをつけた。午後にはサッシメーカーの営業マンが我が家に謝りに来た。一方、問題の箇所の窓枠にはシャッターだけが取り付けられた。 玄関の子扉の交換工事もあわせて行われた。

工事第4週 土曜日
床の段差を発見

 シャッターが取り付けられて防犯上の問題は解決していた増築部は、床の下地が貼られ、その上に床材が貼り付けられていた。

しかし、なんと段差ができているではないか!

写真1 写真2
写真1  右側が和室の床。確認するために上に板を載せた。左のリビングの床と同じ高さだったら中央部に見られる 隙間はできなくて密着するはずである。
写真2
  段差の原因となった二ミリのベニヤ板。この板で床材が上方に傾き三ミリほど端が持ち上がった。 写真上がリビング・下が和室側
著作権2019年
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