1−1位置図 | 1−2地形地質概要 | 1−3偏光顕微鏡写真集 | 1-4《まとめ》.岩石写真とその特徴1 | 1−5《まとめ》岩石写真とその特徴2 | 1-6調査結果のまとめと考察 | (参考)岩石区分図 |
岩石の区分 (黒田吉益著「偏光顕微鏡と造岩鉱物」第2版より)
花崗岩質岩 説明 (黒田吉益著「偏光顕微鏡と造岩鉱物」第2版より) 三角ダイアグラムの見方 |
アプライト 白雲母、石英、カリ長石、曹長石〜灰曹長石からなる細粒等粒状の岩石。 ペグマタイト 鉱物的にアプライトに似ているが、非常に粗粒で、肉眼的に鉱物が識別できる。文象構造を示す。 花崗斑岩 石基と斑晶の区別が明瞭で、石基は微花崗岩質の組織を示し、細かい等粒状の石英、カリ長石、斜長石の集合体からなっている。 石英斑岩 花崗斑岩に比べ斑晶に長石類が少なく、石基がより細粒、緻密で、時に隠微晶質のこともある。 流紋岩 流離構造が明白なもの。斑晶と石基の区別がはっきり出来る。石基はガラス質ないし隠微晶質。斑晶は石英、長石で若干の有色鉱物を含むこともある。石英は融食形を示す。 石英粗面岩 流離構造が明白でないもので、その他は流紋岩と同じ。 火山砕屑岩類 (都城、久代著「岩石学U」共立出版より) 凝灰岩 凝灰岩には火山ガラスの破片を多く含むガラス質凝灰岩、結晶の破片を多く含む結晶質凝灰岩、および破片を多く含む石質凝灰岩がある。火山ガラスが押しつぶされそうになっている場合、気泡は存在せず、色の異なるガラスがほぼ平行な縞を作っている。この縞は長く連続せず短く切れることが特徴。このような組織を示すのが熔結凝灰岩。 |