1−1位置図 1−2地形地質概要 1−3偏光顕微鏡写真集 1-4《まとめ》.岩石写真とその特徴1 1−5《まとめ》岩石写真とその特徴2 1-6調査結果のまとめと考察 (参考)岩石区分図

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(参考)岩石区分

岩石の区分
(黒田吉益著「偏光顕微鏡と造岩鉱物」第2版より)

火成岩 酸性岩類(SiO2含有量>66%)
深成岩 花崗岩質岩
半深成岩 アプライト、ペグマタイト、花崗斑岩、石英斑岩
火山岩 流紋岩、石英粗面岩

花崗岩質岩
説明
(黒田吉益著「偏光顕微鏡と造岩鉱物」第2版より)

三角ダイアグラムの見方
アプライト
白雲母、石英、カリ長石、曹長石〜灰曹長石からなる細粒等粒状の岩石。
ペグマタイト
鉱物的にアプライトに似ているが、非常に粗粒で、肉眼的に鉱物が識別できる。文象構造を示す。
花崗斑岩
石基と斑晶の区別が明瞭で、石基は微花崗岩質の組織を示し、細かい等粒状の石英、カリ長石、斜長石の集合体からなっている。
石英斑岩
花崗斑岩に比べ斑晶に長石類が少なく、石基がより細粒、緻密で、時に隠微晶質のこともある。
流紋岩
流離構造が明白なもの。斑晶と石基の区別がはっきり出来る。石基はガラス質ないし隠微晶質。斑晶は石英、長石で若干の有色鉱物を含むこともある。石英は融食形を示す。
石英粗面岩
流離構造が明白でないもので、その他は流紋岩と同じ。

火山砕屑岩類
(都城、久代著「岩石学U」共立出版より)
凝灰岩
凝灰岩には火山ガラスの破片を多く含むガラス質凝灰岩、結晶の破片を多く含む結晶質凝灰岩、および破片を多く含む石質凝灰岩がある。火山ガラスが押しつぶされそうになっている場合、気泡は存在せず、色の異なるガラスがほぼ平行な縞を作っている。この縞は長く連続せず短く切れることが特徴。このような組織を示すのが熔結凝灰岩

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