秋　　秋景色　　秋の花　　

セイタカアワダチソウを駆除しましょう。
この厄介な外来種の侵入原因は　”養蜂業者の蜜源”　として盛んに植えられたのが元になったという説やその他いろいろあります。
アレロパシー特性といって　根から他の植物を枯らす毒性化学物資を 出し　自分だけが生き残ります。　 　 極め付きの悪質な外来種ですね。

この駆除には或る程度育った秋後半ごろが最適です。　　　草刈器などで刈っても根が残るので　根ごと引き抜かないと効果がありません。　　
両手で茎をしっかりつかみ　ゆっくり引っ張ると案外簡単に根ごと抜けます。　　　 それでも少しは根が残り次の年に芽生えるので　また引き抜くことを２ー３年 繰り返すと次第に勢力が衰え　消滅してゆきます。
抜いた後の土壌を入れ替えることがベストですが　大作業になってしまい誰にも出来ることではありませんね。　

花も種子化すると繁殖源となります。　　　引き抜いた草は集めて少し乾燥させて焼くのが最適です。

＜除草剤＞　をうまく使うと非常に効果的です。
根まで枯らす遅効性の　”液剤タイプ”　のものを園芸ショップで買い求めます。 （グリホサート塩系といわれるもの）。
そのまま散布するタイプの ものはやや高くつくので　濃縮されていて希釈して使用するタイプのほうが安くつく上に　除草する対象の草によって濃度を調節できます。
さまざまな草の中でセイタカアワダチソウのみを狙って散布するため粒状のものは適しません。
機材は霧吹きタイプを使用します。 　 じょろ状のものは他の草にもかかるので適しません。

セイタカアワダチソウだけを狙い撃ちに除草剤をスプレーします。　　
茎の上端から下までの葉へとかけてゆきます。　　　 他の草にかからないように注意が必要ですが慣れると難しくありません。　　　 家庭で使う 霧吹きでも十分間に合います。　
（　筆者は２００本ほどを数日間にわけてこの方法で駆除を行い　他の草を枯らさずこの草だけを完全に枯らすことに成功しました。　）
かなり大量に駆除が必要ならホームセンターで　”噴霧器”　を購入して行うと楽にスプレーできます。　　　 ３０００円位からあります。
除草剤も簡単に手に入ります。
除草剤はスギナやクマザサを対象とするくらいの濃いめの濃度にすると効果は確実です。

この草の駆除はなるべく早期に根気よく行わないと取り返しのつかないことになります。　　　 見渡す限りいやらしい黄色の　セイタカアワダチソウしか生えていない　という 無残な状況を招いてしまうからです。
最近この草には自滅作用があるとの主張がありますが　こ の草一色になった後で土壌の栄養分を食い尽くしてから たまに起きる現象であり　無視してください。
この悪質な草をこの国土で蔓延させたのは人によるものなので　その根絶には人手をかけるしかありません。