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原子力空母ステニスの寄港に抗議する!

 2月27日、米原子力空母ジョン・C・ステニスが佐世保港に寄港し、中央錨地に停泊しました。米空母の佐世保寄港は4年連続となりますが、最近の3隻は半年間隔で、明らかに佐世保が準母港の位置づけになっていることを示しています。随伴艦のミサイル駆逐艦キッドも佐世保に寄港しました。入港目的は、「乗り組み員の休養、艦の補給・維持」とされ、3月3日までの予定です。

 佐世保平和委員会と原水協は佐世保港口に近い野崎町の県道で抗議集会を開きました。ステニスの巨大な姿が、港口にあらわれると参加者はいっせいに、「ステニスは佐世保に来るな」「ステニス帰れ」と怒りのシュプレヒコールをあげました。

 集会では、山下千秋さん(佐世保原水協理事長)は、「原子力空母の佐世保寄港は4年連続。昨年2月からは半年に一回のペースで3回目の入港。佐世保が原子力空母の準母港として深く米世界戦略に組み込まれようとしている。腰を据えた基地強化反対の運動を強めよう」とあいさつしました。

 畑田三郎さん(県平和委員会)、内田武志さん(県安保廃棄実行委員会)らも次々マイクを握って、「空母が佐世保に入れば、福岡、鹿児島の民間港に空母の随伴艦船が入港するなど日本全土がアメリカの戦争に利用される。連帯して米軍再編強化に反対しよう」などと訴えました。

 この日、同じ随伴艦のミサイル駆逐艦プレブルが福岡県博多港に、ミサイル巡洋艦アンティータムが鹿児島港にそれぞれ寄港し、現地では抗議行動が展開されました。

近年の佐世保へ空母寄港状況
空母 寄港期間
ジョン・C・ステニス 09.02.27〜03.03
ロナルド・レーガン 08.07.28〜08.01
ニミッツ 08.02.11〜02.15
ロナルド・レーガン 07.02.24〜02.28
キティ・ホーク 06.11.06〜11.09
エイブラハム・リンカーン 06.05.25〜05.29

(2009年2月27日)