フランス人の道 
    その1 St. Jean Pied de Port から Burgos へ

 

 2008年9月6日(日) 小雨後晴れ
   St. Jean Pied de Port から Burgete

 
 St. Jean Pied de Port (6:30) ーHunto (7:30)
   ーOrisson (8:40)ーCruz de Tribault (10:50)
    ーCollado de Lepoeder (12:00)
     ーRoncesvalles (1:50) ーBurgetes (2:30)

 前夜からの雨が残り小雨の中、St. Jean Pied de Portを出発
 した。まだ道路は暗くヘッドランプで道標を確認しながら歩く。
 9時近くにOrissonのAlbergeに着いたが、まだでは2、3人が
 これから出発するのに出会う。
 このあたりから峠付近までが見え始めるがとにかく長く、風も
 強くなって歩きにくい。 
 なんとか昼頃までにCol de Lepoederへ到着したが、天気も
 回復して素晴らしい展望が開けた。
 Roncesvallesまではそれほどの下りではなく、2時前に着い
 たがAlbergeはまだ受付を始めていなかったので、
 クレデンシャルにスタンプを押して貰い道路沿いにBurgete
 まで行く事にした。
 Burgeteでは、ヘミングウェイの泊まったホスタルの前の宿へ
 宿泊し夕食は、 そのホスタルへ食べに行った。
  第一難関のピレネー越えを無事通過したが長い一日であった。

 

標識1

峠

 

  2008年9月7日(日) 晴れ
    Burgete から Trinidad de Arre

 
 Burguete (7:40) ーEspinal (8:30) ーAlto de Erro (10:50)
   ーZubili (11:50) ーLarrasonia (13:30)
    ーTrinidad de Arre  (17:30)

 Espinalまで車道を歩き、巡礼路に戻る。 Alto de Erroまでは
 緑の多い山道であったがアップダウンもあり山歩きに近い。
 今日はLarrasoniaまで行こうと決めていたが、Arbelgeが先週
 末から3日間Closeであるとの事。(途中に張り紙あり)
 LarrasoniaにあるHostelでは何人かが玄関先で受付を待って
 いる状況であったのでTrinidad de Arreまで歩くことにした。
 なんとか17:30に到着したが、ベットは満員で教会に併設する
 古い公共の施設で初めて本格的なAlberge泊まりとなった。

 

Aito de Erro

Albergue F-1

 

  2008年9月8日(月) 曇りのち晴れ
    Trinidad Arre から Cizur Menor

 Trinidad de Arre (8:10) ーPamplona (9:30)
     ーCizur Menor (13:15)

 

 2日間予定以上に歩いたので、今日はPamplonaの市内を観光  する事にして市庁舎・闘牛場、Plaza等を見て回った。
  Plazaではピアモンテの道で一緒に歩いたJhon君が同じカナダ
 の人とビールを飲んでいたが、Roncesvallesの下り坂で転び  捻挫をしたとの事で2,3日 ここに滞在するとの事である。  Cizur MenorのArbelgeに早めに到着して洗濯と昼寝をする。
 日本人からだと言うと、池田宗弘氏の「スペイン・サンチャゴ
 巡礼の道絵巻」を見せてくれた。実物を見たのは初めてで
 あった。
 Arbelgeは賑やかで快適、この日から到着してビールで乾杯が
 習慣になってしまった。

Pamplona

街中1

 

  2008年9月9日(火)  晴れのちにわか雨
    Cizur Menor から Puente la Reina


 Cizur Menor (7:10) ーUterga (10:00)
  ーPuente la Reina (12:30)

 Cizur Menorを出発し9時頃にZariquieguiの村に着くと
 日本人の巡礼者がベンチで休んでいた。 彼は地下足袋を履い
 ていたので驚いたが、後で聞くと植木職人とのPamplonaから
 歩き始めたとの事である。
 Albergeで一緒に食事でもしましょうと別れたが、残念ながら
 その彼に後に出会う事がなかった。
 また、すぐ近くで"おーいお茶"のペットボトルで水を飲んでいる
 人がいたので日本人ですかと声をかけた。 
 彼とはPuente la Reina 着いて改めて話したところ東京の教会
 に在住している韓国人の神父さんと自己紹介をされた。 
 S神父さんとはこの後サンチャゴまで素晴らしい巡礼仲間とし
 て一緒に話をする機会に恵まれた。
 ペルドン峠(Alto de Perdon)では、写真で見覚えのある巡礼
 のモニュメントがあり、いよいよ本格的な巡礼路が始まった。

 

丘のモニュメント

Puente La Reina

 

  2008年9月10日(水) 晴れ
    Puente la Reina から Estalla

 

 Puente la Reina (7:20) ーCirauqui (9:50)
  ー Villatueza (11:30) ー Estalla (12:50)


 まだ暗い朝7:20にPuente la Reinaを出発する。 
 今日もEstallaまで約22Kmなので気分的に楽である。
 朝日に浮かび上がるCirauquiの村が美しく、印象であった。
 Cirauqui村からLorcaまでの間にローマ時代の道(Calzada
 romana)が残っており巡礼路の雰囲気も素晴らしい。
 Estallaの入り口の坂の上に古い教会(San Miguel)が見え、
 川に架る石橋や旧市街も歴史を感じる町であった。
 明日は一日休養としてHostel泊まりとした。Albergeへ向か
 う巡礼仲間と一旦別れ て久しぶりにHostelのベットでテレビ
 を見る。
 しかしながら、Hostelには洗濯場も洗濯物も干すところが無く
 不便を感じる。
 インターネットが自由に使え、日本語のフォントも入っていた
 のでメールをしたり、 日本の新聞を見たり忙しく過ごした。

 

Cirauqui

Estella

 

  2008年9月12日(金) 晴れ
     Estalla から Torres de Rio

 

 Estalla (7:10) ーVillamayor de Monjardin (9:15)
    ーLos Arcos (11:50)ー Torres de Rio (13:40)

 昨日はEstallaのHostelで一日休養とした。疲れが溜まって
 いるのか一日殆ど何もせず、TVやインターネットでのんび
 り過ごした。
 今日は昨日の遅れを取り戻すため、通常行程はここからLos
 ArcosであるがTorres de Rioまでの約29Kmを頑張る事
 にした。
 多少、早めに出発したが昨日の休養で回復したのかペースも
 速く楽に歩ける。
 Ayegui村にはワインの泉である蛇口があったが、まだ朝早く
 薄暗い状況で休まず通過してしまった。
 天気も良く、自転車のグループも大勢通過して行くがBuen
 Caminoと声を掛けてくれるのがうれしい。
 Los Arcosまでは何もない荒野の巡礼路で休む所も無く、予定
 よりも早くLos Arcosへ到着した。
 ここで泊まる予定であったがLos Arcosも特に見所は無いので
 昼食も取らず Torres de Rioまで一気に歩いてしまった。

 

教会10

メルカード

 

  2008年9月13日(土) 晴れ

     Torres de Rio からLogroño

 

 Torres de Rio (7:00) ーViana (9:40)
              ーLogroňo (11:50)

 

 昨日にTorres de Rioまで歩いたので、今日のLogroňoまでは
 楽な行程となった。
 昨夜AlbergeでLogroňoのAlbergeは直ぐ満員になるとの事で
 早めに到着するつもりで出発した。
 Vianaまでは山間の巡礼路でアップダウンも多い。 
 Viana村を過ぎると葡萄畑が現れ始め、巡礼仲間はつまみ食い
 を始める者も出てきた。
 Rioja州の看板が現れBurgosも近くなったことを感じる。
 Logroňoには昼前に到着してしまったが、Albergeの受付が
 13:00からとの事で隣の教会で荷物を預かってくれる。
 市内のBarで昼食を取り戻ると既にAlbergeの玄関で数人が
 順番待ちを始めている。
 私も早めに並んでいたが、土曜日の為か隣の教会で結婚式の
 準備を始めている。
 新郎新婦が通り、皆で拍手などしてひやかして時間を潰す。
 確かにAlbergeは受付から1時間程度で満員となってしまい 、
 その後に到着した。
 仲間は、他のHostel等を紹介されていた。


Viana村

自転車

 

  2008年9月14日(日) 晴れ

      Logroñoから Azofra

 Logroňo (6:50) ーNavarrete (9:50)
      ーNajera (13:20) ーAzofra (14:40)

 

 Logroňoから1時間程度で湖のあるParque de Grajea公園
 へ着く、休日の為か朝の散歩をしている人に会う。
 NavarreteのBarにつくと巡礼仲間と暫しのCaffe Breakと
 する。 
 ここからは素晴らしい葡萄畑で醸造所(Bodegas)も見かけ、
 巡礼路は緑も多く快適な道であり、やっと巡礼の楽しさが判っ
 てきた。
 Najeraの町で昼食とする。皆さん此処で泊まりとする様だが
 天気も良く順調なのでAzofraまで歩く事にした。 
 AzofraのAlbergeは新しく2人部屋で設備も良く素晴らしか
 った。
 今日は約35km歩いたがそれほどアップダウンも無かったの
 で疲れはなく、ようやく体が慣れてきた様だ。

教会12

巡礼路にて

 

  2008年9月15日(月) 晴れ

    Azofra から Redecilla de Camino

 
 Azofra (7:00) ーCirueňa (9:20)
      ーSant Domingo de la Calzada (11:20)
           ーRedecilla de Camino (14:00)

 

 Azofraを出てSan Millan de la Cogolla の修道院へ寄る道を
 通らずCirueňaまで真っ直ぐに歩く。 
 途中までは葡萄畑であったが、Cirueňa付近は原野となって
  巡礼路が遠くまで続いているのが見える。
 何処までも続く巡礼路と広大なスペイン荒野の展望に見ほれて
 しまう。
 Sant Domingo de la Calzadaの町で先を歩いていたS神父
 さんと再会した。
 一緒に伝説の鶏のいるカテドラル(Catedral)へ入ろうとしたら
 博物館を兼ねているのか入館料が必要との事。 
 S神父と話し教会へ入るのにお金を取られるのは異質な気が
 するので入るのは止める事にした。
 昼食後Redecilla de Caminoまで歩く事にした。Lioja州を
 離れCastlla y Reon州に入る。 
 途中で犬を連れた女性グループに会うが犬も午後の炎天下で
 辛そうであった。

巡礼路

モニュメント2

 

  2008年9月16日(火)晴れ

   Redecilla del Camino から Villafranca Monte de Oca


 Redecilla de Camino (6:50) ーVillamayor del Rio (8:45)
   ーBelorado (10:15) ーTosantos (11:10)
        ー Villafranca Monte de Oca (13:15)


 この数日は連日良い天気で午後になると暑くなり歩くのが辛い
 ので早めにAlbergeへ着きたいと考えて今日も暗い7:00前に
 出発する。
 Beloradoまでは自動車道路(N120)に並行して歩く箇所もあり
 迷う所は無い。
 Beloradoの町中も特に見るべき箇所も無く、なんとなく通過
 してしまった。
 Tosantosの村を過ぎ、やや丘陵地を登る所に携帯電話のアン
 テナが立っているので仕事を思い出して見とれてしまった。 
 丘陵を下った所に九世紀の修道院の跡がありVillafranca
 Monte de OcaのAlbergeに着いた。 
 このAlbergeは学校を改装したもので裏には校庭がそのまま
 残っている。
 明日はAlbergeの前からOcaの山越えが待っているので早めに
 休むことにした。


教会と道標

教会12

 

  2008年9月17日(水) 晴れ

    Villafranca Monte de Oca から Atapuerca

 

 Villafranca Monte de Oca (7:20)
  ーSan Juan de Ortega (10:15) ーAtapuerca (12:15)

 

 Albergeを暗いうちに出発するとMonte de Ocaの山越え途中
 で日の出となり朝日を浴びて気分良く巡礼路を歩く。
 急な坂道を下り橋を渡るがSan Juan de Ortegaまでの道は
 緑も多く気持ちが良い。 
 村が見える下りとなる箇所には道路を牛の群れが占拠しており、
 群れの中を恐る恐る通り抜けた。
 San Juan de Ortegaの教会と教会はロマネスク様式との事で
 素朴な美しさがある。 
 修道院に並ぶBarで巡礼仲間と楽しいCaffeBreakとする。
 ここからは草原となり日も高くなるが遮る林も無く暑くなって
 きた。 
 Atapuercaの村の入り口にはしゃれたPrivardのAlbergeが
 あり、早めに着いたので受付まで庭で待つことにする。  
 午後はAtapuerca遺跡の資料が置いてある事務所を見に行っ
 たが、遺跡までは1時間程度かかるとの事で資料館の展示で
 あきらめる事にした。

教会13

Atapuerca

 

 2008年9月18日(木)晴れ

   Atapuerca   から Burgos

 

 Atapuerca (6:55) ーVillafria (10:30) ーBurgos (12:30)

 

 今日はBurgosへ到着の日で久しぶりに都会に戻れる気がして
 歩く歩調も軽やかである。
 Villafria付近までは村道の様な巡礼路で良かったが、飛行場脇
 を抜けると国道(N-1)沿いの工業団地に出た。 
 此処で多くの巡礼者はバスで市内へ向かうが、時間も早く乗り
 物を利用するのは止めたいと思い歩く事にしたが、通行量の
 多い殺風景な車道沿いの道が長く、さすがにうんざりであった。
 やっと旧市街に入ったがカテドラル(Catedoral)がなかなか
 見えない。
 Catedoralの裏手から正面に回ると写真で見た覚えのある
 壮大なCatedoralの尖塔が現れ実に息をのむ圧倒的な建築で
 ある。
 正面の広場へ降りると観光客が一杯でとりあえずCredentialに
 スタンプを押して貰い川沿いのレストランで昼食とした。
 今日はHotel泊まりとしたので、早々にチェックインをして
 久しぶりに一人でベットで昼寝が出来た。 
 夜も大聖堂の近くのレストランで食事をしたが、夜遅くまで
 賑やかであった。

Burgos

カテドラル前で

 

    

                                                  貝2