議員日記  2004年8月
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   2004年8月6日(金)                                                                            
「ロック踊って、水着でプール!?86才の青春ドキュメンタリー」
   市内在住の監督による、映画「花はんめ」

   
   今回は映画の紹介です。武蔵野市関前に住む金聖雄(キム・ソンウン)監督が作った映画「花はんめ」が9月4日に武蔵野公会堂で上映されます。すでに、NHKや朝日新聞・東京新聞などでも取り上げられていますので、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、たくさんの方に見てほしい映画です。ナレーションは金監督自らが担当しています。

 金さんは在日2世で大阪生まれ、在日一世のお母さんを亡くした後に、たまたま川崎市桜本に住む在日一世のおばあちゃん達と知り合い、そのたくましさに惹かれ、「母親と同世代の在日一世が何を考え、どんな風に生きてきたかを記録したい」と4年間通い続け、ドキュメンタリー映画として完成させました。

 「はんめ」とは韓国の方言で「おばあさん」の意味。「花はんめ」というタイトルは花を髪に刺して踊るおばあちゃんの姿をイメージしているそうです。映画は主に「清水の姉さん」と呼ばれる孫分玉さんのアパートの一室に、毎日のように70代以上のおばあちゃん達が集まり、共に食卓を囲む日常が描かれています。年をとり地域の人たちの助けを受けたり、おばあちゃん同士が協力し合ったりと、さりげない生活がつづられています。私も観ましたが、舞台となった桜本地区の横町の様子を見た瞬間にとても懐かしい気持になりました。ドラマチックな展開などは殆どありませんが、不思議と退屈しない映画です。

  金監督に「夢はなんですか?」と質問されたおばあちゃんが、「夢なんかないよ。ただ踊って、笑って、今が夢のようだよ・・・」と笑顔で答えていたのが印象的でした。韓国ブームだそうですが、単に二枚目のスターを注目するのではなく、日本に暮らす韓国の人々にも目を向け、お互いの共通項を見つけて欲しいと感じます。

    花はんめHP    はんめ達の生きてきた歴史     金聖雄監督インタビュー(朝日新聞7/31夕刊)

 
   今、武蔵野市に上映委員会というのが出来て、ポスター貼りやチラシまきなどの活動を行っています。市内のチケット販売協力店は下記をご覧下さい。なお、他の地区での上映もありますので、スケジュールは「花はんめ」のHPでご確認下さい。

上 映 案 内
武蔵野公会堂 パープルホール 9月4日(土) @15:00〜  A19:00〜
*1回目と2回目の間に監督のトークショーを予定しています。 
共通前売り券 ¥1,300  当日券 ¥1,500
チケット販売協力店
吉祥寺  トリックトラップ(中道通りのミステリ専門書店)
三鷹北口 りとる(絵本屋)
サイクルスポーツ(バイク屋さん)
武蔵境北口 聚宝堂クララ館(書店)
東村山 マル(カレー屋さん)
トロル(絵本屋)
お問い合わせ
ヒポコミュニケーションズ 03−3355−8702   http://www.hanahanme.com/


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   2004年8月9日(月)                                                                            
ややこしくなったゴミの分別
   再びゴミの話題です。武蔵野市では今月からゴミの分別方法(出し方)が変わりました。これまで「燃えないゴミ」として分類されていたプラスチックの一部が「燃えるゴミ」に、逆にこれまで「燃えるゴミ」とされていた紙類の一部が「資源ゴミ」として扱われることになるなど、ゴミの出し方も曜日も大幅に変わりました。
   「ごみ総合対策課」のページにそれなりの説明があります。ゴミの減量、資源化という狙いは分かりますが、このページの説明を読んで正確に理解できる市民がどれだけいるでしょうか(説明会も各地区で開かれ、今後も予定されていますが、ある地区の説明会に出席した人の話によると、市民からの質問に対して担当者が上手く説明できず、ゴミ問題に関心の高い市民が代わりに説明するような場面もあったと聞きました)。

   例えば「プラスチック」は大きく3種類に分かれます。(1)「ペットボトル」と(2)「その他プラスチック容器」と(3)「その他プラスチック容器を除くプラスチック製品」となっています。1と2は資源ゴミ、3は燃やすゴミとなりますが、大体用語が日本語として全くこなれていませんし、2と3の区別も、実際にゴミを目の前にすると非常にあいまいです。家族全員の協力を得るためにはもっとわかりやすい記述が必要だと感じます。

その他気がついたこととして

「廃油」「車のバッテリー」「廃タイヤ」「塗料」などは、「市で収集できないごみ」として「処理方法については、購入した販売店などへお問い合わせください。」とあります(従来から)。しかし、こういう最も問題が起こりやすく、あちこちに放置されやすいものについてこそ、行政として責任を持って、どこに持って行けばよいか情報を提供するなり、自前の回収ルートを確保して市民に利用してもらうなりすべきものではないでしょうか。
(バッテリーや塗料は住んでいるマンションでもこれまでしばしば勝手に捨てられて、管理組合でも処理に困っているものの1つです。)
集合住宅のゴミ回収については、ゴミ対策課のHPの「よくある質問」にもいくつか載っていて、「今後の検討課題とする」と書かれています。10月からの有料化を目前にこれからの検討では遅すぎます。集合住宅のゴミ回収は今回のゴミ収集施策での最も大きな問題点だと思うので、具体的な手をスピーディに打つべきです(6月の市議会本会議でもその点を指摘し、市長からは早急に対応するとの答弁でしたが、HPを見る限り何の改善策も打たれていないようです。)。

   先日発泡スチロール製の箱を処分することがありました。今月から「燃やすゴミ」とされるようになったので、適当な大きさに砕いて出しましたが、高熱で燃やすことにも、土に還らないものを埋め立てることにも抵抗があります。ソニーがプラントメーカーと共に取り組んでいる、発泡スチロールを常温で溶かして再利用する「リモネンリサイクル」という方法は、比較的簡単に何度も発泡スチロールを取り出せるのでかなり画期的な方法だと思いますが、残念ながら今のところコスト面で一般的な「加熱減容方式」には敵わないそうです。

   また同じく先日家電製品を購入したところ、梱包材に使われていたのはすべてダンボールで、発泡スチロールは全く見当たりませんでした。重い「白物家電」など、全てで一気に転換するのは無理としても、こういう努力で「環境負荷」を減らすのは大歓迎です。ヨーロッパなどではもっと進んでいるのかも知れませんが、日本の一流メーカーのリーダーシップに期待したいところです。

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   2004年8月11日(水)                                                                            
 「みどりのカーテン」探訪(板橋区立第七小学校)・・・その1
   先週のNHK「ご近所の底力」でも取り上げられたので(今週10日深夜に再放送もされました)、板橋区立第七小学校の「みどりのカーテン」のこと、ご存知の方も多いと思います。同小学校の菊本先生からお誘いがあり、昨日見学に行ってきました。菊本先生は、昨年同小の「みどりのカーテン」を取り上げた私の議員日記をたまたまご覧になって早速連絡をくださった方です。
(昨年7/258/18の日記をご参照下さい)

   昨日の午前中には他の小学校の先生の視察、午後からは私や他市の議員の方々の見学、今日11日は環境省のお役人の視察など、毎日大勢やって来るようですが、殆ど一人で応対されているようでした。最近では講演の依頼もあると聞きました。昨年子どもたちと始めた取り組みが大きな広がりを見せている感じです。個人的なアイディアを学校の施策へとつなげた先生の実行力はすごいな、と改めて感じました。

   菊本先生は音楽の先生で、6年生の担任と協力し合って2クラスで、みどりのカーテン作りを実現させています。昨年からの取り組みをざっとまとめるとこんな感じです(11日にUPした内容の一部に追加や訂正がありましたので、8/14変更しました)。

1) 2002年6月・・・現在のマンションに入居して(みどりのカーテンができる仕掛けがあるマンション)ベランダにつる性の植物を育て始めたら、前年に比べてほとんどクーラーも不要なほど夏がぐっと涼しくなり、みどりの効果を実感した。
2) 同年9月・・・この頃、小学校すべてにクーラーを設置させよう、という動きが始まっていたが、クーラーを入れるのではなく、何とか自然の力を借りて涼しくできないかと考えていた。
3) 2003年9月・・・武蔵工業大学の宿谷研究室を訪ね、環境共生や住環境教育についてのお話を伺う。
4) 同年4月・・・学校での取り組みのために自動灌水システムを探していたところ、板橋区内の企業から、そのための資金面や技術面での協力の申し出を受ける。      
5) 6年生の担任と相談して、学校に「みどりのカーテン」の取り組みを提案する。校内ではさまざまな意見が出たが結局ゴーサインが出る。
6) 2003年5月・・学校の職員、保護者、地域の企業の協力を得て、自動灌水装置を作り、子供たちの手でシュロ縄を張り、苗を植え付けてみどりのカーテン作りスタート。
7) 同年8月・・・植えた植物の種類や、肥料不足、台風によりカーテン作りはうまくいかなかったが、子供たちにとってはたくさんの収穫があった。キュウリの収穫も大いに楽しんだ。
8) 2004年3月・・・失敗の原因や成功の秘訣を子どもたちが調べ、ハンドブックにまとめて5年生に託し卒業。
9) 2004年5月・・・土作り、2回目の苗の植え付け
10) 2004年8月・・・すばらしい「みどりのカーテン」ができ、大成功!!成果は画像の通りです。


   
   感心したのは、菊本先生の他人の力を実にうまく借りたり、引き出したりする能力です。周囲の人が自然に協力してくれる雰囲気が出来ているので、壁にぶつかっても、それまで全く面識がない人から手が差しのばされ、問題が1つ1つ解決されてきたのだと感じました。「運も実力の内」とよく言われますが、柔軟な姿勢を保ち、人の意見に耳を傾けるというのはできそうでなかなか出来ないことだと思います。

   今回は菊本先生にやっとお目に掛かることができてラッキーでした。


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   2004年8月14日(土)                                                                            
いつまで続く連続真夏日
   東京の連続真夏日は1995年の37日を軽く越え、今日で40日となってしまいました。もちろん新記録などと喜んでいる場合ではありません。ここ数日リサーチのために市内のあちこちを自転車で回っていたので、ヒートアイランド化を身にしみて感じました。

by  K. Ishiwatari

   ところで地球温暖化で夏の気温が高くなっているのは体感しやすいのですが、本当に顕著なのは冬の気温の上昇だと言われます。特にシベリア、アラスカ、アルプス、北極、南極などで問題が深刻化しています。
   先週のテレビ「素敵な宇宙船地球号」によると、富士山の冠雪も近い将来、冬の間を除いて1年の大半は見られなくなるかも知れないということです。かつては8合目まであったツンドラ(永久凍土)層が、今では9合目から上にしかなくなってしまっていて、雪の表面が植物の緑の肌に取って代わられつつある状況が紹介されていました。普通の緑の山になってしまっては日本の象徴のイメージも台無しです。21世紀の地球環境には、バラ色の未来は待ってくれてはいないことの一例と言えるかも知れません。

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   2004年8月19日(木)                                                                            
アテネオリンピック 2題

   日本選手の活躍で話題沸騰のオリンピックですが、序盤の段階で特に目立つのは、アメリカ、ロシアの成績がパッとしないことです。これからドンドン変わっていくので最終的に同じ傾向になるとは断言出来ませんが、6日目が終わった時点での金メダルの数で日本の8個と比べて、アメリカは10個、ロシアは3個といった具合です。アメリカは総メダル数では多いのですが、優勝できず2位、3位というケースが目立ちます。
   ロシアについてはソ連崩壊の混乱で、練習環境が悪化したり選手が育って来なかったこと、多くの国に分かれたためにウクライナなど旧ソ連圏の強い選手を自国代表にできない・・・などの理由が考えられますが、アメリカはなぜでしょうか。

   テロの影におびえて落ち着いて練習できないのか、本国のメディアも国民も五輪には関心が低いので気合いが入らないのか−−−アメリカでは自国開催の大会でさえ盛り上がりに欠けるのが通例で、今回もテレビ中継はNBC1社のみの独占で、録画も多く他のテレビ局は殆ど無視という状況だそうです−−− それとも男子バスケットボールで締まりのない試合を続けていることが象徴しているように、カネにならない試合には本気を出さないからなのでしょうか。
   とにかくアメリカの一国中心主義は、政治や外交だけでなくスポーツの世界でも強まっている気配です。

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   日本の有望種目が行われる会場に必ず現れるのが、あまりにも目立つ格好をした日本の私設応援団です。ずっと以前の大会からいましたが、たしか一人のおじさんだけがやっていました。今では複数になり、ファッションもエスカレートして、テレビカメラはご丁寧にも頻繁に彼等をアップで映します。中にはああいうのがいいという人もいるかも知れませんが、まわりの状況に無関心で、自分達だけがやたら盛り上がる、外国でのこういった日本人の行状を私は何とかしてほしいと思います。他の国の人たちや雰囲気に気を配ってもうちょっとスマートな応援が出来ないものでしょうか。4年後の北京でもやるのでしょうか。


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   2004年8月22日(日)                                                                            
暑さでダウン  その1
   先週木曜日の夜からインターネットが全く継がらなくなりました。翌日プロバイダーに問い合わせすると、「ノイズが多いのでうまくつながらない、速度を落として調整してみる」との事です。プロバイダーとはADSLの8MB(8000kbps)コースで契約しているのですが、500KBまで落として何とか使えるようになりました。しかしスピードはすっかり遅くなり、かなりイライラします。ふと、電話線の問題ではなく暑さでモデムがおかしくなっているのではないかと思いつき、モデムの交換を依頼しました。翌土曜日に送られてきた同じ型の新しいモデムに取り替えて、プロバイダーの方で回線の調整をしてもらったところ、速度は約4MBにまで回復しました。やはり暑さでモデムの性能が極端に落ちていたようです。


暑さでダウン  その2

   この夏休み、NPO法人I−CASの仲介で、大学生のM君がインターンとして来てくれています。リサーチにも同行してもらい何かと助けられることが多いのですが、先週真っ昼間、自転車で市内や杉並区を一緒に動き回って家に帰ると、周期的に頭痛がするようになりました。どうやら軽い熱中症に罹ってしまったようです。明日からは市議会の委員会も始まるので、早く体調を回復して臨みたいと思います。

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   2004年8月27日(金)                                                                            
一般質問のお知らせ

   9月市議会(H16年第3回定例会)が始まりました。例によって本会議で一般質問を行います。
今回は議長・副議長を除く28人の議員中、17人の議員から質問通告が出ています。私のように毎回質問に立つ議員も少なくありませんが、昨年4月の当選後一度も代表質問・一般質問をしていない議員もいます。
   最近練馬区議会では一般質問は年に1回しか出来ないと知りビックリしました。市議として当然の仕事であり、また貴重な機会でもありますので頑張りたいと思います。

   一般質問は9/1(水)と9/2(木)に行われますが、受付順が13番目でしたので、私の質問は9/2の午前11時頃 からになるのではないかと予測しています。大勢の方、是非傍聴にお出でください。前日議会事務局に電話すれば大体の時間を教えてくれます。インターネットでも生中継されます(議会が始まればつながるようになります)。

      今回は「子育てと仕事の両立を支援するための施策等について」と題して、次の4項目について質問します。

1)子育てと仕事の両立を支援するための施策について
2)「子育てプラン武蔵野」報告書について
3)「地域こども館」と「学童クラブ」の性格づけについて
4) 学童クラブの現状について

   最近市内外の「学童クラブ」などの子育て支援施設をリサーチしてみて、武蔵野市の子育て施策には問題が多いという感を以前よりも強く持ちました。子どもたち、父母の方々、現場の指導者にとって少しでもプラスになるような質問ができればと考えています。


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   2004年8月29日(日)                                                                            
もっての外、「つくる会」歴史教科書の採択と石原東京都知事のこと
   先おととい(8/26)東京都教育委員会が、来春新設する都立初の中高一貫校の中学校の歴史教科書に「新しい歴史教科書をつくる会」が執筆した扶桑社の教科書を採択したというニュースが流れました。とんでもないことだと思います。将棋の米長邦雄氏など、石原知事お気に入りの東京都の教育委員の顔ぶれを見ればこういう結果も予想はつきますが、新設校でまだ教師などいないのをいいことに、こんなことを決めさせたものと断定できます。

   私は「つくる会」のことについて詳しいわけではありませんが、過去の日本の過ちを記すことを「自虐史観」などと言って全面否定し、日本は神国としてひたすら美化する、右傾化しているというより、戦前回帰目指すアナクロ歴史観を持ったグループだと理解しています。ドイツのワイツゼッカー元大統領が第2次世界大戦の戦争責任について「過去に目をつぶる者は現在にも盲目になる」と演説しかつ行動で示したように、過去の事実を認め、過ちについて素直に謝罪することでこそ、近隣諸国の納得も得られるし、国の利益にもなると考えます。
   問題は社民党(旧社会党)や共産党の衰退、ナベツネの読売新聞がドンドン右寄りシフトをしている(産経は元々そうですが)ことなどが象徴しているように、憲法や戦後社会を全面否定するような傾向が相当程度世の中に広まっていることです。
   確かに街なかでも電車でも、態度が目に余る若者や子どもがいます。他人のことを思いやれず、自分の権利ばかり主張する連中もいます。しかしそれは歴史教育や教育基本法のせいではないでしょう。家庭や学校でのしつけがなっていないからだと考えます(学校でのしつけとはアナクロ道徳教育のことではありません。社会生活をしていく上での初歩的なマナーのことてす)。子供のことはそっちのけで、文科省(旧文部省)はひたすら復古教育を目指し、教師(日教組)は勤務条件改善や賃上げ闘争ばかりやってきたことが今日の学校の荒廃を招いたのではないでしょうか。警察や病院にも言えますが、問題が起こっても学校ぐるみで隠そうとする体質が依然として続いていることも問題です。

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   石原知事は圧倒的な知名度、作家という文化人的イメージ、更に裕次郎の兄ということで、政治的に無知な「石原軍団」などを利用して悠々当選を重ねてきました。しかし今回の事を含め、日の丸・君が代を押しつけて従わない教職員は処分するという全国的にも例のないやり方とか、都立の大学統合を強引に進める手法とか、三国人発言とか、「外務省の田中均審議官は自宅に爆弾を仕掛けられても当然だ(本人は国会議員時代ほとんど拉致問題に取り組んできたわけではないのに)」、など言うことやることは目に余ります。
   私は、ディーゼル排ガス規制に熱心なこと、大道芸人に活躍の場をある程度提供したこと以外、石原都知事のことは全く評価しません。無気力、無行動の青島前知事は最低だと思っていましたが、さらにそれ以下でかつ有害です。
   しかし「慎太郎なら何を言っても許される」というムードがあり、マスコミもいわゆる知識人も殆ど沈黙しているのが気になります。
   3月27日に、フランク・パブロフという人の「茶色の朝」という絵本のことをご紹介しました。もう一度繰り返して書きます。
「ちょっと変だと思っていても日々やり過ごしていると、危機はある朝、ドアをノックする」

   次回の都知事選で石原知事の三選を阻止し、首都や日本全体がおかしくなるのを食い止めるために反石原陣営は、菅さん、久米宏さん位の余程の大物候補を立てて、全力で戦わないと勝てないでしょう(まだ知名度は十分ではありませんが、年金問題で社会保険庁のデタラメさを次々にあばいてきた長妻昭衆院議員なども有望かも知れません)。
   しかし聞くところによれば都議会民主党の中に親石原派が相当いたりするなど、三選阻止の道は大変険しそうです。
茶色の部分は8/31に追加しました。)

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