議員日記  2005年8月
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   2005 年 8 月 6 日(土)                                                                            
 武蔵野市議会の議会改革がスタート

   国会のほうは暑い夏を更に熱くするような成り行きになってきましたが、現在市議会は休会中です。ただし、休会中も月2〜3回のペースで議会改革の審議をおこなっています。
   専ら勤め先と自宅を往復し、自分がこのまちの「市民」だと意識するのは、選挙の時と税金を払う時や、せいぜい市の施設を利用する時ぐらいという人にとって、市議会など身近な存在ではないためか、

・「そもそも市役所があって市長以下職員が大勢いるのに、市議会なんか必要なのか」とか
・「30人も市議会議員がいるそうだが、全く存在感がない」

という疑問がすぐに聞こえてきそうです。また、地方自治の研究者、マスコミ、首長や自治体職員の間にも「自治体の議会は今のままでは駄目だ」という問題意識を持つ人は結構いて、「地方自治体の議会をどう活性化し、スリム化すべきか」という議論は高まりつつあるようです。私自身も市議になって2年ちょっとですが、市議会のあり方について、いろいろ疑問を持っています。そういうことは次回あたりでじっくり論じたいと思いますが、現在武蔵野市議会で進めている「議会改革」は実務的なものです。
   議会改革の進め方については、普通に考えれば例えば、「議会改革特別委員会」という名称の委員会を立ち上げて進めるのがわかりやすいと考えるのですが、武蔵野市議会では審議の結果、3つの委員会に分けて審議していくという「分割方式」が採用されました。

1.議員から出された改革項目
   2/27のところで、議会改革着手までの経過を簡単に書きました。また私の提案はこちらに載せました。5/10には各会派と会派に所属しない議員から出された改革項目を下記のように種類別に分けて、各委員会で審議されることになりました。
あああ 出された項目 主な項目
@議会運営委員会 57 施政方針・代表質問・一般質問などの仕組みと全般的事項
A代表者会議 31 PC・インターネット利用、市政調査研究費、議会図書室など
B広報委員会 12 議会便り・HP・議会中継に関すること

2.今後の進め方
1)基本的な事柄
   各委員会でまず「合意形成の方法」「傍聴について」「議事録について」など基本的な事柄を決めることになり、議会運営委員会・代表者会議では下記のように決まりました。議長がリーダーシップを発揮して、傍聴をすべて認めることで着地させました。議事録はこれまでと同様に「要録(ポイントだけをまとめたもの)」の作成と並行して、議事を録音したテープを文章に起こして各委員に配布することになりました(広報委員会については8/17に検討されます)。
っっっf
通常の案件の審議 議会改革の審議
合意形成の仕組 市民の傍聴 合意形成の仕組 市民の傍聴
@議会運営委員会 裁決 裁決
A代表者会議 全員一致で決定 × 全員一致を目指して審議する

 
2)今後の日程
   3つの委員会は1ヶ月に1〜2回の割合で開催されることになり、7月は以下のように実施され、8月の予定は今のところ下記の通りです(予定が変更になる場合もありますので、傍聴希望の場合はあらかじめ議会運営委員会へお問い合わせ下さい)。
議会運営委員会 7/12(火)
午前10:00〜
7/25(月)
午前10:00〜
8/8(月)
午前10:00〜
8/23(火)
午前10:00〜
代表者会議 7/12(火)
午後   1:00〜
7/25(月)
午後1:00〜
8/8(月)
午後1:00〜
8/23(火)
午後1:00〜
広報委員会 あああ あああ 8/17(水)
総務委員会終了後
っっs


3)多摩地区の他の自治体へのリサーチ
   他の自治体の議会の現状を調べるために、議会事務局が調査票を作成し他の自治体へ送付し、その結果をまとめて各委員へ報告することになりました。
   改革の進捗状況の公表も武蔵野市議会のHP上で随時公表する(決定したことを)ことも決まり、前向きな姿勢で進んでいます。前議長からも積極的な発言があり、今回は具体的な改革ができそうな予感がします。 
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   ところで 市議会のHPに「議員の活動状況」などの項目が追加され、情報量が少し増えています。
各議員の1年間の議会出欠表を載せた「議員の出席状況」というページも新設されました。私は出席率100%ですが、絶対数が少ないのは、これまで「会派に所属しない議員」だったので、常任委員会一つ(文教)以外は委員になれなかったためです。会派を組んだので今後は数も増えます。但しこれまでも文教以外の、委員ではない他の常任委員会、特別委員会も殆ど全て傍聴してきました(せっかく傍聴に来ても居眠りか隣と雑談ばかりという人も少なくありません
)。2年間本会議で1回も一般質問もせず、一体何のために市議をやっているのかという人も出席率は100%になっていて、この表だけからは残念ながら「市議活動の実態は分からない」と言ってよいと思います。

                                             

   2005 年 8 月 9 日(火)                                                                            
 解散総選挙になってしまいました。

   8月30日公示、9月11日投票の日程で総選挙が実施されることに決まりました。「郵政民営化法案」が参議院で否決されたからといって、首相が衆議院を解散するのには首を傾げます。というのはたとえ選挙で首相与党が圧勝しても、参議院の構成は変わらず、普通に考えれば改めて法案を提出しても通る筈がないからです。
   私は小泉政権には反対です。近い将来の郵政民営化は支持しますが、今の法案には反対です(理由はあとで述べます)。選挙後民主党政権が出来ることを期待しています(民主党には変な人もいますが、自民党より余程マシだと考えています)。

   一部のマスコミでは、自民党は分裂選挙となるので民主党有利と言われています。事実浮かれたようなことをテレビで喋っている民主党議員もいましたが、選挙は決してそんなに甘いものではないと思います。小泉有利という最新電話アンケートの結果もチラホラ出ています。連日猪瀬直樹、田中秀征といった人たちが、小泉首相の忠犬となり、テレビに出まくって、首相擁護・郵政問題争点化の論陣を張っています(但し武部幹事長は露出すればするほど、票が逃げていく感じがします)。ただ武蔵野市が含まれる東京18区では、前回菅直人氏と戦った鳩山邦夫氏が敵前逃亡のようなことで、福岡に行ってしまいましたので(母親の実家がブリヂストンの石橋家で、久留米が発祥の地だそうです)、自民党はまさか候補者を立てないということはないと思いますが、この先どうなるか全く分からないというのが今の状況です。

小泉首相を支持しない理由
   1980年代の前半にはこの人に注目していたことがあります。それは田中角栄のロッキード裁判が毎週のように東京地裁で開かれていた頃、自民党の中では最も鮮明に角栄を批判していた一人だったからです。「七奉行」と呼ばれた連中などが、ヤクザの親分の出所を待ち構えるように目白の田中邸に集結して、裁判所からお帰りの親方をお迎えして軍団の力を誇示している時、なかなか勇気がある代議士だと思いました。
   しかしその後は、厚生大臣、郵政大臣になったりしたものの、鳴かず飛ばずだったという他ありません。製薬会社から政治献金をもらっているのが発覚しても開き直り、菅直人大臣の後を受けて2度目の厚生大臣に就任後、明るみになった「岡光事件」でも何の指導力も発揮できませんでした。そういう訳で「自民党をぶっこわす」と叫んで自民党総裁になったときも、全く期待は持ちませんでした。

郵政民営化法案を支持しない理由
   国内では無策、国外で日本の評判を落とすだけの首相と共に、口ばかり達者な竹中大臣も全く信用できません。郵政民営化のPRチラシを、知り合いの業者に発注したという疑惑も報じられています。毎年末には税金逃れのためにアメリカに住所を移すという話はどうなったのでしょうか。そんな小泉=竹中コンビが作り提出した法案など頭から信用できません。そうはいっても法案の中身はどうなのでしょうか。
私は
   1)公社になってからも窓口などのサービスが良くなっていない。
   2)殆どの特定郵便局が事実上、世襲の公務員となっているのはおかしい。

と考えています。だから郵政民営化は有力な選択肢だと思います。しかしながら、今回の法案審議の過程を詳しくトレースしたわけではありませんが、答弁は後退を重ね、2)は期待できないようですし、人員削減も殆ど実行されないようです。
   しかし、何と言っても竹中氏に任せておくと最も心配されるのは、日本長期信用銀行(長銀)の二の舞にならないかということです。長銀(現在の新生銀行)はリップルウッドというハゲタカファンドに売り飛ばされ、リップルは結局10億円の出資で1兆円以上を儲けたということです。竹中大臣の下では「民間で出来ることは民間に」という美名のもと、郵貯や簡保の資産・債権が、やはり外資や大銀行に売り飛ばされ、長銀の何倍、何十倍のひどいことが起こり、国民が大損する可能性があるというのです(この部分は花隆さんの「メディア ソシオ-ポリティクス」を参考にしました)。信頼できない人には大改革は任せられないというのが結論です。   
   

                                             

   2005 年 8 月 14 日(日)                                                                            
 無党派の杉並区民は立ち上がれ!

   終戦記念日直前になって、杉並区で「新しい歴史教科書をつくる会」の歴史教科書(扶桑社発行)が採択されてしまい、大変ガッカリしました。ちょうど1年前の去年8月29日にも、都立初の中高一貫校(白鴎中学・高校)で中学校用にこの歴史教科書が選ばれたことについて、大きな危機感とともに一文を書きましたが、更に時計の針を逆に進めるような起こりました。今回の出来事の影響の大きさは去年の比ではないと思います。杉並区でこんな事になった理由には、今の日本全体の風潮と杉並区特有の事情の二つがあると思います。

1.今の世の中の風潮
   例えば小泉首相の靖国参拝を半数前後の国民が支持し、石原都知事の乱暴な言動にも殆ど反応せず、自衛隊イラク派遣などに反対運動がサッパリ盛り上がらない----なぜ現在こんな状況になったのでしょうか。私が考えるに、
@ 戦前回帰を目指す自民党の大部分と右寄り文化人・財界人が盛んに発言し、読売・産経・日経・NHKなどの右派マスコミがそれを無批判に伝えている。一方でハト派と呼ばれる人々は大きな声で語らず、まとまりも悪い。
A 観念的な言葉ばかり振り回し、アイデアもなく、人間味にも欠ける旧社会党や共産党などの左派政党、労働者の権利ばかり要求してきた日教組などの組合などへの支持が低下してきたツケが今出ている。
B テレビ局は視聴率のこと以外何も考えていない(若貴問題や杉田かおるのことなど報道量は100分の1も要らない筈)。トーク番組にも軽佻浮薄なタレントばかり起用し、一億総白痴化が現実のものになっている。

等々あるでしょうが、こと歴史問題に関しては何と言っても「つくる会」とその支援者たちが、ひつこく、ネチネチと運動を続けてきたことが、「成果」(?)を生んだものと思います。「つくる会」は資金も潤沢なようです。
   中国や韓国からの日本批判や反日運動に対して、「諸君」など右翼系のマスコミやかなりの割合の一般人が過剰に反応するのも、これらの国々が経済的にも力をつけてきたことへの無意識の危機感や、不法入国などの外国人による犯罪の増加で、外国人への視線が厳しくなっていることと共に、「つくる会」などの活動が背景にあることは見逃せません。「つくる会」の賛同者のリストを見ると、右寄りのお馴染みの人たちの他に意外な人も入っていて、ビックリするやら情けないやらです。

   「靖国問題」に関して、作家の渡辺淳一さんが朝日新聞に出色のエッセイを発表しています(7/30)。全面的に同感です。まだ読んでいらっしゃらない方はこちらをご覧下さい。私も、親たちの世代が戦後20年以上経っても、中国や韓国・朝鮮のことを「チャンコロ」とか「チョン」とか呼び、彼等を蔑むエピソードを楽しそうに語り合っているのを記憶しています。事実を認め、きちんと謝罪することなしには何も始まりません。それを「つくる会」などが「自虐史観」などと呼ぶのはとんでもない間違いです。
   昨年も書きましたが、ドイツのワイツゼッカー元大統領が述べた「過去に目をつぶる者は、現在にも盲目になる」という言葉を、改めて噛みしめたいと思います。

2.杉並区特有の事情
   山田宏杉並区長は、最近では「住基ネットは危険かつ税金のムダ」といち早く見抜いて、一貫して反対し、杉並区の不参加を主導してきたことで大変有名になりました。またスーパーのレジ袋税導入も全国で初めて実現させました。全国で唯一首長の任期について多選自粛条例を成立させたことも知られています。しかしこういう先進的な政策を発想する政治家である反面、右寄りの思想の持ち主でもあるようです。石原都知事が将棋の棋士などを都の教育委員とし、横山教育長(現副知事)のもとで都の教育委員会が暴走を始めたように、山田区長も教育長を変え、元TBSの大蔵雄之助氏などを区の教育委員にはめ込んで今回の教科書採択を実現させました。区長選の時、多くの杉並区民は山田区長について、そんなに深く考えずに投票したに違いありません。もし思想傾向を知っていたら投票行動はかなり変わっていたかも知れません。民主党系(山田区長は日本新党)の政治家でも、特に旧新進党、旧自由党にいた人にはこういう人も多いので要注意です。例えば西村真悟衆議院議員、上田埼玉県知事、松沢神奈川県知事などです。8/9に「民主党には変な人もいます」と書いたのはこういう意味も込めています。
   もう一つ杉並区の事情として、「つくる会」の教科書反対運動が、特定の政治団体の主導で進められたことがあるようです。杉並区は原水禁運動発祥の地としても知られるように、元々革新系の強いところとして知られてきました。新左翼の「中核派」と結びつきが強い人が都議会議員に当選したことがあるほどで、今回区役所前で反対していた人たちも、このグループのメンバーやそのシンパが多かったようです(勿論賛成派には「つくる会」が動員を掛けて集まった人達が大勢いたでしょう)。ともかく素朴に反対の気持を持っていた普通の人たちは一歩引いてしまい、反対運動が広がりを持ちにくくなってしまったということが あるのではないでしょうか。

   様々なプラス評価を差し引いても、「つくる会」教科書の採用を企み、実現させてしまった山田区長は、大げさに言えば万死に値します。わたくしごとですが、杉並は私が生まれたまちでもあり、多くの文化人や知識人が暮らしているリベラルな土地柄でもあります。話は飛びますが、神奈川県逗子市の池子米軍住宅建設反対運動の中で、普通の主婦たちが中心になって「市長リコール」の署名運動を開始したのが、21年前の今日8月14日ということです。主婦たちのエネルギーは富野暉一郎市長を誕生させました。かつて自然発生的に原水禁運動を巻き起した杉並区民にも、それと同じことをを期待するのは酷でしょうか。

   武蔵野市でも今月中に中学校の教科書が決まります。この重要な時期にM委員は7月と8月の教育委員会の定例会を連続して欠席していましたが、教育委員全員で真剣に教科書選びに臨んで欲しいと思っています。

                                             

   2005 年 8 月 17 日(水)                                                                            
 これは凄いことに!

   昨日トップページでチラッと予告しましたように、きのう夕方武蔵野市に激震が走りました。昼間の震度4の地震の比ではありません。新聞などで御存知のように、6期目半ばの土屋武蔵野市長が今度の衆院総選挙に自民党公認で出馬することになりました。「市政は十分やり尽くした(飽きた?)」からでしょうか、「国政は男のロマン」だからでしょうか。議会内では、公式にも非公式にも土屋市長が郵政民営化賛成だということはこれまで一度も聞いたことはありませんでしたが、そこは自民党的な処世術で他の「刺客」と同じく、「どうにでもなる」のかも知れません。ともかく「菅直人VS土屋正忠」という実力者同士の正面衝突が実現することになりました。

   そのこと自体にも大変興味がありますが、市長辞職を受けて行われる次の市長選挙がどうなるか、市議や市役所職員の間では蜂の巣をひっくり返したような騒ぎです。まもなく市民全体の大きな関心事になるでしょう(そうならなければおかしい)。市長選は市長辞職後50日以内に実施というきまりのようですから、9月末か10月初め頃の投票ということになりそうです。争点は「過去22年間及び現在の土屋市政をどう評価するか----どこを肯定しどこを否定するか」ということになると思います。そして野党統一候補が出せるのか、自民など与党側はどうするのか、注目されます。

   8月6日にお知らせした「市議会の本質的な改革について」の考察は当分お預けになりそうです。

                                             

   2005 年 8 月 18 日(木)                                                                            
選挙はただの人気投票か? 

   小泉自民党は、セレブ、エリート、キャリアウーマン、などと呼ばれる女性を中心に、次々と「刺客」を繰り出していますが、それだけでは不足なのか、料理研究家、女優さらにはホリエモンにまで触手を伸ばして、総選挙を「有名人人気投票」にする戦略のようです。宝塚出身の元女優が参議院議長であったり、国会は別名「プロレスの府」と言われたりする位ですから、そういうのもアリかも知れませんが、私はもっと真面目に、郵政だけではなく、今の行き詰まった日本をこれからどうするか、政策で争ってほしいと思います。
   それにしてもキャリアもあり気位も高そうな人達が「総理から直々に要請を受けた」というだけで、コロッと自民党から出馬するのは、やはり日本人は「お上や権威に弱い」ということでしょうか。

   ホリエモンに関しては、「メディアの経営者に立候補制限がないのは主要国ではイタリアと日本だけではないか」と誰かがラジオで言っていました。確かにイタリアではベルルスコーニ首相の世論誘導がしばしば問題になりますし、日本でもかつて読売グループ社主正力松太郎氏が参議院議員であった頃、電波免許のことや紙面の偏りについて、トラブルがあったと記憶しています。新聞やテレビはただ面白そうな話題を追うだけでなく、こういう問題も深く追及してもらいたいものです。

   4年前の参院選では「自由連合」から野坂昭如(作家)、高橋三千綱(同)、戸川昌子(同)、渡部絵美(元フィギュアスケーター)、荒勢(元関脇)、高信太郎(まんが家)、佐山 聡(初代タイガーマスク)等々の有名人が立候補しましたが、結果は惨敗でした。与党の大自民党ではまさかそういうことはないでしょうが、ここまでやると、有権者の心理はどう動くか、分ったものではありません。

   きのう8/17の日刊ゲンダイ(メルマガ版)に次のような記事がありました(ペーパー版も同じだと思います)。

                                              ▼ 菅潰しには現職市長 ▼
 菅前代表(58)と同じ東京18区(武蔵野、府中、小金井)から自民党公認での
出馬が決まった土屋正忠武蔵野市長(63)は、市民参加の長期計画策定不動産を
担保に福祉資金を貸し付ける「武蔵野方式」
で名を上げたやり手市長だ。
「武蔵野市は“土屋王国”で、83年の当選から6期目に入った土屋市政を評価する
声は多い。菅にとっては強敵です。以前から国政転身をウワサされていたから、菅陣
営に驚きはないでしょう。しかし、前回の鳩山邦夫と違って、知名度だけじゃなく計
算できる票を持っている。きわどい勝負になるかもしれません」(選挙事情通)

   太字のところは事実と違います。毎日読者の興味を引きそうな記事を書き飛ばさなければならない記者の方々には同情しますが、きちんと「ウラを取って」ほしいものです。以下に「正解」を示します。

● 市民参加の長期計画策定
   武蔵野市の長期計画は1973年(昭和48年)に、当時の後藤市長のもとで最初に実施され、市内在住の学者の方々による計画として注目を浴びました。当時は自治体職員が計画策定に熟達していないこともあり、ほとんどの自治体が計画策定を外部に委託していたそうです。そんな中、武蔵野市が長期計画を専門家の学者とは言え、「市民」の参加で進めたという方式は目新しく、市民参加・職員参加・議員参加などの意見収集の仕組みも並行して考えられていたために、「武蔵野方式」として注目を浴びる要因になったようです(「自治体は変わるか」松下圭一  岩波新書)。 しかし、この本にも書かれていますが、当時からこれは「本当の市民参加ではない、単なる『学者参加方式』ではないか」と揶揄された面もあったようです。現在では当初の理念も形骸化して、行政がお膳立てをした上に単に学者が乗っかっているという官主導の「武蔵野方式」になってしまいました。「官から民」への時代と言われますが、まず計画策定のど真ん中に市民を参画させ、抜本的に仕組みを変えることが必要ではないでしょうか(この辺のことは昨年11/6「武蔵野市の策定委員会方式の疑問」として詳しく書きました)。

   今日では、お隣の三鷹市が325名もの市民を巻き込んだ「みたか市民プラン21会議」で計画を策定する方式を実現させています(三鷹市では昭和40年代から「市民会議」方式を採用)。このような三鷹市の取り組みは、全国的にも「市民と行政とのパートナーシップの実践」として高く評価されています

不動産を担保に福祉資金を貸し付ける「武蔵野方式」
   行政が直接融資するタイプのリバースモーゲージで、1981年(昭和56年)土屋市長の前の藤元市長の時代に、武蔵野市福祉公社を設立して始めたものであり、土屋市長になってから大きく発展したということもありません。


   昨日今日と市役所職員と話をして、皆さん一様にご機嫌で、伸び伸びしているのに驚きました。7月23日に書いた、市役所内の「自由にものが言えない雰囲気」が、少なくとも今は薄れてきているようです。
   また街で買物をしていて「菅VS土屋」の話題を耳にしました。今日出会った数人の市民からは「土屋市長は郵政民営化賛成だったの?」という素朴な質問がありました。また殆どの市民は「土屋さんは比例順位で優遇され、自民党からは当選が保証されていると考えてまず間違いない」ということは御存知ないようです。菅さんはどうされるのでしょうか。前回と同じく、「退路を断つ」のでしょうか。

 

                                             

   2005 年 8 月 23 日(火)                                                                            
 新党「日本」  田中知事   ホリエモン

   8/21夕方の新党「日本」の結成発表は、田中康夫長野県知事と自民党の郵政民営化反対の面々の組み合わせということで、かなりのサプライズでした。当日夜から翌22日月曜日にかけて、代表に就任した田中知事は各局テレビに出ずっぱりで、数年前大きな手術をした人とはとても思えないような、エネルギーの塊となって熱弁を奮っていました。前回の総選挙では民主党の応援団だったはずで、最近は石原都知事を妙に持ち上げてみたり、泰阜(やすおか)村への住民票移転にこだわって、二審にまで裁判を引張ったりと、ちょっと理解できない行動が多く、今回のこともその延長線上にあるのかも知れません。県民の支持率も下がったのも当然と言えば当然ですが、県議会や地元マスコミのやっかみや嫌がらせがそれを増幅させている面もあると思います。財政状況の改善など、これまでの実績は正当に評価されるべきです。

   それはともかく、相変わらず田中知事の弁舌には迫力があり、具体的な実例、数字を挙げての説明には説得力がありました。特に、郵貯・簡保の資金から財政投融資として特殊法人などへ貸し出されている金の多くは既に不良債権となっていて、それを外資に売り飛ばして国民が大損害を被るという事態が、小泉=竹中ラインによる郵政民営化法案が通ってしまうと現実に起こりうるということを、私が8/9に書いたのと同じく、長銀(現新生銀行)を例に挙げて説明していました。改めて述べると、国は6兆円の公的資金を長銀に投入しながら、10億円で外資(リップルウッド)に投げ売りし、最終的にリップルウッドは1兆円以上を儲けたという事実です。またライブドアの堀江社長について、メディアの経営者が立候補することの危険性を、イタリアのベルルスコーニ首相を引き合いに出して語っていました(このことについてもたまたま8/18に書きました)。

   その堀江社長は、自民党本部で似たような体型の武部幹事長と並んで出馬の挨拶をしていましたが、何から何まで自民党にお膳立てしてもらって、「無所属です」というのには思わず笑ってしまいました。ホリエモンについては、去年のプロ野球騒動や今年のニッポン放送株買い占め事件でも、ずっと好意的に取り上げてきましたが、猪突猛進でエスタブリッシュメントにぶつかって行くからこそ生きてくるキャラクターであり、事実上自民党から出たのでは何の意味もありません。以前堀江氏のことは「やや幼稚で思慮に欠ける(2004/9/24)」とも書きました。一度も選挙で投票したこともないそうですが、今回の騒動は「幼稚で思慮に欠ける」面がもろに出てしまったということでしょうか。



   そろそろ、衆院選も第2幕に突入したという感じですが、私の現在の大きな関心事は、土屋市長が自民の比例区でどういう扱いを受けるのか(何位に指名されるのか)?、武蔵野市長選にはどんな候補者が出てくるのか ?  の2つです。菅さんとの公開討論会も予定されているようですから、郵政民営化賛成の立場から市長がどんな主張を展開するのかも注目されます。菅さん相手だと、これまでの市議会での強気の答弁だけでは切り抜けられないと思います。もっとも府中の自民党支部が土屋市長の出馬について揉めているという話も洩れ伝わってきていますから、今はそれどころではないのかもしれません。


                                             

  2005 年 8 月 25 日(木)                                                                            
  選挙関連あれこれ

   総選挙本番が迫ってきました。公示日(8/30)以後は、何でもないことを書いても、選挙妨害として問題になることもあるようなので、忌憚のない感想なり情報なりを早めにお知らせしたいと思います。

1.全般的なこと
   今朝(8/25)もTBS系のみのもんたの番組で菅対竹中のトークバトルをやっていました。前回日テレの時(8/14)ほど差はなかったと思います。ただ竹中氏は口数はまことに多いのですが、しゃべればしゃべるほど、薄っぺらのセールスマンのセールストークを聞かされているようで嫌になってしまいました。人間的な魅力はゼロです。ご本人自身の問題については以前も少し触れました。余談ですが、みのもんた氏は相変わらず態度が滅茶苦茶にデカいですね。

   前哨戦は小泉自民党の完勝と言う外ありません。思い出されるのは解散直後の民主党の赤松広隆議員(元社会党書記長)のセリフです。「今回は民主党が勝ちますよ。だって負ける要素がないもん」。ニコニコ笑ってインタビューに答えていましたが、この時「この人は一体どうなっているのか」と思いました。今頃は青くなって選挙区(愛知5区)を飛び回っているのでしょう。

2.東京18区のこと
   菅VS土屋の一騎打ちということで徐々に熱を帯びてきた東京18区の状況です。
   昨夜は土屋正忠後援会主催の恒例のビヤパーティーが行われ、突然の出馬のこともあり、市長として最後ということもあり、盛況だったようです。ただ府中市の自民党関係者の参加が少なかったようで、今後はこの方面集中的にテコ入れを図るのではないでしょうか。

   土屋後援会といえば、「後援会だより(現在の正式名は「市政ニュース」)に年に一度「会計報告」が載ります。これを見ていてちょっと妙なことに気が付きました。この会計報告と東京都選管に提出する「収支報告書」は、土屋市長の政治資金管理団体=土屋後援会なので内容は完全に一致する筈で、事実殆ど一致しているのですが、1ヶ所「繰越金」が一致しないのです。念のためH15年分をスキャンして示します。

土屋正忠市政ニュース 第84号(H16年8月発行)
(丸の部分を拡大したもの)


東京都選挙管理委員会に提出したH15年度収支報告書

   ちょっとわかりにくいと思いますので、項目を整理して並べ直すとこうなります。


要するに「繰越金」だけが両者で大きく違っているのです。不思議です。




                                             

   2005 年 8 月 27 日(土)                                                                            
選挙関連あれこれ  その2

1.全般的なこと
   民放のニュースやワイドショーでは、どの局も相変わらず「刺客」騒動など、話題の選挙区のことばかり追いかけています。具体的には、茨城7区(故永岡議員の妻が出馬)、東京10区(刺客:小池百合子)、新潟5区(田中真紀子に刺客)、静岡7区(イケ面現職に財務省女性を刺客として送り込む)、岐阜1区(野田聖子vs女性刺客)、愛知4区(刺客:料理研究家)、奈良2区(刺客 高市早苗)、大阪10区(辻元清美が立候補)、広島6区(亀井静香vsホリエモン)、鈴木宗男の新党結成のこと、新党「日本」(代表田中康夫)のこと、くらいで、沢山の選挙区のようにも見えますが、数えてみれば全国300の小選挙区の内、テレビに出るのは僅か9区程度です(ムネオ氏、田中康夫氏のことは除く)。しかも内容はどのテレビ局でも似たり寄ったり、300も選挙区があれば、ちょっと視点を変えればいくらでも「面白い」材料はあるはずですが、残念ながらそうはなっていません。
   これまでもタマちゃんが現れたとか、レッサーパンダが立ち上がったとか、若貴騒動とか、杉田かおるがどうしたとか、とにかく視聴率が取れそうな話題に飛びついてたれ流すという番組作りが続いてきましたが、相変わらず何も変わっていないようです。先日曽我ひとみさんの夫が米国に一時帰国した時、小さな町に日本人取材陣が大挙詰めかけて、地元の市民やテレビ局に呆れられていました。どこか1局でもいいから、他局とひと味違った報道をする、ちょっとだけクレバーなテレビ局は現れないでしょうか。

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   共産党は今回、小選挙区の立候補者を大幅に減らすのではないかと噂されていましたが、300選挙区の内、275区で候補者を立てるようで、方針は変わっていないようです。「自民も民主も同じ」という理屈で、全選挙区立候補を目指すのでしょうが、この党は「政権交代は嫌い」で「自民党を助け」たくて「政治を面白くしたくない」ように、私の目には映ります。前回は全300の小選挙区に候補者を出したものの、235人が供託金計7億500万円を没収されました。政党助成金も貰わず(これ自体は大変立派なことです)、党員の寄付と赤旗の売り上げだけで、巨額の供託金を支払っても、あのように立派な本部ビルが立つとは不思議な感じがします。

※ 公職選挙法では売名行為など無責任な立候補を防ぐという理由で、供託金没収の制度が設けられています。衆院の小選挙区に出馬する候補には300万円の供託金が義務付けられていて、各選挙区で有効投票総数の10分の1を得られなければ没収され、国庫に収められることになります。供託金没収の場合、ポスター、ビラ、はがきなど通常は公的負担の選挙運動費用の大部分も候補者が支払わなければなりません。踏んだりけったりです。


2.東京18区のこと

● 本日3:00頃 吉祥寺北口で菅さんが演説をしました。 たくさんの人垣ができて、7月の都議選の最終日のような熱気で、市民から「がんばれよー」のかけ声が掛かっていました。小泉自民党に対しても少しも臆するところはなく、「小泉さんは背中に入れ墨のあるおじいさんの血を引いてケンカ上手だが、ケンカの相手は自民党の仲間内だけ。官僚とのホントのケンカはやったことがない!」と菅さん独特の言い回しでしゃべっていました。
19時からは小金井公会堂で、18区立候補予定者の公開討論会(主催:青年会議所)が開かれます。聞きに行くつもりです。

吉祥寺北口で演説する菅民主党前代表

● 8/23の土屋正忠後援会主催の恒例のビヤパーティーの話題を2つ
その1 私がちょっと知っている民間の建築業者は、市の仕事を少しやっている関係か、都議選の時のO候補の「おにぎりパーティ」もそうでしたが、ビヤパーティ(土屋市長後援会主催)にも誘いが来たそうです(こういうのを「しがらみ」というのでしょうか)。「おにぎりパーティ」では会費5千円も払ったのに、本当におにぎり2個しかありつけなかったとぼやいていました。「土屋さんはもう武蔵野市長ではなくなるので、土屋関係のパーティ出席は今回限りにする」そうです。
その2 市の幹部クラスも、このビヤパーティーに誘われているようですが、断るのには相当勇気がいるようです。

● 8/23  市議会の臨時会で土屋市長の辞職について審議され、全会一致で認められました(あとで調べると市長が任期途中、20日以内の退職を申し出た場合には議会の同意が必要ということ初めて知りました)。ところで市長が突然辞職、衆院選出馬という全く同じ状況の岡山市では、市長辞職願に対して討論があり、「なぜ途中で投げ出すのか」などと追及したそうで、採決でも52名中9名が「不同意」だったそうです。こちら武蔵野市では議会運営委員会で、議長から「辞職の時期に同意するかどうかの賛否を取るだけで、辞職について賛成・反対討論をしないことでお願いしたい」との提案がありました。私は傍聴していただけですが、会派「むさしのリニューアル」としては、相談の上「今更討論しても」と素直に従ったのですが、地方自治法の規定について不勉強で疎かったために、もしかしたら「一杯食わされた」のかも知れません。 

※地方自治法第145条 
普通地方公共団体の長は、退職しようとするときはその退職しようとする日前、都道府県知事にあつては30日、市町村長にあつては20日までに、当該普通地方公共団体の議会の議長に申し出なければならない。但し、議会の同意を得たときは、その期日前に退職することができる。

   
次回は政治資金関連の話題についてもう一度取り上げます。


                                             

   2005 年 8 月 28 日(日)                                                                            
選挙関連あれこれ その3    速報!公開討論会   菅直人vs土屋正忠vs宮本徹

   昨晩7時から小金井公会堂で、東京第18選挙区立候補予定者3人の公開討論会が青年会議所(JC)主催で開催されました。定員800人のところ、集まった聴衆は500名から600名くらいで、まずまずという印象を受けましたが、年輩の人たちが中心で私の近くに座っていた5〜6人の若い人達は30分くらいですぐに帰ってしまいました。今回はテレビカメラは全部を収録していませんでしたので、ケーブルテレビなどでの放映はないようです。都議選の公開討論会が横槍が入って放映を止められたことに、JCもケーブルテレビも懲りてこうなったのでしょうか。
   
● 全体の印象
   3人の服装は菅さん宮本さんがいわゆるクールビズ、土屋さんが背広にネクタイと、最近テレビで見る与野党の論客とは反対でちょっと面白いと思いました。

討論会終了後の3人の握手


   菅さんは落ち着いていて風格があり、存在感を感じました。話しぶりはあくまでも冷静で、人々に自分の考えを訴えるという姿勢が最後まで貫かれていました。また土屋市長が健保と年金など、何点か勘違いした説明をした際には、すぐさま間違いを指摘し論破していました。マクロの数字はもちろん、具体的な裏付けや仕組みが見事に整理されて頭の中に入っていることがよくわかり、TVでディベートをやり慣れているだけではない、菅さんの能力を改めて実感しました。率直に言って格の違いを感じました。
 
   土屋市長は最初登壇すると、会場に来ていた後援会などの支援者らしき人達にいちいち手を上げて会釈していて、組織票頼みの選挙をしているという雰囲気を感じました。また私が判っただけでも15人前後の武蔵野市の職員・市の審議会の委員などが来ていましたので、そういった面々を壇上から確認していたのかもしれません。武蔵野市議会での質疑の時などには、大きな態度でふんぞり返っていることが多いのですが、この日は妙に腰が低く、笑顔を絶やすこともなくて、”選挙モード”に切り替えているなと感じました。
   ディベートでは、地方自治などについては市議会での時と同じく、うんちくをとうとうと語っていましたが、国政についてはにわか勉強なところが所々で現れていました。ただ「郵政民営化賛成についてはこれまであまり話したことはない」などと正直に語ったのは、知ったかぶりをするよりはむしろよかったと思います。

   宮本さんは、ディベートの場面ではたまに土屋市長をやり込めるなど健闘した部分もありましたが、全体的に見れば「共産党のマニフェスト」をそのまま述べるので、折角の熱気に水をさし聞く気がしなくなりました。公開討論会に聞きに来る人たちは、候補者がどんな風に自分の言葉で何を語るかを聞きたいと思って来ている筈です。政治家はその場の空気を感じ取って、アドリブで人々に何をどう伝えるかが勝負のはずです、共産党の候補者にはこの点についての感度の鈍さを感じます。 

● 土屋発言で気になったこと
   討論会の最後、各人に2分間自由に述べる時間を与えられて、土屋市長はメモを見ながらこんなことをしゃべりました。「国の経営に参加する者は、国家に対する忠誠心、人類に対する責任、市民と共に歩む目線が必要である」。あとの2つはともかく、1番目の言葉は戦前的な「滅私奉公、忠君愛国」を思い出して、何か空恐ろしい感じがしました。国や組織が間違いを起こしても、それに殉じることが正しいとまで思っているのでしょうか。いずれにしても、こういう発言がすぐ出てくるところに、この人の「上から管理し従わせる」という、市議会で間近に接していていつも感じる体質がよく出ていると思いました。
   

                                             

   2005 年 8 月 29 日(月)                                                                            
 選挙関連あれこれ  その4

1.全般的なこと
 
東京12区では八代英太氏の動向を巡って大騒ぎのようですが、とにかくみっともない話です。自民党は公明党から「八代氏の12区からの止めさせなければ選挙協力はしない」と迫られて、比例区での優遇の密約をして、一旦立候補を取り止めさせたというのは常識です。しかし、公明党との全国的な選挙協定は成立したし、きょうまで引き延ばしたので、今さら八代氏が再び立候補を表明しても準備が間に合わず、この選挙区では公明党も多分大丈夫だろうから面子は立つ、という深い策略で自民党は八代氏を切り捨てたのでしょうか。そこまでのことは考えず、世論の動向を見ながら、やっぱり止めておこうということになったのでしょうか。
   かつて自民党を批判して初当選し「二院クラブ」に所属したものの、いつのまにか自民党入りし、同党にしがみついてきた八代英太氏は愚かですが、ちょっと哀れで可哀想な気もします。

   「刺客」という言葉を使うなと、自民党から各メディアに要請がありましたが、これで一斉に各社・各局が自主規制するとしたら、これまたみっともない話です。

 
 田中秀征さんと言えば、自民党を批判する人たちが1993年結成した政党「新党さきがけ」の中心人物の一人で、清廉潔白な人(それだけに選挙でもよく落ちた)としても知られていましたが、いつから小泉自民党の熱心な応援団になったのでしょうか。この人の声は異常なほど低く、そのうえ話が回りくどいので、何を言っているのか分かりづらいのですが、きのうは「刺客騒動のサプライズ第1弾も終息したので、この先第2弾を放たないと世間の関心が続かないのではないかと心配している」というような発言をしていました。この人は「日本は国連安全保障常任理事国入りに慎重であるべきだ」と言って「国連常任理事国入りを考える会(会長はなんと小泉純一郎)」を作り、注目されたこともありましたが、今ではこれも曖昧にしているようです。
2.東京18区のこと
   土屋正忠前武蔵野市長(本日8/29正式に退職)は過去の市長選で「カンパとボランティア」のクリーンな選挙を標榜して戦い、連続6回の連続当選を果たしました。「ボランティア」の部分についてはよく知りませんが、資金の集め方・使い方については、毎年東京都選挙管理委員会に提出される政治資金収支報告書を見るとかなりのことが分かります。
   8/25に取り上げたのと同じ、H15年分(市長選の行われた年)の収支報告書を見てみます。この年の収入総額(前年度からの繰越金を除く)は3,796万円余、支出は3,197万円余でした。選挙の年とはいえ、収入も支出も随分多いのが分かりますが、同時に選挙に大金を費やしても、それでもお金が余ることがあるのかと、妙に感心してしまいました。
   収入の内訳ですが、団体からの寄付は、東京都医師政治連盟武蔵野支部からの100万円など計231万円となっています。個人からの寄付は総額2,914万7,539円で、その内住所氏名の記載が義務付けられた大口寄付は1,276万6,000円、5万円未満の小口寄付は1,638万1,539円となっています。寄付以外の収入の大部分は政治パーティーによる収入で650万円余です。

   さて大口の寄付をしている方々を見ると、芸術文化関係団体幹部(90万円)、商工関係団体幹部(50万円)、経営者サークル幹部(50万円)、商工関係団体幹部(50万円)、商工関係団体幹部(30万円)、武蔵境駅前再開発のための団体幹部(20万円)など、私が知る範囲でも武蔵野市が毎年補助金を出してる団体の幹部の人たちの名前が沢山見つかりました。
   また元助役(10万円)、元部長(5万円)、元部長(5万円)、元助役(5万円)、元収入役(5万円)、助役(21万円)、元部長(5万円)、元部長(5万円)、元民生委員(10万円)・その妻(5万円)、児童委員(11万円)、外郭団体幹部(10万円)、同(10万円)、市の仕事をしている弁護士(10万円)、同(10万円)、外郭団体元監査役(13万6千円)、市の防災関係団体理事(6万5千円)など、本来政治から一線を画し、中立公平なサービスを心掛けることが望ましい行政側の関係者からも、随分寄付をもらっています。以前私が一般質問で指摘した、武蔵野市のイベントなどの仕事を多く引き受けているデザイナーからも毎年のように多額な寄付を受けています(H15年度は10万円)。
   「カンパ」と聞けば、純粋な心情からの寄付・献金を連想しますが、実態的にはしがらみや見返り期待からの「カンパ」も相当あるのではないかと想像させる内容でした。土屋氏に限らず政治家、とりわけ権力を持っている側の人の集金方法として、ありがちな話かも知れませんが、感心できません。




                                             

   2005 年 8 月 31 日(水)                                                                            
   東京18区の自民党新人候補は先日の予測通り、東京比例区名簿で特別の順位を与えられ、※早くも当選が決まりました。国政へのチャレンジと言ってもこれではシラケます。石橋を叩いても渡らない性格という噂は本当のようです。
※ 但し、小選挙区選挙の供託金没収点である有効投票数の10分の1の得票をクリアしなければなりませんが、これを下回ることは到底有り得ません。

9月市議会 一般質問のお知らせ

   衆議院選や市長辞職などですっかり影が薄くなりましたが、9月市議会(平成17年第3回定例会)での一般質問のお知らせです。
   今回は土屋前市長が辞職後の本会議9/2(金)で、2人の助役(教育問題では教育長)に対して計7人の議員が一般質問します。私は7番目ですので、9/2の午後3時以降になりそうです。
   与党幹部から「選挙中なので一般質問はやらないように」という妙なお達しが出たようで、いつもに比べて一般質問する議員が半分以下になりました。自民、市民クラブ、公明の与党議員は今回誰も質問はしないようです。妙な話です。総選挙でどんな仕事があるのか知りませんが、市議会議員が市議会で質問をしない、それも最も重要であるはずの一般質問をやらないというのでは、議員として市民に対する責任を果たさないというばかりでなく、議会の存在理由が問われる事になるのではないでしょうか。
   それはそれとして、市長不在で助役がどんな受け答えをするか、武蔵野市議会ではこれまで、まず見ることができなかった興味深い機会ですので、お時間ある方は是非傍聴にお出でください。

 今回の一般質問では、私は次の項目について質問します。

1.市長と市の職員の適切な関係について

2.武蔵野市総合情報化基本計画について

3.プロポーザルコンペと市の施設の設計者について

4.パブリックコメント(市民意見募集)の手続きについて


   当日議会事務局に電話すれば進行状況がわかります。(TEL0422-60-1883)インターネットの生中継にも当日こちらのページから接続できます。