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ワルシャワ旧市街

ワルシャワ

ポーランドの首都で人口は約200万人。

ワジェンキ公園

ポーランド最後の国王の夏の離宮があった場所で、ワジェンキとは「浴場」を意味し、かつてそこに浴場があったことを 意味している。今では自然豊かな広大な公園となっていて、野生のリスなどを見ることができた。 夏にはショパンの野外コンサートが開催されているとのこと。

ショパンの像 公園内の宮殿
夏には野外コンサート 公園内の宮殿

ワルシャワの面積の1/4は公園になっているとのことで、どこかの国とは大違いである。

聖十字架教会

ワルシャワ大学のある通りに面したところにある教会だが、祖国を離れ、戻ることができなかったショパンの 遺言により、彼の心臓がこの教会の柱に納められている。また、この通りや市内のいくつかの場所にショパンの音楽 が流れるベンチがある。

聖十字架教会 ショパンの心臓のある柱
聖十字架教会 ショパンの心臓が納められた柱

文化科学宮殿

文化科学宮殿
ワルシャワの街はすっかり近代化して、ガラス張りの高層ビルがいくつも立ち並ぶ中、共産主義時代を思わせる建物である。 宮殿とあるが王が住んだのではなく、スターリンの時代に建築されたとのことだが、 それでも地上230m程度の高層建築で、最上階30階には市内を一望できる展望台がある。
文化科学宮殿展望台
建物の両脇には劇場や映画館などの施設があるとのこと。またこの宮殿横には鍵盤の横断歩道がある。

ワルシャワ蜂起から旧市街の復元まで

ワルシャワで1944年にドイツの占領に対する市民蜂起が起きた。しかしながらその活動は鎮圧され、 ドイツによって街は徹底的に破壊されてしまった。 戦後、市民たちによって、戦前の状態と全く同じになるように復元され、中央に人魚の像がある広場や、 王宮などもすべて復元とは思えないほど、中世の雰囲気の良く出た美しい街が戻った。

ワルシャワ蜂起記念碑 旧市街広場の人魚の像
ワルシャワ蜂起記念碑 旧市街広場の人魚の像
この町並みが1979年の第1回世界遺産登録に推薦されたが、オリジナルでない、という理由により第1回登録には 至らなかった。しかし、これをきっかけにして登録基準が見直され、翌1980年に旧市街が世界遺産に登録された。

キュリー夫人の生家と博物館

キュリー夫人の生家
生家は改装工事中(博物館は向かいで暫定開館)

旧市街の一角に、放射能に関する研究で生涯で2度ノーベル賞を受賞した「キュリー夫人」の生家と博物館がある。 生家は訪問時には改修工事中のためによく見ることはできず、博物館も本来生家にあったものを道路の向かいに 間借り?して展示していた。当時ポーランドでは女性が大学へ進学できなかったため、フランスの大学で勉強し、 夫とともにラジウムなどからの放射線の研究などを行い、その技術を応用して戦争負傷者の救護などにあたった他、 ワルシャワにも研究所を設立するなど、医学の進歩への多大な貢献を行った。博物館には実験に使った鉱石や X線を発生する装置のような実験器具が展示されていた。

ショパンの生家

ワルシャワ市内から車で約1時間程の「ソハチェフ」というところにあり、白い小さな家と広大な庭園からなっている。ショパンの使っていた ピアノや、手紙などが展示されている。また、庭園を客席としたコンサートも開かれているようだ。

ショパンの生家
生家の内部 庭でコンサート
生家にあるピアノ 庭に観覧席がありコンサートが開かれる