5月
2〜4日【一の森】
来年は、大阪で写真を習った記念に【一の森】の写真で個展をする事が決まったので、この一年で撮り足らない写真を写すべく2泊3日で行った。
山に恋する ’08 一の森 へ
6日【シンコボ〜三国峠】
2泊3日の“一の森”から下り、徳島の姉宅に泊まって御墓参りを済ませて、昨日吹田に帰ったばかりなので山は止めるのかな〜と思っていたら、おっちゃんが掲示板に『さて、明日は何処の山へ〜』と書いているので行く気満々なのだが、「行く所は決めときよ〜」と私任せだった。私は雨が降るようだったら撮影に行きたい所があったが、高気圧にスッポリ覆われて崩れる心配もないようなので新緑を求めて芦生に決めた。大阪に来て滋賀県側からは2003年4月6日に“ナベクボ峠〜三国岳〜生杉ブナ林”の予定だったが、なぜか地蔵峠に下りた事がある。今回こそ生杉ブナ林を下りようと、“野田畑谷〜シンコボ〜三国岳〜生杉ブナ林”に決めた。
生杉ブナ林への登山口がある駐車場には4、5台の車が停まっている。9時16分に出発、林道を25分で地蔵峠に着く。ゲートを越えて看板の地図を見ていると、単独の男性がラジオを着けてやって来た。行き先はシンコボと同じだ。軽トラが来てゲートを開けて林道を走って行った。「若いから追い抜いて、お先」と言うので、「写真を撮りながらなので遅いです」と答える。
峠を下りて植林帯を行くと、すぐに中山神社がある。橋を渡ると上谷・三国峠の標識があり上谷方面に歩く。
谷を右に見ながら次の橋を渡ると野田畑谷湿原だ。バイケイソウの葉が大きくなっている。テンナンショウやニリンソウがぼつぼつ咲いている。
野田畑谷の谷に下りたり、岸を歩いたりと峠まで。ブナやトチの大木が次々に現れ、芽吹き始めた木や新緑になった木が逆光に映えて美しい。しばし撮影タイム♪
台風の影響か・・・、根こそぎ倒れたブナや、倒れかけて根がむき出しの木もある。(-"-) 少し行って、又撮影と50分も費やした。(^^ゞ
11時33分に野田畑峠に到着。おっちゃんが三脚を置いて行こうと言うので仕方なくデポ。明瞭な尾根道(県境尾根)を歩く。イワカガミは葉はあるもののそんなに咲いてない・・・、裏年なのか、もともとそんなに咲かないのかと思いながら歩く。
ところが〜、咲いている所には咲いていた♪ 私は、67判のカメラだし・・・、三脚をデポして来たので万事休す。おっちゃんは、私の言う事を聞いて(笑) デジイチとマクロレンズを持って来ているので花を珍しく上手く写していますねぇ〜。
野田畑峠への標識のあるピークのもう少し先がシンコボ(811、4m)だった。
永谷山の標識もある。お昼を食べて引き返す。またイワカガミの群落の所で撮影。お互いに囁きあっているような風情だった。
谷を見ると、大きなブナやトチノキがあって歩いたら気持ち良さそうだ。帰りは谷に下りれば良かったねぇ〜! 峠に13時56分に戻り、三国峠方面の尾根を上る。
チゴユリを写して、峠から15分位の所の尾根が不明瞭で、どこでも上がるようになるがそのうちに尾根道に出会う。
山と高原地図【京都北山】を片手に歩いているのだが、続く小さなピークは判りづらい。14時33分に三国岳(地図では三国峠)・野田畑の標識があるピークに着く。三国岳の方面に尾根道は続いている。
写真は写さなかったが、木に『P767』と三国岳への標識を見て、尾根道が不明瞭になったので赤テープの所を下りる。気持ちのいい沢筋に下り立った。私は下りた所の対岸に赤テープを見つけたので、「こっちよ〜」と言うのに、おっちゃんは沢筋をどんどん行って、「そこを上がっても、こちらに下りる事になるから」と言うので、従った。上の左の写真の所から左側が右の写真で、ここを上がって行くとテープが多数付いている木があった。もう少し行ってから右手のピークに何処でも上ってみた。尾根道に突き当たる。山と高原地図ではどう見てもこのピークが三国岳(三国峠)の筈なのに・・・、もう少し先に行くと下りて行くようになる。このピークに標識でもあれば、前に進む事が出来るが・・、テープだけでは何処へいくテープかわからない。比良の奥の深谷の男道が頭をよぎる。時間も15時30分過ぎだし、とにかく分っている地点まで引き返した方が良いと相談して引き返す。
15時41分、『P767』と三国岳への標識の所に戻り、「やっぱりあそこであってるよね〜」と話す。えらい遠回りになるが今回はピストンする事にした。15時59分、三国岳(地図では三国峠)・野田畑の標識があるピーク。
上りに何処でも上がり尾根道に出会った所は、尾根道を下りても結局最後は道は消えている。見覚えのあるチゴユリを過ぎ、野田畑峠は16時19分だった。
谷間に日が落ちるのは早く、野田畑湿原は寂しい感じだ。めどがついたので一休み。枕谷の分岐で「2003年はここへ下りて来た」と話す。
17時9分に地蔵峠に着く。コーヒーを点てて飲んでいると、朝の軽トラも仕事を終えたのか下りてきた。お地蔵様に御礼を言って林道を歩く、生杉ブナ林の登山口には我車のみが寂しく待っていたのだった。ブナ原生林を下りれば登りでも30分余りみたいだし・・、地蔵峠経由でも45分くらいだったのだけどねぇ〜。^_^; やっぱり破線のコースを歩く時は25000分の1の地図でないと、「山と高原地図」ではダメねぇ〜。帰って地図で確認すると、すぐそこだった。
温泉はてんくう温泉、食事もして帰った。
9日【金剛山】
当hpの『千代の写真とリウマチ日記』に時々コメントをくれる“ひよこさん”が京都での山岳写真展に来て下さった。その後の写真教室写真展にも来て下さり、ゆっくりお話する事も出来た。その後、メールで金剛山のカタクリとニリンソウの写真を送って下さったのをきっかけに今回の“リウマチ登山隊”の初オフ会となった。
ひよこさん撮
ひよこさんに、住之江公園駅まで車で迎えに来ていただき、金剛山の登山口へ。カトラ谷にお花が咲いているとの事で案内して頂く。土、日は登山客が一杯で平日を選んだのだが、それでもたくさんの人だ。お花の季節は、よくブヨに刺されるのでD軟膏を持って来て良かった! ひよこさんに虫除けスプレーをお借りしたにも関わらず・・・、刺された〜 (>_<) 写真を撮っていると、小学生の遠足か・・、楽しそうな声が聞こえる。
ひよこさん撮
いつもはフィルムで撮っているが、今日は様子を見に来たと言うカメラマンがいろいろ教えてくれた。その方の写真がロープウェイ駅の近くの香楠荘で展示されているとの事なので、後で行く事にした。頂上付近の桜は満開で、金剛桜も綺麗に咲いていた。ひよこさんにコーヒーと八朔を頂く。
ひよこさん撮
香楠荘まではコンクリートの道を下るばかりで、また上りかえすのかと思うとうんざり。(^^ゞ ‘ちはや星と自然のミュージアム’で鳥の写真を見て、‘香楠荘’でお花の写真を見る。そして、ロープウェイ駅から上り返しに歩いた道はツツジ、ヤマルリソウが咲くいい道だった♪ ブナの大木もあり新緑が綺麗だった。
転法輪寺の十三重の塔の周りにもニリンソウが咲いていた。私は花の撮影だけと思ってフィルムカメラだったし、フィルムを全部使ってしまったのでひよこさんのデジカメをお借りしてちょこっと撮ってみました。お地蔵様の写真だけが私で、後は全部ひよこさんが撮影したものです。
下山は、去年3月21日にwaiwai隊で来た時に上ったタカハタ谷コースだった。リウマチ登山隊にしては、ロングコースを歩いたものだ。(*^_^*) ひよこさん、今後ともよろしくね!
10日【明神平】
去年、撮影に行き、帰り際に急に雨が降りいい条件になった。ところが慌てて写したので絞りのミスを後で気がついてガッカリした事があった。そのリベンジに雨が降ったら行こうと思っていた。雨と言ってもおっちゃんが休みの日でないと一人では行けないし・・・と思っていたら、うまい具合に土曜日が雨、日曜日が雨のちくもりの天気予報だ。昨日、金剛山に行ったばかりだが、一日降っている方がいいと思い土曜日に決めた。
大又林道終点駐車場は、車が一台も停まっていなかった。雨の日に登る物好きはwaiwai隊だけねぇ〜(^_-)-☆ と8時49分に出発! 登山道になる所に9時14分に到着し小休止。沢は、それ程の降りでないので大丈夫、ハシゴの所も難なく通過。
明神滝への入り口で休憩、おっちゃんが写しに行く。左手を高巻く所で下を見ると山桜が雨に霞んで綺麗だった〜♪ 明神滝も霞んでいる。
足元を見るとヒトリシズカとキケマンがひっそりと咲いている。いつもは通り過ぎる場所も、雨でしっとりして靄も出ていていい感じなので、30分くらい撮影した。登山道脇の雨に濡れたムシカリの白い花が爽やかだ。
そして、11時30分に明神平到着。それまで雨だけで風はなかったのに、明神平も撮影場所も強い風が吹いている。カッパは着ているものの寒い。約50分写している間に、風で傘は壊れるわ・・・、靄は吹き飛ぶわ・・・、私とは肉じばん一枚分違うから(笑) おっちゃんは寒さに震えているわ・・・で、もっと写したかったが入っていたフイルムが終わったので撮影を終え、いつもの木にも会わずに帰る事にした。
寒いので、上でお昼を食べるのは止めて下山。ムシカリの所で、フイルムを入れて撮影しようとすると 又、風で靄が消えるのよ〜、上手くいかないものだわ〜。 (>_<)
途中で、オオルリを見つけたのでおっちゃんが撮影、ボケているけど、なんとなく分るわね。綺麗なブルーだわ〜♪ 登山道が終わり、林道を歩くようになると卯の花が咲いていた。そして、14時10分に着いた駐車場には我車がポツンと一台だけ待っていたのだった。関西に来て、登山口〜山〜登山口 で登山者に会わなかったのは初めての事だった。(*^_^*) 車の中でお弁当を食べ、やはた温泉に入湯して帰った。早く帰れると思ったのに、事故渋滞7キロに巻き込まれてしまった。
16日〜18日【一の森】
山に恋する ’08 一の森 U へ
24日【三国峠〜野田畑峠】
おっちゃんが日曜日は用事があると言うので、土曜日の山行となった。天気予報は雨だったが、よ〜く検索してみると、行きたかった奈良方面は強雨となっているが、滋賀県は弱雨だ。じゃ〜懸案の三国峠からこの間6日に撤退した間の探索に行こうと決まった。
8時37分にブナ原生林周回遊歩道入口を出発。曇り空のせいか、若葉が茂ったせいか辺りは暗い。8分程で遊歩道と、三国峠への分岐に着く。
途中で、登山道脇にティッシュペーパーに石を乗せているのに気がついていたのだが、今度は枝を乗せてある。ティッシュペーパーを剥ぐってみると、小さな芽が出ているのに被せてあるように見えたので、誰かが後で取りにくるつもりなんじゃなかろうか・・、と思っていたら迷いやすい所の枝にもつけてあったりして、最後にはなくなったのかティッシュペーパーが入っている袋に石を置いてある。最近は水に溶けるティッシュペーパーも売っているのに、普通の物のようだ。目印にするのはいいとしても、せめて溶けるものにして欲しい。そのビニール袋は回収して来た。
9時6分に地蔵峠に着いた。やっぱり、2003年4月6日に私が「こっちの道はなんなん?」と言った道が生杉ブナ原生林からの道だった。頂上直下には可愛いアカモノが出迎えてくれた。頂上でおにぎりを食べて、この間の場所に行こうと地図を見る。山と高原地図では、どう見ても2003年に下りた道の横に高島トレイルがある筈なのに・・・。
正解はクチクボ峠からの道を少し下りて長池の反対方向へ薄い踏み跡があるのでそちらへ進み尾根道を下りる。そこから不明瞭になった所を少し上がると、6日に撤退した場所に出た。たったの6分の所だった。((+_+)) そこを真っ直ぐ歩いていると、明瞭な尾根道に出るが、それを真っ直ぐ下りると、尾根道から外れるので、仕切りなおして今回は尾根に忠実に歩く事にした。
6日に私が「こっちにテープがある」と言った小ピークを越えて、もう一ピークを登ると、P787の標識がかかっているピークに着くが、この前の明るい林と同じとは思えない程に、葉が生い茂り暗かった。そのせいか、お花は何も咲いていない。
P787からは尾根道も明瞭になる。開けた所から、三国峠と途中撤退のピークが見えた。13分位で、地図上で県境尾根の折れ曲がった場所に着く。
ここからは、下りでは迷う所はないが、ずるずると滑り易い所がある。ここは上りでは踏み跡が不明瞭な場所だ。この前、チゴユリが咲いていた所にユキザサが咲いている。それにしても、20日しか経ってないのに、イワカガミが咲き明るかった尾根も、木々の若葉が生い茂り様相が一変して、お花はたった2輪このユキザサが咲いているだけだった。11時前に野田畑峠に到着、お昼としているうちにポツリポツリと雨が降り出し、そのうちにザーッと来たので引き返す事にした。何度歩いても、P787から三国峠の間は明瞭な尾根がないので分り難い場所だ。地蔵峠から入れず、この高島トレイルしかシンコボに行けないのなら、この辺りの標識を整備して欲しいと思う。
生杉ブナ原生林の休憩所でコーヒーをたてて、後は道端に咲いているタニウツギを撮影しながら帰った。おっちゃんが19時からのサッカーの放送が気になっているので、温泉はパスだった。
27日〜28日【一の森】
山に恋する ’08 一の森 V&W&X へ
31日〜6月1日【一の森】
山に恋する ’08 一の森 V&W&X へ